あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

ごあいさつ

2018年12月30日 | 日記


ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る、「園長日誌」、とでも思ってください。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想、とでも思って気晴らしに覗いて頂けば幸いです。

鉛筆小耳に 金づち振い、 電ドリ 電のこ子守唄・・・・
木々にがらくた 溜め込んで、 焚火起こしは 晴雨を問わず・・・・
下手なギターを 奏でつつ、 劇はアドリブ はた迷惑・・・・
お昼ごはんは お庭を向いて、 集まる野鳥に 語りつつ・・・・
子どもの遊びに 抱腹絶倒、 大人の所業に 感嘆感涙・・・・

川を作ったり♪ 穴を掘ったり♪ 泥団子作るお庭~♪
縄跳びしたり♪ 鬼ごっこしたり♪ 滑り台あるホール♪
ベランダもある♪ 屋上もある♪ 木の花幼稚園♪・・・・・

柿を取ったり♪ 栗を拾ったり♪ 夏みかん食べるお庭~♪
新聞ちらしたり♪ 段ボールで滑ったり♪ 大型積み木あるホール♪
木道もある♪ ツリーハウスもある♪ 木の花幼稚園♪・・・・・


木の花で心安らぐ空間の一つが、庭とホールをつなぐたたきです。
ツリーハウスの「園長室」ができるまで、まだしばらくはこのたたきに借住い・・・・。この「仮住まい」のたたきから俯瞰しながら、楽しくて可笑しくて日々「生きる力」をいただている、子どもたちの木の花的日常生活を「つれづれなるままに」綴っていくつもり。

 さてさて子ども達が来るまで、この「園長日誌」はたたきの道具箱に収納中・・・・。

12月28日 仕事納め

2018年12月30日 | 日記
 大掃除、終業式を終え、協会の研修も終了。職員会議に園内研修も終え、冬の預かりも今日で終了。しかし書類仕事は山積みのまま・・・。

 去年の年末あたりはまだ子どもたちと遊ぶ余裕があったが、今年は食事もままならぬまま、疲れきってホールに出れれば、子どもたちが昼食を終えてホールに出てきた数人が「泳いでいる」(腹ばいで進む)。いいねえ、南の島に来たような気分で、ウミガメのような子どもたちをまたぎながら庭に出れば、天を貫くクレーン車に目を瞠る。鉄骨を釣り上げて栗の木を躱してうまいこと所定の場所にピンポイントで降ろしていく・・・。プロの仕事、これぞ職人芸・・・と感嘆して眺めていると、りえ先生も興奮気味に写真を撮っているから笑える。こんな光景はなかなか間近で見れないもんねえ・・・。

  

 子どもたちと工事の職人さんたちの姿からエネルギーをもらいもうひと踏ん張り。入れ替わり仕事に来る他のスタッフたちに、ホームページのスタッフ紹介の更新のテーマのヒントになるネタを集めながら、笑い満載の職員室。笑う門には福来る・・・そんな雰囲気で一年を締めくくれば、それはそれでいい仕事納めかも・・・・。(結局終わらんかったけど…笑)

それではよいお年を・・・。

12月20日 歌とリズムと合奏と・・・

2018年12月30日 | 日記
 発表会シーズンの合間に暦の中でクリスマスがあるので、ここで子どもたちの音楽会を設定して、様々な音、音楽、リズムにかかわる取り組みのとっかりとしているのは昔から。その中で本物の踊りとリズムとの出会いの場として、第二部に社交ダンスの先生の踊りの「おすそわけ」を子どもたちに・・・。

      

