オークランド憂国日記

祖国を離れ米国人になった元日本人がアメリカ、日本を憂う日々を綴る

クリントンの不倫のブッシュの国民への欺き。。

2005-07-28 14:38:06 | Weblog
最近リベラル系ラジオでよく耳にするのが“テロとの戦争”の終戦はありえないというもの。エジプト、イギリス、スペイン、インドネシアなどなどとアルカイダ系といわれるグループの犯行が続く。もちろん911がその筆頭である。しかしながら実行犯と思われる人達はアフガニスタンで訓練を受けた生え抜きのムジャヒディン(覚えてますか?)的な戦士というよりもイスラム諸国、出身、子孫の中流階級の高学歴な若者と思われている。どちらかといえば狂信的カルトに走る現代の日本の若者にも通じるメンタリティーさえ感じられる。いったい誰と停戦条約を結べばいいのだろう?日本で一昔前よくあった警察署で行う暴走族の解散式のようなものをグループごとにやるのだろうか?さらに米国はテロとの戦いという大義名分を掲げ、目が炎症しているのに、してもいない足の骨折の治療をするがのごとくイラクを攻撃し、その結果、世界中の不満分子がアルカイダを名乗りはじめテロ事件を起こしている。また大体目が悪いのになぜか始めた何の治療計画も持たない足の骨折の治療はうまくいくわけもなく治療と称する処置で副作用が出まくりいまや米国の子供達が1700名も命を落とし、その10倍が怪我のため障害を持つ生活を余儀無くされた。統計によるといまやアメリカの国民半数以上がイラク戦争には勝利できないと感じているらしい。いったいなんでそんな戦争を続けているブッシュを大統領としておくのだろう? アメリカの外交政策の失敗が911攻撃を招いたことに間違いないのだから。アメリカのすべきことはその外交政策を見直し、911の犯人を逮捕し裁判にかけ、国民の自由を最大限に守る方向で国内での安全をまもるためにリソースを使うべき。現在米国は戦時下、戦費は膨らみ続け兵士は足りない。にもかかわらず高額所得者は減税され、戦費は将来の借金になり、戦争はアウトソーシングで民間警備会社という下請けに流され、そしてハリバートン社は利益を産み続ける。危機感のないこの国では徴兵制や戦費増税でも始まらない限り勝利する見込みのない戦争を根拠のない理由で始め、終わらすことも無く、他人の子供を殺し、孫達の借金を増やす大統領の進退を気にすることもないのかもしれない。浮気を隠そうとしたクリントンを弾劾すると大騒ぎした米国人は現大統領のしていることについてはなんとも思わないのだろうか?結局アメリカ人のほとんどはシモネタ的モラル問題には敏感でも、戦争と平和、生と死、人の尊厳にかかわるようなモラル問題については鈍感なのだろう。誰かテロとの戦争の終わり方シナリオを描いてくれないだろうか。。。。

夏はぜひともサンフランシスコ・オークランドに避暑においでください。

2005-07-22 11:39:39 | Weblog
朝、セットした携帯電話のアラームが立て続けになり、手を伸ばしそれを止める。そしてその手でリモコンを探しTVをオンにする。CNNにチャンネルを合わせたまま寝ていたので朝のストレッチを初めた私の耳に飛び込んできたのはイギリス訛りの英語とロンドンのテロ事件の映像だった。“あ~東京でなくてよかった”ストレッチしながら数十秒ボーっとストレッチを続けながらニュースを見続け、今回の攻撃が2週間前のものより小さなものでけが人も一人しかいないことがわかると摸倣犯だなと考えた。私の記憶ではロンドンという町は少し前までしょっちゅうIRAに爆発物を仕掛けられ、よく被害にあっていた覚えがある。10年程休んでまた始まったのかという思い。イスラエルではこれが日常茶飯事なんだろう。。イラクも毎日自爆攻撃あるしな~。日本はオウム以来そういったテロ攻撃は無いけれど、地震、大雨、台風という逃れ切れない自然災害に襲われるという前提の中で生きているし、そう思うとアメリカというところはそういった差し迫った危機感とまったく感じないで生きていける場所がいかに多いのだろうとあまり一般には考えられないような思いを抱く。以前からご説明しているように私の居住している町は1年に100人以上他殺される。私の仕事場から3分のイーストパロアルトも犯罪の巣窟といわれている。しかし、私は結構気楽に暮らせるのである。なんとなくこのあたりにいてもアルカイダのテロ攻撃は絶対に会わないだろうし、地震がきてもフリーウエイの高架にでも載ってない限り命には別状ないだろう。台風も大雨もないし、気候は一年中低湿度、温暖、さわやかな初夏のようだ。たとえ危ないといわれる犯罪多発地域の手入れの行き届かない家の庭先にもレモンやオレンジやアボガドの実がなっている。ここにいる限り、わざわざ夜遅く道の反対側に渡って、モーテルなどが連立するヤバイ地域の酒屋の前にでも意味も無く数時間うろうろしていない限り危機感は湧かない。確かに数日前に隣町にあるバークレイ大学門前町のスターバックスでお茶を飲んでた女性が白昼、ドライブバイシューティングで殺された。いったことあるスタバだけど、男女関係のもつれだったらしい。もつれるような男女関係は経験上避けるようにしているのでこの事件を聞いても危機感はない。東京もロンドンも危機感のある町になってしまった、原因はこの国の大統領なのでちょっと複雑な気持。

