(辞任会見をずっと待っていたのに、契約解除のニュースすら見られずに隣の国におりました)
3年前。
モウリーニョは、某メガクラブを相手にホームでのアドバンテージから、2ndレグ終盤に1点差まで詰め寄られるも、あと1点を取らせず勝ち抜け、
そのメガクラブをどうしても倒したい会長に呼ばれ、世界一のメガクラブの監督になりました。
そのモウリーニョが、レアル・マドリーの監督として、
逆にホームであと1点が取れず敗退し、何の土産もなくマドリーを去ることになったのは皮肉なものです。
モウリーニョが指揮官としてとても優秀であることは誰もが認めるものの、
やはりレアル・マドリーというクラブが、仕事上は紳士でない人を選んだことが間違いだったということ。
彼が、最後までファンから愛されていたのは、チェルシーとインテルのような、強烈なオーナーや会長が監督の首をすげ替えられるようなクラブ。
そして、伝統や格式を重んじるようなクラブではない。
偏見だと思われると思うが、ポルトガル人はかつての植民地から搾取し、何も残さなかったため、貧困を生んだという歴史がある。
3年前モウリーニョがCL優勝を置き土産に去ったインテルは、
監督が全ての戦術を考え、言われたとおりにプレイするという悪癖のため、彼が去った後にまったく機能しない別のチームになってしまい、
ついには今年EL出場権も取れなかったことは、偶然なのだろうか。
インテルはあの時、バルセロナに勝たなければまだモウリーニョが監督で、リーグでは優勝し続けていたかもしれないのも皮肉だ。。
あれからモラッティが何人の監督を呼んだか忘れたが、
最初の犠牲者ラファエル・ベニテスは、チェルシーをEL優勝、来期CLストレートインさせたという、現状を考えればファンが満足できる結果を残し、臨時監督としての役目を終えた。
皮肉続きだが、その後にファン待望のモウリーニョが行く(あくまで予定)というのも妙な縁。
いずれにせよ、結果的にはモウリーニョにレアル・マドリーは無理だったということにはなったが、
彼が監督である間にスペインサッカーが振り回された3年間だったように思う。
正直に言うと私も。スペイン代表の選手の仲違いを心配したり、あの スペインサッカーと真逆のスタイルで優勝しないように祈るばかりの疲れた3年間だった。
・・・ただ、国王杯の試合後、あまりにも切なそうなシャビ・アロンソの表情は心に痛く、「応援してあげられなくてごめんね」と思うばかりだった。
終戦を告げる会見で多少は癒されるかと思ったのだけれど、会長から「円満離婚」を聞かされるだけとは、どこまでも気に食わない。
騒ぎの種を失ったスペインサッカーがより強くなってくれるのか、気が抜けて弱くなってしまうのかわからないが、
来シーズンはもっと試合そのものを楽しめるといいなと心から思います。
Adios, Mou!!
3年前。
モウリーニョは、某メガクラブを相手にホームでのアドバンテージから、2ndレグ終盤に1点差まで詰め寄られるも、あと1点を取らせず勝ち抜け、
そのメガクラブをどうしても倒したい会長に呼ばれ、世界一のメガクラブの監督になりました。
そのモウリーニョが、レアル・マドリーの監督として、
逆にホームであと1点が取れず敗退し、何の土産もなくマドリーを去ることになったのは皮肉なものです。
モウリーニョが指揮官としてとても優秀であることは誰もが認めるものの、
やはりレアル・マドリーというクラブが、仕事上は紳士でない人を選んだことが間違いだったということ。
彼が、最後までファンから愛されていたのは、チェルシーとインテルのような、強烈なオーナーや会長が監督の首をすげ替えられるようなクラブ。
そして、伝統や格式を重んじるようなクラブではない。
偏見だと思われると思うが、ポルトガル人はかつての植民地から搾取し、何も残さなかったため、貧困を生んだという歴史がある。
3年前モウリーニョがCL優勝を置き土産に去ったインテルは、
監督が全ての戦術を考え、言われたとおりにプレイするという悪癖のため、彼が去った後にまったく機能しない別のチームになってしまい、
ついには今年EL出場権も取れなかったことは、偶然なのだろうか。
インテルはあの時、バルセロナに勝たなければまだモウリーニョが監督で、リーグでは優勝し続けていたかもしれないのも皮肉だ。。
あれからモラッティが何人の監督を呼んだか忘れたが、
最初の犠牲者ラファエル・ベニテスは、チェルシーをEL優勝、来期CLストレートインさせたという、現状を考えればファンが満足できる結果を残し、臨時監督としての役目を終えた。
皮肉続きだが、その後にファン待望のモウリーニョが行く(あくまで予定)というのも妙な縁。
いずれにせよ、結果的にはモウリーニョにレアル・マドリーは無理だったということにはなったが、
彼が監督である間にスペインサッカーが振り回された3年間だったように思う。
正直に言うと私も。スペイン代表の選手の仲違いを心配したり、あの スペインサッカーと真逆のスタイルで優勝しないように祈るばかりの疲れた3年間だった。
・・・ただ、国王杯の試合後、あまりにも切なそうなシャビ・アロンソの表情は心に痛く、「応援してあげられなくてごめんね」と思うばかりだった。
終戦を告げる会見で多少は癒されるかと思ったのだけれど、会長から「円満離婚」を聞かされるだけとは、どこまでも気に食わない。
騒ぎの種を失ったスペインサッカーがより強くなってくれるのか、気が抜けて弱くなってしまうのかわからないが、
来シーズンはもっと試合そのものを楽しめるといいなと心から思います。
Adios, Mou!!