 ついでに先生たちからも子どもたちにクリスマスプレゼント。前日誕生会もあるので、先生の出し物もちょい色合いを変えて、年中発表会での母たちのメッセージ「できないこともやってみよう」に刺激を受け、今回は2チーム編成でトーンチャイムのグレードアップ編(ドレミの歌)とハモル歌(ウインターワンダーランド)に挑戦。といってもくじ引きでチームを編成したのはつい3日ほど前で選曲は2日ほど前、練習も両チーム30分もないくらい(先生たちほんとに忙しくて揃う時間を捻出するのがなかなか難しいわけ、と言い訳・・・笑)。
 ちなみに「ウィンターワンダーランド」は、ちゅうりんが一年目のときにちょうど幼稚園協会の新年会の出し物に木の花が当たり、木の花スタッフによるオリジナル作品、あゆどん、よっしー、ちゅうりんが女装して3人組で踊った、あの伝説のミュージカル「シンデレラ」の冒頭のシーンの曲だって。よく覚えているよなあ・・・と忘却の彼方のあゆどん。ほんなら踊りで行くか?と提案するも、体が全く動かず・・・笑 機会があれば監督しますんで、リメイクしましょうね、スタッフの皆さん・・・笑。

 そう、できたできない、ではないね。やってみる、かやらないか・・・だ。挑戦することに意義があるんだよねえ・・・。良し悪しの結果とは別にすがすがしい気持ちで終了。多数のお客さん、有難うございました。来年はよかった一緒にハモりましょう。踊りましょう。トーンチャイムも如何でしょう? 歌や音楽って人を幸せな気分にさせる魔法があるなあ。


12月14日年中発表会・・・世界を創る子どもたちと大人たち

2018年12月30日 | 日記
 暖冬異変と言いながらもいよいよ木枯らしが吹き、鰤起こしが響き渡るようになり発表会シーズンイン。先陣を切ってまずは年中さん。初冬の12月から厳冬の2月までが木の花の発表会シーズン。アフター木の花祭りを存分に満喫しながら少しづつ様々な表現遊びの取り組みが各学年展開(発表会を終えるといよいよ春到来!という季節感とセットで木の花暦の教育課程が成立)・・・。

 ごっこ遊びが母体の年中さんのパフォーマンス(ようこそ!「さくら いろいろずかんへ!」)とアレンジ劇「忍者巻物 さるとかに」。子どもたちの発想と表現のディティールが細かくて面白いのだが、それをお客さんにどう見せるか?先生たちの苦労のしどころ。どこからどこまでが舞台か?空間的な使い方にも腐心しつつ、年少で一度くぐっている発表会を知っている年中さんならではの自信とドキドキの緊張感がそれぞれに感じられて面白い。(担任も一緒かも・・・)


  

 うめももさんはそんな年中さんの姿を見て発表会のなんたるか?を肌で感じて知り次なる自分たちの発表会での主役を演じるステップに・・・。



 まつさんは幼稚園時代最後の発表会になる前哨戦。ウォーミングアップの体慣らし。



 そして年中母たちのパフォーマンスのコンセプトは「できなこともやってみよう!」。いいねえ、このエールは子どもたちとともに先生たちにも与えられたメッセージかも。クリスマス会はこれだな、とひらめいたのでした・・・笑

  

12月7日 藁の家と蓑虫の館

2018年12月30日 | 日記
 バザー、焼き芋、もちつきも終わり庭での催しも一段落。そこで紐が切れて壊れかけのハンモックを布のハンモックに替えて場所を梅の保育室側へ移動。栗の木と二階ベランダからロープつけてリメイク。小さいサイズなのでプチちゃん、年少さんにはちょうどいい。何人かがハマってゆらりゆらりと揺れている様はまるで蓑虫みたい・・・笑



 また物置の断捨離ついでに古くなったござと年中さんからもらった藁を使って竹ドームをリニューアル。ぼろくなった竹を金属棒などと交換して補強。これからの冬場に向けて、暖冬になりそうなので、ほどほどの雪でできる「かまくら」にもなるはず・・・。「さんびきのこぶたのわらのいえだね」と早速乗り込んでくる年少さんもいれば、藁をハサミできれいに散髪する年中さんも・・・笑



