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バンディング問題

2005年09月27日 | バンディング問題
「バンディング」という言葉をご存じでしょうか?
環境庁の許可を得て鳥類を捕獲して足輪などをつけて放鳥する作業のことなのですが、
これが現在問題になっています。

私は野鳥を撮影し始めてまだ日が浅く、野鳥に対する保護や調査などには
全く詳しくないのですが、以前購入した野鳥関連の本を見て
「え?」と思ったことがあります。
それは、野鳥の足を指の間に挟み込み、撮影した写真が載っていました。
おそらく、羽の柄が見やすいようにそのような持ち方をしていたと思うのですが、
「こんな持ち方して鳥は痛くないんだろうか・・・。それでなくともあんな細い足なのに
折れたりしないんだろうか・・・」と疑問に感じたことがありました。

そして、野鳥撮影をしていてよく見かける足環。
これは調査のためにつけられているということは知っていましたが、
あるHPでかわいそうな事実を知りました。
この足環をつけられた野鳥の中には、足環をつけた側の足を渡り途中に失って帰って来ることが
あるそうなのです。

私が先日写したセイタカシギの写真をご覧下さい。
片足どころか、二つも足環がつけられています。
ただでさえ細長い足なのに、二つも関節付近にこんなものつけられて
本当にかわいそうです。

この事実を知らない時、野鳥の調査のためなら足環は仕方がないと
思っていたのですが、実際のところ、きちんとしたデータなどは
とっていないそうなのです。
じゃあ、嫌がる鳥を網で捕獲して掴んで足環つけて写真撮影するだけじゃ
意味がないじゃないですか。
だんだんと怒りがこみ上げてきました。
しかも、これらの行為を問題視しているあるHPがあるのですが、
そちらのHPからリンクしてあるページを見て、愕然としました。
環境教育だとか言って、野鳥を捕獲して子供に野鳥を持たせています。
その持たせ方がまたひどいもので、カワセミの嘴つまんでぶらさげてるんです!!
しかもむかついたのは、アオサギの首掴んで「嘴が鋭くて危ないヤツだった」とか
コメント書いてるんですよ!!
鳥はただでさえデリケートな生き物なのに、網で捕獲して嘴つまんでぶらさげる~?
首掴んで危ないヤツだぁ?はぁ?
鳥の嘴はなー、自分の身を守るためのものでもあるんだよ!!
そんなことをしておいて、罪の意識もなく嬉しそうに捕獲した野鳥と
写真撮影している姿が何とも滑稽に見えます。
頼むから将来のある子供達に、鳥を捕獲することなんて教えないでほしい。
コメント
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