私はあなたに、何もして貰っていない。と言わない。
私はあなたがどこで何をしていても、何も言わない。
何も言わない・・という人生ゲームをしていたのに。
傷ついている。
とても私は傷ついている。
痛風という病になったのは、私のせいだと、言われた。
私が、何もしてあげないから、あの人は自分で食べたいものを買ってきて、食べて不摂生がたたったのだ、と。
友人に会うたびに、「自分のことは自分でしている。」が口癖のあの人だから、聞いた人たちは、さぞかし可哀想な人に写っていたでしょう。
真実は何? 私は、何もしていない?
今日もまた、そんな風に言われた。
だけど、私は、人生ゲームをしているのだから、何も言うまいと自分に言い聞かせた。
昨日・今日と麻雀に出かけている主人が帰ってくるまで、頭を冷やそうと頑張ったけど。
帰るやいなや、遊んで帰ってきたのに、ため息をつく主人を見たら、ゲーム終了。
「私は何人もの人に、私が何もしないで、あなたが、好きなものだけを買ってきて食べているから、痛風になったんだ、と言われた。」
「これからは、あなたの食費を貰って、私たちと同じ食事をして、少ないと言わずに食べていたら、痛風も悪くはならない。」
そう言った。
決して言うまいと思っていたことを。
1年、いや半年前の主人だったら、目が三角になり、怒ったに違いない。
私は結婚27年、あの人の腹の立つことをしたのは、数えるほど。
あの人に何を言ったら、何をしたら、怒るかなんて分っている。
今夜は、私の言葉があの人の怒りに触れる箇所では、反応せず、自分の食べられるものが無くなる、ということだけを言った。
たぶん、私のこの言葉は、ぬかに釘。暖簾に腕押しで、なんら、プラスにもマイナスにもならないのだと思う。
でも、もう、ゲームオーバー・・・・。