オークランド憂国日記

祖国を離れ米国人になった元日本人がアメリカ、日本を憂う日々を綴る

夏休みシーズンのぼやき声

2005-08-04 12:50:27 | Weblog
8月に入り、アメリカでは夏休みをとる人が増えてきたようで、週末は通勤の高速道路もすいている。この国は働き者が多く祝祭日で会社を休めるのは11日から13日くらいなものだ。特に8月は一日も祝祭日がない。7月4日の独立記念日をすぎると9月はじめの労働者の日まで2ヶ月ブットウしで働く。おおくの企業では有給休暇は3日から20日で、ほとんどの場合14日間以上は続けてお休みできないことになっている。ブッシュ大統領は今日から5週間の休暇である。うらやましい。。毎回言われることだが歴代大統領でブッシュの休暇のとり方は著しく多い、多すぎる。一昨日も海兵隊員たちが19人も死亡した。でもブッシュはテキサスの牧場で休暇だ。そして私も、友達も、毎日普通に通勤して働く。いったい我々は何をしてるのか?一昨日死亡した19人の若者のほとんどがオハイオ州の出身である。現在共和党が仕切っているオハイオ州で先日行われた下院議員選では現職の共和党議員が選出された。しかし、3000票の差でだ。現職をここまで追い詰めたのは民主党のPAUL HAKETT 氏、彼は元共和党員であり、海兵隊に所属し、そしてイラク攻撃に参加、ファルージャを攻めたその海兵隊の一員である。現在のアメリカは一大国が世界に弱肉強食的な原始的資本主義社会の構築をすればうまく回っていくと考えているらしい。その影で“私達なにやってるんだろう??”と首をかしげる人たちやイラクのどこかで爆弾に吹き飛ばされてしまう人たちはブッシュがなぜ5週間も休みを取れるのか疑問に思っている。北朝鮮やキューバなど、独裁が続く国でのトップが贅沢な生活をし、特別扱いされるのはよく理解にたやすい。でも米国でも現大統領は彼等以上に特別にいい思いをしているような気がしてならない。私も5週間休みをとってみたい。部下にライスやチェイニーがいればとれるのに。。