 そんな「冬ごもり屋敷」に替えていると、隣のツリーハウスでは年長さんが落ち葉を集めて3階まで持ち上げて桜吹雪ならぬ、落ち葉吹雪で歓声を上げている。数人でバケツリレーならぬ落ち葉リレー。この種の協同遊びが今年のまつさんの真骨頂・・・。「蓑虫さん」も藁に住む「子豚さん」たちもも下で今か今かと、うれしそうに待ち受ける。


12月4日 もちつき

2018年12月30日 | 日記
 毎年年の瀬恒例のおもちつき。連年になく蒸し暑い初冬の風情。庭の火の番のおやじはTシャツ姿!こんな冬ってあるんかいな?

 二俣の田んぼで田植えと稲刈りをした餅米を使って、保護者会役員さんたちが物置から臼や杵、蒸篭、お釜などを出して用意して頂き、年長さんが餅米を洗い煉瓦で竈を作って、薪(端材)を燃やして蒸篭で餅米を蒸すところから当日は始まる。年長さんが朝早くから登園して早速たたきに群がり、助っ人のおやじや祖父たちに交じって、団扇で扇ぐ子、端材の釘を抜いて薪を作る子等々・・・。


  

 今回は祖父たちとおやじら人数は少な目ながら、蒸篭の蒸し方や最初の小槌?など、伝承技の伝授もしっかりとされて、いつもよりも蒸篭での蒸しあがりも順調に進み、年中さんから年少、年長・・・と祖父等の采配のもと「よいしょ!」の掛け声と共にどんどん突いて(年長さんはお手伝いなしで自分らで突いて、その杵の重さも体感)、自分らの突いた餅をちぎって食べてゆく。本物の道具と行程が丸ごと見えて、それをすぐに味わえるのがもちつき体験のいいところ。

 最後にワイワイ倶楽部さんたちにもおすそ分けをして、余った餅で伸餅を作って終了。

 祖父等にはまつさんたちからお茶のおもてなしをして労をいたわりつつも、北海道募金を呼び掛けたり(稲刈り、バザーについて3度目)、臼を洗ったり、竈の撤収のみならずタープ外しなども手伝ってもらい大いに助けられる。

 午後の自由遊びでは早速、もちつきごっこに励む年少さん。泥を餅にみたて水で溶かしながらうまく突いてゆく。お正月を前に力をいっぱいを蓄えたおもちつき。祖父たち、おやじたち、役員さんたち、有難うございました。

  

12月1日 これからカフェ

2018年12月30日 | 日記
 木枯らしがようやく吹き始めた師走に入って早々走り始めたのは母たちか・・・。

「これからはカフェ」(ママカッションの第2弾?)賑やかな活発な議論でした。こういう場が次の保護者会を創っていくのでは・・・と実感。すぐに満場一致の結論が出るわけではないけれども、それぞれの想いと理由を発露しながら、今の課題、今後の予想される課題を出し合い、どうしようか?対話的に知恵を絞っている姿が素晴らしい(国会の議論よりもよほど民主主義的かもねえ・・・。それを側面からサポートしたおやじ達のチームワークにも拍手。男女協働参画ってこういうことではなかろうか?)。今後は、やってみてまた不都合があればやり直す、「やってみなくちゃわからない」の木の花スピリット、トライアルアンドエラーの原則で、保護者会のこれからを試行錯誤で作っていければいいねえ・・・。

