オークランド憂国日記

祖国を離れ米国人になった元日本人がアメリカ、日本を憂う日々を綴る

ベネゼラの大統領を暗殺する前にいるだろ!べつのが。。

2005-08-25 13:00:34 | Weblog
めまぐるしく変わる日本の選挙模様についていくのも難しく更新遅れました。今日昨日米国でパット・ロバートソン(キリスト教原理主義者)というブッシュの仲良しの一人が、ベネゼラの大統領を暗殺すべしという発言をしたのでソラ見たことかとリベラル言論会は大騒ぎです。http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200508250005.html ベネゼラは南アメリカの石油産出国で産出したガソリンは国営石油会社が仕切ってますまた大統領のチャべス氏は左の方で国民皆健康保険制度などを施行し国民からとても人気のある大統領です。キューバに安くガソリンを配給したり前からアメリカにとっては目の下(南だからね)のタンコブのような存在で、数年前にはCIA演出といわれるクーデター劇があり危うく大統領の座から落とされるところでした。アメリカが目をつけるのには石油というキーワードが常に付きまといます。ベネゼラは多分カナダとか北ヨーロッパに近い民主主義の国だと思います。大統領も国際監視団の目の前で行われた選挙で選ばれているのでブッシュよりずっと正当性があります。ブッシュのお友達はなぜこんなことを言ったのでしょうね。。そうそうつい先ごろ米国のガソリン高騰で煽りを受けている米国の低所得者地域にベネゼラが直接、仲介者をはさまないで低価格で提供するというオファーを出したそうです。なんとなくこれでなぜ放送局をもってメガチャーチを牛耳るパットロバートソンがそんな発言をしたのかがうっすらとわかってくるような気がします。もちろん米政府は一個人の発言でまったく政府は関係ないし、遺憾に感じているというようなことをいっていましたが、言いだしっぺはいつでも必要ですが、そう簡単に何度もオサマが米国の高層ビルに自爆テロを仕掛けてくれるわけではありません。パナマ、イラク、ハイチ、ニカラグワと知れば知るほど東條英機宣誓供述書がリアルに感じられます。米国というのは結局原住民虐殺、アフリカ人奴隷化とそういうライン上でしか運営できない超大国なのかもしれませんね。ブッシュの“テロリストが住んでるを攻撃するればテロの撲滅になる。”とかいう発言、ロバートソンの発言が2連荘であるとこの国に住んでいるのが嫌になる。