敗戦から今年で60年。

2005-07-18 13:09:05 | Weblog
半月遅れで朝間で生テレビをみた。85歳を過ぎた帝国日本軍人に方々が出演しそれぞれの当時の状況を話してくれた。山本七平さんの著作で当時の日本軍の体質や、南洋での状況を知りその著作の内容と皆さんのお話が重なった。確かに派兵された場所、地位、所属部署によって意識の差がある。そして彼等のお話を伺うとき忘れてはならないのは彼等はサバイバーだということだ。番組を見終わって5つのことを感じた。1)ひとつは日本軍、および当時の日本政府の政策は日本人や日本兵の命を大切に考えていないということ。特攻隊だけでなく、補給のない地に家畜のような(1600年代の奴隷船を思わせる)扱いで多くの兵を送ったなど。2)多くの出演者が語っていたように、洗脳教育を中学時代から受けていた職業軍人であった人さえ油のない日本が工業的に先進国である米国と戦争をして勝てるわけがないと感じていたにもかかわらず、なぜ当時の日本のリーダーおよびメディアは米国との戦争を始めてしまったのかということ。(日中戦争ですでに長きに渡り戦時だった当時は民衆はすでに戦争に辟易としており米国との開戦問題について感覚が麻痺していた??)3)出演者の帝国軍人の多くが若者に明治維新からの日本のたどってきた道をよく勉強してほしいといっていたこと。(先の敗戦は明治維新からの日本の歩みの結果であるから??)4)元軍人だった方々はお年を召しても歩き方が美しい。今までのどんな朝生の出演者達より今回の十数名の入場の歩きは堂々としてました。(軍隊経験する機会がなく平和がつづき日本人の歩き方がダラッっとなったのは喜ぶべき?お陰でお金儲けできたデューク更家は喜んだ?)5)最後に多くの帝国軍人が当時の経験を長きに渡り封印してきた。(同僚の日系3世のベトナム帰還兵のおじいさんもベトナムのことは語らない。話せないことが多すぎるんだろう、それを心のどこかにしまい込んで何十年も日本再建の為に時を費やしたのだから、忙しすぎて敗戦の清算なんて実際問題してる暇無かったのだろう。。)また多くの方が憲法9条改正に反対なさり、戦争はイヤだと言う意思表示をなさっていた。山本七平の著作に“連戦の臆病者はいても連戦の勇士はいない。。”ということばがあった。靖国に奉られた戦死者を参るのもいい。憲法を改正するのもよい。しかし二度と日本が日本人の命を粗末にする(虫けらのように扱われてあとで靖国に神として奉られてもいい迷惑)ような行動は起こすことが無いように、国のリーダーになる人やマスコミは明治維新からの日本の歩みを検証し、巧みな外交を駆使し、この小さな島国で暮らす人々の安心と安全を維持して欲しい。

中国のユノカル買収は実現するのか?

2005-07-14 12:54:59 | Weblog
日本から戻って、飲みすぎ食べすぎで崩した体調を戻すためにCURVESというジムに入会した。売りは女性専用と30分エクササイズ。たったの30分で心拍数を上げるカーディオと筋力をつけるマシンでの運動、そして最後にストレッチ。エクササイズをしている間は、インストラクターが世間話をしたり、クイズを出してくれたり、健康の話をしたり退屈させない。ランチタイムにさっと来てさっと帰る、1週間最低3回は参加する約束を入会の際にさせられる。参加者たちはほとんど40歳以上で如何見積もっても70キロ以上はある中年女性ばかり、インストラクター(オーナー)もふっくらしている。エクササイズとしてはラク感じだが、100キロ以上ある人はこのくらいの運動で結構体重は落ちるらしい。私自身一応10ポンドほど体重を落とすのが目標とされたが、一日一回の軽い運動で体調はよくなる。さて、気分よく一日を終えようとしていたところ、CNOOC(国営中国海洋石油)が米国のユノカルを185億ドルで買収しようとしている。今日その件で上院の公聴会が開かれた。自由主義経済の中で共産主義の国営企業が世界で一ニを争うユノカルを買収することが自由主義社会のルールからはずれるのではないか?という問題がある。しかしそれよりも日本からODAを受けている国がなんでユノカルもびっくりの185億ドルも耳をそろえて現金で払うといえる状態になってしまうのか??河野さん、加藤さん、この中国の動きはどうやって理解なさってるのでしょうか?

やっとオークランドに帰ってきました。 この湿気のなさは最高!

2005-07-06 14:52:38 | Weblog
久しぶりに更新します。2週間程の日本滞在を終え数日前に戻りました。梅雨の時期に日本に戻ったのは2年ぶりでしたが、晴れの日が多く愚娘およびその友2名も東京を十分に楽しんだようです。しかし一年中からりとし、清々しいそよ風のそよぐこのオークランド、サンフランシスコと違って本当に東京は湿気が多くて暑い!!お陰でお肌しっとりしました。別の言い方をすれば常にべたべたでした。海外旅行を始めてした愚娘の友達2人の感想はというと、東京はクリーンだ。ということに尽きます。どこにもゴミが落ちていない(私に言わせるとゴミ箱さえない?!)めったに出かけない新宿の町でお見かけしたホームレスの皆様までダンボールを使用してきれいに並べて暮らしていることにびっくりしていました。また彼女たちは人が親切だと言ってました。。身内の人間も親切にはしたのですが、ブティック店員、駅の職員などなど、やはり日本人は親切なのでしょうか??この女子高校生3人組、自称ナンチャッテ ディストニー・チャイルドは街中で写真を取られたり、サインまで求められたりともう少し長く日本に滞在すると調子に乗りすぎる可能性大。
私たちが日本を飛び立つと直ぐに東京にも雨が降り始めたとのこと、日頃のオコナイが天気の神様に評価されたのか?? 因みに帰りの機内で読んだ本、雑誌は “被差別の食卓”上原善広(勝谷誠彦さん御推薦)“世間のウソ”日垣隆 “噂の真相 25年戦史”岡留安則 “月刊現代”“WILL" 睡眠時間は25分のみだったので目の下にくまができました。