昨日に引き続き今日も掃除はできなかった。
理由は、戌年の娘と約束した今日が締め切りだった年賀状のデザインとコピーをずれ込ましてしまったためである。とにかく人生初の自分の干支の年賀状を出したい、という気持ちには共感したので、例年のように干支双六の年賀状を少しだけつくってあげ、今日のお昼過ぎにコンビニにコピーに走り、さっき二人で色塗りを終えたばかり。ぐったりである。
あと3日あれば、とも思うが、さっさとお正月に来てもらって、お正月開けにゆっくりと掃除すればいいじゃないか、という非国民のような心の声も聞こえる。どう考えても、明日の真夜中には確実にお正月はくるのだ。なるようにしかならない。
そして年末の目の回るような時に限って、狙ったようにトラブルは発生してしまうものなのだ。
数年前の年末、夫・H氏は突如思いついて、モクレンの樹を買って来た。
たしかに「モクレンが欲しい」と私もおばあちゃんも常々言ってはいた。言ってはいたが、わざわざ12月も押し迫ってから仕事を増やさなくても・・・と口には出さなくても、私とおばあちゃんの目は険しくなっていたはずである。H氏と彼の手下(もしかしたら逆?)であるKちゃんがモクレンを植えるため、庭を掘り起こしていたら突然Kちゃんの大声が響いた。
「おかーさん! 温泉がでたー!!」
驚いて庭に行くと湯気をたてた噴水があがっていた。もちろん温泉ではなく、埋め込まれた水道管がシャベルの衝撃で破裂したのだ。ひざが、かっくんしそうだったが、顔を上げれば地獄に仏、お隣の水道工事のプロのおじさんの顔が見えたので、至急お願いして直していただけた。
年末になると、思い出し笑いとともに甦る事件である。
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