b-rightnettaskforce weblog

日常茶飯事雑感&手作り作品等。
ガンダム系オタサイトはブックマークからどうぞ。

黒島天主堂

2014年11月18日 | お出かけ

黒島天主堂


2014,11,16(日)
SASEBO 時旅「建築士が解き明かす黒島天主堂」

市の観光コンベンション協会が企画したウォーキングに参加しました。
相浦港からフェリーに乗船、島内を約5kmほど歩きつつ、天主堂や島のあちこちを見学しました。島内にはバス・タクシーが無く個人で行くには若干不安があったので、ガイド付きのこの企画に飛びつきました。なんといっても、建築士の方に解説していただけるのが魅力。

この日はお天気がよく、船も揺れず眺めも最高でした。北西側には平戸と遠くに宇久島?か小値賀の野首島?がきれいに見えました。ガイドさんいわく、「黒島には何回も来たけど、こんなにはっきり見えたのは初めて」と、おっしゃっていました。
南西側には上五島らしき島影もみえました。展望台からの眺めはすばらしかったのですが、カメラの調子が悪く画像失敗。残念。
島の集落の成立ちや歴史、現在の問題や展望など道々聞かせてもらいました。勉強になるなぁ。

そして、天主堂! 大きい、赤レンガの重量感がたまらん。明治時代に建てられたとは思えない程、しっかりしている。やはり信者の方々の日ごろの手入れや修復などが行き届いているからだと思います。
外観はロマネスク様式、窓枠の上部が半円形。設計されたマルマン神父が大浦天主堂を参考・モデルにしたらしいので、ゴシック様式のバラ窓付き。(因みに大浦天主堂は窓の上部が尖がってるゴシック様式) こういうことも建築士の解説付だからわかった、ためになるなぁ。
 
今回は内部撮影も許可していただき、ステンドグラスをたくさん撮ることができました。
赤=太陽、青=水・大気、緑=自然、植物、黄=大地を意味している。窓の上部にある4枚花弁の花は椿をイメージしたもの。花びらをあえて5枚から4枚へアレンジしたのも、十字にするためらしい。また、資金面で上等な木材が買えなかったので天井や扉は安い板に手書きで木目を書いています。すばらしい、テクニックではなく、ハートが!

内陣の床が有田焼きのタイルというのもここだけ。珍しい。
天井から下がっているシャンデリアや説教台も明治期のものだそうです。
地元ガイドさんもいろいろお話してくださり、有意義な見学でした。

カトリック墓地にも行きました。昔は土葬だったのでお一人一基。今は火葬で納骨方式。
一見、十字架以外は普通のお墓っぽいですが、芳名塔には洗礼名が刻まれ、マリア像付きでした。


お昼は地元の民宿で島ご飯。ヒラス・サザエのお刺身、レンコダイの塩焼き、ウチワエビの味噌汁、島豆腐と地元野菜の煮物、キンピラ、オカラ。おいしゅうございました。
また、地元の方が朝からつくってくださったふかし饅頭もおやつにいただきました。ふっくら、しっとり、歩く元気が出る~!

民家の鬼瓦も十字でした。住民の8~9割がカトリック信者の島ですが、お寺も一応あります。なぜかバナナが何本もたわわに! 暖流のせいか?

帰りの船では、「坂道のアポロン」アニメ主題歌など、鼻歌でうたってみたりして。
楽しかったです!