紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

マニアバカ三代

2005-12-21 12:02:37 | ファミリー

10日ほど前、同居していた夫の父の一周忌が終わった。ごく身内だけのささやかな法事なのに、終わるまではなんとなく気ぜわしく落ち着かなかった。

亡くなる前日の大晦日までデイ・サービスに行き、
風邪気味で年越し蕎麦は口にせず、
重湯を飲んで家族が「おやすみなさい」といい、おじいちゃんは早々に就寝。翌日そのまま息を引き取っていた。
ということで、今年のお正月はありませんでした。
来年も我家はお正月はパスです。

法事が度重なり日がたっていくと、もともと明るい夫の姉夫婦たちは、「おじいちゃんの思い出話」に花を咲かせ、ものすごく場が盛り上がります。
おじいちゃんが犬に凝って、コリーを何匹も飼い、調教してコンテストに出場しては、トロフィーや賞状をいやほどもらったこと。
犬に前後して鳥に凝り、ジュウシマツやシジュウカラやうずら、果てはクジャクまで飼育したこと。クジャクが隣家の屋根に逃げ出し、屋根の上で見事に羽を広げていた事。
本職の電気技師としては名人級で、「ひとは死ぬが、仕事は残る」とものすごく丁寧な仕事をし、他人にもそれを要求したこと。
お人好しにもほどがある、とおばあちゃんがあきれるほどピュアな人で、困っている人は思いっきり助けてあげ、人が喜ぶのなら何でも買ってでる親分肌。だから友達は山ほどいたらしい。でも職人気質だからしゃべりは苦手でシャイ・・・。
知っている話も知らない話もどんどん出て来て、親戚力のすごさ面白さを実感しました。

そしてこのマニアックかつピュアな性格の血は夫にも、息子にも色濃く受け継がれています。息子のTくんは2歳で電車オタク、4歳で中島みゆき、6歳でビートルズにはまってました。高校2年の現在、政治にはまって5年目になります。選挙期間になったら、もう・・・選挙カー以上の大変な騒ぎです。

 



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