その人らしさ♪

母を見舞いました。
昨日が７３歳のバースデーでしたから、枕頭台に置ける小さめの花のアレンジメントを持参。

今年の春、覚悟するよう言われる状態に陥りましたが、もち直し、今は食欲も戻りました。

でも、認知症が悪化してきているし、体重もがた落ち。油断はできない状態なのは　確かなのでしょう。
延命のための処置のレベルも　確認されました。


わたしは残念ながら、母にとって、必要とされる子どもではなく、養女に出され、他家で育ちましたが、私の夫のことは、誕生日が１日違い、血液型も自身と一緒なことを喜び、会えるとほんとうに　嬉しそうです。
妹の名前も、その娘の名前も、私の子ども達の名前も、時々、母は分からなくなりました。
なのに、子どもの頃　愛せなくて苦しんだと言う　私の名前と、私の夫の名前は忘れていない…。
不思議なことです。

それが　今の母らしさであり、記憶が保持されていることなのでしょう…。


わたしがもし、母と同じ道を辿ることがあるなら、わたしは　なにを初めに忘れてゆき…最後まで　残る記憶は　なんなのでしょうねぇ…。
…母は、かわいく　ちいさくなっちゃいました。
元気で身体に気をつけて、と、お気に入りの婿と握手して、笑顔の母。
この頃は、ちょっと　暴れて手に終えない時もあるのに、穏やかな姿を見せてくれました。
母にとって、親孝行には程遠かった　私との関わりのなか、嬉しそうな笑顔の母。これは、ほんとうに夫のお蔭と、感謝のひとときでした(*^_^*)