二学期の始業式を終えると富山、福井など東海北陸地区から各地のECEQ(イーセック)コーディネーターの認定を受けた園長先生たちが参集。この日はそんな園長先生方による、園長・主任へのヒヤリングと職員の研修。
そもそも「イーセックって何?」・・・
全日本私立幼稚園連合会・幼児教育研究機構(以下、機構と略)が文科省の委託研究事業として進めてきた「公開保育を活用した幼児教育の質向上システム」。公開保育を実施することで外部(第三者)の視点を導入し、自園の良さや課題を見出し、教育の質を向上させていく教育評価の手法を開発。各園で行っている学校評価の支援をするこのシステムを全国の幼稚園・認定こども園で試行展開中・・・。
この評価システムは、公開保育当日だけのことではなく、事前に園長・主任へのヒアリング(ステップ1)、現場の教師自身が自園の良さや課題を見つける事前研修(ステップ2)、公開保育の参加者が保育を見る「窓」となる保育の観点「問い」づくり(ステップ3)、そして公開保育(ステップ4)、その後公開での第三者のフィードバックを検証し成果を整理する(ステップ5)、コーディネーターによる報告書の作成(ステップ6)という6段階にわたるプロセス重視の教育評価システム・・・と聞くと頭が痛くなる方もいらっしゃるであろうから、今年からこのシステム名をEarly Childhood Education Quality Systemの頭文字を取って「ECEQ(イーセック)」と名付け(以下、ECEQと略称)、「いい、節句」が来たねえ・・・と柔らかく世間に受け入れられるよう日本的な新たな慶事としましょう・・・・と勝手に理解した次第。(でも、ECEQの講習でそんな感じの説明もあったかと。私学としての独自性を堅持しながら保育の質的な水準を担保する、というのがミソで、なおかつ世界標準の教育評価の日本版パッケージの普及というのがその本質的な理由だと思うのですが・・・)。

そしてECEQのフォローアップ講座の対象園に今年度東海北陸地区の代表として木の花幼稚園が担うことになった・・・という次第(けして自ら手を挙げたわけではないのですが、去年の砂場研究園といい、宝くじは当たらないけどなぜかこういうものがよく当たるんですよねえ・・・悲)。
先ずは会議室でヒヤリング(刑事ドラマの取調室の聴取って感じでしょうか・・・笑)。園の概要の説明から園の志向する保育の理念、大事にしている事、現状の課題、今後の方向性など多岐に渡る質問の受け答え。園の教育課程・年間指導計画や学校評価の実施状況、園内研修の記録などを資料として提示しながら、喋りすぎに気を付けながらも瞬く間に時間は過ぎ去る。続いて主任先生(ゆかりどん)へ矛先が移る。職員の課題は?と問われて、園長に頼らずに保育課題を自ら見出し自ら解決を図ること・・・ときっぱり「自白」(笑)、もとい言い切ったところが拍手喝采。さあ、頑張ろうねえ・・・。
続くステップ2の職員ワークは「田の字」という手法で、木の花の良さ→課題→原因、背景→将来像・希望・・・・という4つの事象を職員で解き明かして進むワークショップ。アイスブレイクの「人間知恵の輪」で輪が解けず、あほやな~と笑いを誘ってからワークショップの開始。外部者に囲まれている中で本音が出るか?興味深いところだったが全く杞憂だった(模様)。個々の職員が非常によく喋り、議論が尽きなかったようだ。

さてここをベースにどう「保育課題を自ら見出し」公開保育への「窓」を作り出し、外の視点を入れながら「自ら解決」していくのか? 先生たちのこれからの「宿題」です。
遠来から来られた東海北陸地区のコーディネーターの先生方、有難うございました。
そもそも「イーセックって何?」・・・
全日本私立幼稚園連合会・幼児教育研究機構(以下、機構と略)が文科省の委託研究事業として進めてきた「公開保育を活用した幼児教育の質向上システム」。公開保育を実施することで外部(第三者)の視点を導入し、自園の良さや課題を見出し、教育の質を向上させていく教育評価の手法を開発。各園で行っている学校評価の支援をするこのシステムを全国の幼稚園・認定こども園で試行展開中・・・。
この評価システムは、公開保育当日だけのことではなく、事前に園長・主任へのヒアリング(ステップ1)、現場の教師自身が自園の良さや課題を見つける事前研修(ステップ2)、公開保育の参加者が保育を見る「窓」となる保育の観点「問い」づくり(ステップ3)、そして公開保育(ステップ4)、その後公開での第三者のフィードバックを検証し成果を整理する(ステップ5)、コーディネーターによる報告書の作成(ステップ6)という6段階にわたるプロセス重視の教育評価システム・・・と聞くと頭が痛くなる方もいらっしゃるであろうから、今年からこのシステム名をEarly Childhood Education Quality Systemの頭文字を取って「ECEQ(イーセック)」と名付け(以下、ECEQと略称)、「いい、節句」が来たねえ・・・と柔らかく世間に受け入れられるよう日本的な新たな慶事としましょう・・・・と勝手に理解した次第。(でも、ECEQの講習でそんな感じの説明もあったかと。私学としての独自性を堅持しながら保育の質的な水準を担保する、というのがミソで、なおかつ世界標準の教育評価の日本版パッケージの普及というのがその本質的な理由だと思うのですが・・・)。

そしてECEQのフォローアップ講座の対象園に今年度東海北陸地区の代表として木の花幼稚園が担うことになった・・・という次第(けして自ら手を挙げたわけではないのですが、去年の砂場研究園といい、宝くじは当たらないけどなぜかこういうものがよく当たるんですよねえ・・・悲)。
先ずは会議室でヒヤリング(刑事ドラマの取調室の聴取って感じでしょうか・・・笑)。園の概要の説明から園の志向する保育の理念、大事にしている事、現状の課題、今後の方向性など多岐に渡る質問の受け答え。園の教育課程・年間指導計画や学校評価の実施状況、園内研修の記録などを資料として提示しながら、喋りすぎに気を付けながらも瞬く間に時間は過ぎ去る。続いて主任先生(ゆかりどん)へ矛先が移る。職員の課題は?と問われて、園長に頼らずに保育課題を自ら見出し自ら解決を図ること・・・ときっぱり「自白」(笑)、もとい言い切ったところが拍手喝采。さあ、頑張ろうねえ・・・。
続くステップ2の職員ワークは「田の字」という手法で、木の花の良さ→課題→原因、背景→将来像・希望・・・・という4つの事象を職員で解き明かして進むワークショップ。アイスブレイクの「人間知恵の輪」で輪が解けず、あほやな~と笑いを誘ってからワークショップの開始。外部者に囲まれている中で本音が出るか?興味深いところだったが全く杞憂だった(模様)。個々の職員が非常によく喋り、議論が尽きなかったようだ。



さてここをベースにどう「保育課題を自ら見出し」公開保育への「窓」を作り出し、外の視点を入れながら「自ら解決」していくのか? 先生たちのこれからの「宿題」です。
遠来から来られた東海北陸地区のコーディネーターの先生方、有難うございました。