塩を売って緑を買う男・バンベンの日記

塩や重曹を売りながら内モンゴル・オルドスの砂漠緑化を進めるバンベンの奮闘記。商品についてはHP(バンベンで検索)まで!

羊づくし

2006-11-29 | 出張(国内)
ある委託の仕事を請けて札幌に来ている。さすがに寒い。でも歩いていて気持ちのいい寒さ。冬はまだこれからという感じ。夜は協力隊OGとジンギスカンを食べに行った。「たるま」というすすきのにある地元で評判のお店へ。いつも並ばないといけないくらい人気らしいが、たまたまタイミングがよくてすぐ食べることができた。その後すぐに行列ができていた。独特の形をした鉄板で焼いて食べる。羊がやわらかくて上品でジューシーで美味い。どんどん入る。ビールも進む。ひたすら羊とビール。昔の思い出話に花が咲いた。

実は昨日も羊だった。小肥羊(しゃおふぇいやん)。
中国、特に内モンゴルでお世話になった羊のシャブシャブのチェーン店。最近日本で1号店を渋谷に開いたとのこと。協力隊OB仲間と食べに行った。感想「うまい、でも高い」。中国ではたらふく食べて、ビールを浴びるほど飲んでも大したことなかった。日本ではあれだけの素材を使ったら金額が張るもの当たり前かも。僕はこれからも中国の小肥羊にお世話になることにする。

おとといはモンゴル料理の羊だった。三夜連続の羊。三夜三様の羊を堪能した。体が羊くさくなっているのが自分でわかる。

いつの間にか東京

2006-11-27 | 出張(国内)
16時に御茶ノ水でオルドスから来た留学生で大学の後輩のゲゲと待ち合わせ。10数年ぶりに母校を訪れた。懐かしくもあり痛々しくもある。できれば2度と訪れたくないと思った場所でもある。駅から見える神田川の風景やキャンパスまでの道のりが僕をあの暗い大学時代へと誘った。

ほとんど大学に行かずアルバイトに没頭していた日々。大学の講義に何の価値も見出せなくなった僕は留年を重ね、気がつけばキャンパス内に友だちはいなくなっていた。ただ単位をとって卒業するために必要最小限、御茶ノ水キャンパスに通った。こそっと教室の片隅に座り、講義が終わるとこそっと去っていく。時はバブルの絶頂期。好条件で就職を決めていく学生たち。キャンパスライフを謳歌していた学生たちが眩しかった。

一人ぼっちの僕には膨大な考える時間が与えられた。就職活動にも縁がなかった。講義の合間には近くの錦華公園に行き、ベンチに座って缶コーヒー片手にひたすら一人でぼっと雲を見ていた。いつの間にか日本語教師を目指すようになっていた。青年海外協力隊の試験を受けていた。そしてオルドスの大地に立っていた。

考えるだけでもキューンと胸が痛む。今でも時々夢をみる。夢に出てくるキャンパスはいつもにぎやか、そして僕はいつも一人ぼっち。

今まで大学時代のことは触れたがらなかった僕。最近は縁があって、福岡で開かれる大学のOB会にも顔を出すようになった。そして今日、暗い思い出しかないキャンパスを訪れることができた。

真新しいビルが立ち並ぶキャンパス内にわずかにあの頃の建物が残っていた。あの古い教室が残っていてくれてうれしかった。そしてあの孤独な時間、空間は決して無駄ではなかったと確信できた。

夜は他の後輩2人も合流して存分に羊を食らった。とことん語り合った。

今なら堂々と言える。僕は明治大学を卒業したんだと。

ちょっと営業

2006-11-25 | 日々の活動
午前中は新事務所候補の物件を見学。ほぼ決まり。スペースが結構あるのでいろんな使い方ができそうだ。

午後は大宰府。天満宮の側のお茶屋さんへ。商品を届け、しばし歓談。健康や環境を考えて商売をやっているお店。話をしていて心が安らぐ。

より多くのこだわりのお店にバンベン商品を置いてもらえるよう今後も営業をがんばりたい。

雨の祝日

2006-11-24 | 出張(国内)
7時に出発。ウさんオウさんと一路長崎へ。9月に定植を手伝ったイチゴハウスに行ってみた。大きくて真っ赤なイチゴが実っていた。上品な甘さ。これは美味い。9月に汗だくになって定植を手伝った結果なので感慨ひとしお。うちの漢方源も役に立っているみたい。ハウスの中に雨音が響き渡る中、1時間ほど古い葉っぱの摘み取りなどを手伝った。

昼は近くで「かき焼」をご馳走になった。生や牡蠣フライは食べたことあったが、海の近くで地元の新鮮な牡蠣を焼いて食べるのは初めて。これもまた美味い。牡蠣がひと段落すると今度は北海道産の羊まで出てきてびっくり。持参した岩塩を振りかけて食べる。すでに味がついていたのが残念だったが、それでも美味い。腹がはちきれるほど食べた。
少し打ち合わせをして、長崎を後にした。まだ時間があったので、帰りに嬉野温泉に寄った。ちょっと外れの沢沿いにある露天風呂で至福の時を過ごした。

*写真はHPのオルドス写真館まで

東へ西へ

2006-11-22 | 講演講座
6時半起床。右手に二胡、左手にモンゴル岩塩、バックにモンゴルデールを詰め込んで、7時半出発。今日も出前講座。今日は築城小学校。東へ、行橋方面へ。自宅前からバス。福間から鹿児島本線で西小倉へ、そこで日豊本線に乗り換えて9時43分、やっと築城駅に到着。同じ県とは思えないほど遠い。

講座は中国人留学生の郎さんと進めた。6年生54人が相手。まず郎さんに中国の全体像や故郷の話をしてもらった。僕はいつものようにオルドスでの体験談+モンゴル岩塩+二胡。あっという間の1時間半、今回も恙無く楽しくやることができた。

給食にも呼ばれたので、クラスに入って子供たちと楽しく昼食といきたかったが、なぜか会話が進まない。子供たちは僕に大人としてリーダーシップを発揮することを期待している。僕は子供たちに子供としていろいろ好奇心を発揮してくれることを期待している。こういうときは子供たちのほうから積極的にアプローチしてくれないとどうにもならない。進歩がない。でもこれが僕だから仕方ない、と小学生相手に妙な悟を開いて黙々と食べる。

気がつくと僕はもう蚊帳の外。子供たちは各々給食の時間を楽しんでいる。このままフェイドアウトするのもある意味挑戦だと思ったが、少し情けない。小道具に頼ることにした。サクッと給食を食べ終え、二胡を取り出し子供たちに弾かせてみた。けっこう喜んでくれた。何とか面目を保った。

帰りも電車やバスを乗り継ぎ家に戻った時にはもう4時を過ぎていた。12月の訪中の件を詰めて、今度は車で西へ、福岡市内へ。

まず会計事務所で数字との格闘。その後、太極拳。自分の体との格闘。最近は剣をやっている。まだまだ手足がバラバラ。でもゆっくりとしたリズムで体を動かすだけですごく気持ちがいい。いい汗がかける。21時前に終了。

3号線を飛ばし、10時に帰宅。ウさんと明日の打ち合わせ。今日はビールを控えめに。

今日の出前講座と昨日の秘境の様子はHPのオルドス写真館まで。