紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

たとえ写真であっても

2009-07-15 17:14:00 | ファミリー
 もう随分前、まだ金正日のお父様、金日成が存命中のことである。

 『CREA』だったか『旅』だったかは定かでないのだけれど、雑誌の、たぶん海外旅行特集で『世界で一番レアな(行くのが難しい)海外旅行地』として、北朝鮮が取り上げられていた。そのレメ[トで今も記憶に残るページがある。

 当時の国家主席である金日成の写真だか肖像画だかが掲げられた部屋では、彼のメ[トレートに向かって、扇風機が回っていたというのだ!
 クーラーでなく、扇風機、というのも、いかにも北朝鮮だが。

 しかし、実は当時の(もしかしたら今も?)北朝鮮の人を笑えないのである。私は昨日Kちゃんの話を聞いて、上記の記事のことを久しぶりに思い出したのだから。

 私はKちゃんが中一の頃から、好きなオトコがいるのを知っている。かなりの有名人だが、生憎私は彼のことにあまり興味がない。しかし、かなりのイケメンであることや、しゃべりがなかなかのものらしい(ラジオでパーソナリティをしているらしい)という噂も伝え聞いている。歌もうまいらしい(なんせ職業=歌手)。彼の名は福山雅治。

 Kちゃんが彼を好きな事は、随分前から知っていたけれど、どれくらい好きなのかは、まったく未知数だった。でも、昨日はからずも「かなりのもの」らしいことに気づいたのだ。

 雑誌『anan』09.7.15号の表紙が福山雅治だということを知ったので、駅のキオスクで買おうと思ったら、すでに残り1冊で、しかも折れ筋がついていたのでパスした。

 翌日、地元の本屋さんへ行き、『anan』を探しても見当たらない。店員さんに聞けば「売り切れみたいです」とのこと。ガーン!!

 でもチェーン店なので、別のお店にはあるかもしれないということで、仕事帰りに寄れる場所のお店に問い合わせてもらうと、2冊残っているとの事。万一の事態に備え、1冊取り置きをお願いした。

 きのう無事に貰い受け、いや正確には購入し、めでたくウチにお連れすることができた。それからKちゃんを塾に迎えに行くため家を出る前に、食卓の上に置いておいた。

 そのわずかな時間の間に、なんと網戸の隙間から入って来た虫たちが、福山雅治のお姿の上を我が物顔で闊歩していたのだ。一瞬、『anan』を見て喜んだのも束の間、虫たちの闊歩を見つけたKちゃんは、大ショックを受ける。だから帰宅するなり、『走れメロス』の冒頭である。

 Kちゃんは激怒した。

 しかし表紙は愛する福山雅治である。まちがっても虫をつぶして、押し花(虫!)状態にしてはいけない。虫の体液で汚すなど、もってのほかである。そんなことにならないよう、ふーふーと息を吹きかけて、虫をけちらかしたようだ。

 彼女いはく、「成敗!!」。

 キミは暴れん坊将軍か!? 

 そのひとにとって特別な人間というのは、これほどまでに涙ぐましくも、可笑しいのである。

 もちろん『別冊カドカワ:総力特集/福山雅治』だって、本日、本人が買いましたよ!

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2 コメント

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Unknown (れんくみ)
2009-07-16 13:01:41
OH!!
恋敵やん。
毎週日曜日仕事帰り、
マサさんのラジオははずせません。
タマシイが大好きです。
ダブル・マサ(福山・さだ)さんといえば、長崎。
そして軍艦島!次回は必ず行きたい場所です。
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Unknown (紙魚子)
2009-07-16 23:27:56
ライバルだったんですね(笑)
私はまったく興味が無くて、どんなお方か、全然知らないので、また彼の魅力などを教えてくださいね。
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