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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

信玄堤で今も領地を守る武田信玄

2019年10月18日 | 日々の、あれこれ

 

 

大きな被害をもたらした、2019年の台風19号。

各地で被害が広がった。

特に川の氾濫による被害は、恐ろしい。

 

山梨でもかなり被害が出たらしいのだが、そんな中で驚くべきことが。

それは「信玄堤」の存在。

それは川の氾濫防止・治水のために、戦国時代にあの武田信玄が築いた堤だ。

 

その信玄堤は今も健在らしい。

なんと、台風19号であちこちで川の氾濫がおきたのに、信玄堤のある個所だけは、氾濫が起きなかったばかりが、おどろくなかれ、特別警報すら出なかったらしい。

他の場所では氾濫で被害が甚大だったのに。

 

す、凄すぎないか?これ。

 

更に凄いのは、他の場所に近代技術で築堤した堤は壊れたのに、信玄堤はビクともしなかった、、という点。

近代技術よりも凄かった、、、ということになるではないか。

おいおい、、、絶句。

まあ、実際に堤を作ったのは信玄配下の技術者だったのだろうが、元々信玄の配下には、きら星の如き優秀な人たちが揃ってたことも大きかったはず。

それとて、信玄の求心力があったればこそ集まったのだろうし。

 

多くの戦国大名は領地の統治のために、治水工事にも力を入れていたのは知られている。

信玄とて同じ。

 

これって、死して数百年たっても、信玄は領地を守り続けているということになるではないか。

今ほどテクノロジーが進んでいなかったであろう戦国時代に、知恵を絞って町を氾濫から救い、戦国時代から今に至るまで守り続けているのだ。

 

地元では、改めて信玄への賛辞が凄かったらしいが、その気持ちわかるなあ。

信玄は今でも地元で慕われているが、その理由がよくわかった気がする。

未来の街まで守ってくれてるんだもの。

そりゃ尊敬されるの、当たり前だよね。ほとんど、神の領域ではないか。

 

なんか、感動的。

 

武田信玄は、やはり偉大で強かった。。

死んだ今でも、台風19号による氾濫を撃退してしまったんだもの。死後の未来まで守ってしまったんだもの。

そりゃ、強いわ。

 

強力な戦国大名が覇を競った戦国時代において、信玄が最強クラスの武将と言われたのは、伊達ではなかったということだね。

さすが風林火山。

時空を越えて民を守るなんて、これこそ本当の格好良さではないか?

 

 つくづく、日本の先人たちには、すごい人たちがいたんだと思う。

先人たちの知恵に敬服。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (鮎川愛)
2019-10-19 03:42:35
幕末と比較して、戦国時代は全く知らない私ですが、武田信玄・上杉謙信など名前だけは知っています。


その武田信玄が時代を越えて、市民を自然災害から防護した功績は、本当に天晴れですね!!


彼の郷里でますます愛され、武勇を一層高めましたね。

科学文明は、確かに昔とは及びもつかないほど現代が進展していますが、技術力は昔の人々による物の方が遥かに強固だということありますよね。


古代遺跡ピラミッドは、設計も組み立ても、現代人は出来ないそうですよ。

日本を例に取るなら、「日本海軍の権化」として大変有名な軍艦「大和」「武蔵」は、現在、設計図があっても決して同じように建造できないそうです。


武田信玄の時代の方が現在とは及びもつかない技術力や人々の心の働きがあったのでしょうね。
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Unknown (だんぞう)
2019-10-19 12:33:17
上杉謙信と武田信玄といえば、戦国時代では共に最強武将と言われた存在でしたから、そのネームバリューもトップクラスです。

あの信長軍団も謙信には負けてますし、家康軍団は信玄には負けたことがあります。家康や信長が武田家に勝てたのは、信玄死後でした。

信玄が築いた信玄堤は、過去の大きな台風にも、びくともせずに、町を氾濫から守っていたそうです。

科学技術的には戦国時代よりも今のほうが上のはずなんですが、科学技術では得られない人間の知恵による技術が昔の方があったのでしょうね。

凄いことです。

戦艦大和は、戦後にアメリカ人技術者から、「こんな凄い戦艦を作った日本の技術者には、大きな敬意を持っている」といわれたそうです。

技術者は技術者を知る、、、そんな感じなんでしょうね。

ちなみに、鉄腕アトムは、10万馬力のままでは、戦艦大和にはかなわないようです。
なぜなら、戦艦大和は15万馬力だったからです。
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