横須賀に原子力空母かっ。

私の住むオークランド市の東隣はバークレイ市、そして南隣にはアラメダ市がある。アラメダ市は確か１９９７年頃まで原子力空母エンタープライズと、カールビンソンの母港だった。現在はその海軍基地は軍縮小の政策のため閉じられた。しかしながらそこには日本空爆の基地となった退役空母ホーネットが停泊している〈もちろん動かない）また、一昨年にはオークランドの港にやはろすでに退役したＣＶ４１　ＵＳＳ　ＭＩＤＷＡＹがサンディエゴで見学用の空母になる前のペイント化粧をされる為停泊していた。戦争直後から１９９５年まで約４０年間、横須賀を母港とした。港近くのレストランで食事のあと彼女を偶然見つけたときには鳥肌が立った。横須賀の丘の上から若い頃から見慣れたあの船がその姿を太平洋のこちら側のオークランドで私の目の前に突然現れた。船の一部が目に入った瞬間、“ミッドウェイ”だということがなぜか直ぐわかった。そしていそいでブリッジ上部に目をやると思ったとおり“ＣＶ４１”とある。間違いなくミッドウェイだった。もう二度と会うことのないと思った昔の友達に会えたような気持ちがした。ミッドウェイが横須賀を去ってから、インディ、コンソリテーション？？、キティホークという非原子力空母でつないだもののもう後がない。日米安保が続く以上、横須賀に原子力空母が来るのは避けられない。アメリカにはもう現役ＣＶはなく、すでにＣＶＮ＝Carrier Vessel, Nuclear (nuclear powered aircraft carrier)＝原子力空母　しか動いていないのだ。ＣＮＮラジオのニュースで短くコメントがあった、“原子力爆弾の被害を受けたことのある日本では現在まで原子力施設は無かった。日本人は放射能漏れを恐れていたためだ”　“でも原子力発電所はあるよ”ラジオに向かって突っ込んでみた。あれから６０年、ついに日本は横須賀に原子力を推進力とした米国海軍艦をおくことになるのか。。本当に判りきっていたこととはいえ元日本人の頭の中がまとまらなくなる今日のニュースだった。