 木の花保護者会は、明治の開園当初は「母の会」としてスタートしていますが、今の保護者会としての自立性と自主性の土台は、少子化とドーナツ化で園児数が減って閉園の危機に見舞われた昭和後半に園をなんとかしようと立ち上がった母たちの力が源流に・・・。遊具を購入するためにバザーを立ち上げたり(木の花祭りのきっかけ)、理事長と交渉して給食を取り入れ(外注給食の始まり)、親たちで給食をったり(保護者会クッキングのきっかけ)、お泊り保育を親たちのお手伝いではじめてみたり、園庭に畑を作ったり、郊外の芋畑を探してきて芋ほり遠足を企画したり々・・・。木の花祭り、祖父母の会、クリスマス会、お茶のお稽古、誕生会等々、今ある行事はこの当時の母たちの「手伝うよ」という働きかけと協力で始まったそうです。
 当初は役員さんがすべて中心になってやっていたものから、バザー委員やクッキング委員、畑係など分担して行うようになってきた経緯があり、その時々の状況に応じての新規係りなども(アルバム、謝恩会等々)その都度作られ、また必要度合いが薄れてなくしてきたものもあります(リサイクル委員など)。今回の保護者会役員さんたちからの、夕涼み会係、発表会係等の提案は多様な保護者が分担できるように・・・という巨視的に見るとこれまでの流れなのかも・・・・。

 木の花の年間の園行事は保護者会との協力のもとに創り上げられるものも多く、同時に、ボランティアなど園が要請する保護者への協力依頼の取り組み、保育活動も色々。幼児期は体験を通じた「学習」の時期なので、インフォーマル(非公式、家庭や地域などの私的領域)な情報、刺激も子どもたちの学びにつながることが多い(家庭から持ち込まれるモノ、ひと、事。例えば頂いた柿で干し柿つくりをしたり、父レクの燻製が木の花祭りのお店屋さんの題材になったり等)。教科書ではない環境教育としての幼児期と小学校以降との教育プログラムとの大きな差異でもあります。

 柔らかく、しなやかに、そしておおらかに・・・・。母たち、おやじたちの営みが子どもたちに響きますように・・・。

11月21日 焼き芋

2018年12月30日 | 日記
 木の花祭りに向けて・・・だけではないけれども、晩秋のお仕事の一つが落ち葉掃除。年長さんにもなるにも箒の使い方や集め方、広い方も長けてくる。塵取りなんかなくても遊具の一部でも十分。たっぷり集めてバザーの後には毎年恒例の落ち葉の焼き芋。

 火をつけるのも年長さんのお仕事。マッチで擦るのに例年、火が着くまでに何本も費やすところが今回お願いしたお二人さんは一発(一本)必中。まぐれかもしれないけれども、落ちついてマッチをさばいていた。落ち葉を燃やしながら火を絶やさずに扇ぎながら、よもやま話に花が咲く。熱さと煙の向きを考えながら・・・。
枯葉のはぜる音と落ち葉の焦げゆく匂い、と煙たなびく光景。街中ではいやいや田舎でもなかなか味わえない機会。

さて美味しい焼き芋ができるといいねえ・・・。 

  

11月17日 木花まつり

2018年12月30日 | 日記
 近年雨中の木の花祭り。働きすぎて疲れているせいか晴れ男の神通力も運動会あたりで電池切れ(笑)。ところが今年も雨かと思いきや朝までで雨も上がり、おやじたちに手伝ってもらって庭のセッティングを終え無事木の花祭り開催。今年も在園のみならず、転園したお家、卒園生、地域の方、関係者など多数の来店、有難うございました。

 本物のお金を扱う貴重な体験はお客さんあってこそ。今年も焼き芋や燻製屋さん、ピザ屋さん、ケバブ屋さんなど庭の焼き物関係のお店は大人気で、今年も閉店時間前に売り切れ。一応売り切れを見越して今年は芋ほりで沢山採れた土のお芋のばら売りなどでうめももさんは対応したものの(まつさんはさくらあんずさんの残り物などで)、本数や個数なども考える必要がありますねえ・・・。

 モノの売り買いがネットやカード等キャッシュレス時代になりつつある中、自分たちの用意したモノ(商品)がひととの出会いの中でお金に替わってゆく・・・というモノと貨幣(硬貨)と交換する体験は貴重な機会。直接手に取ってお金を落とすときの音色であったり、お金箱の重さを感じたり、モノが減ってゆく(なくなってゆく)対比と共に「売り尽くした」充実感を感じて閉店。

 子どものお店の閉店後は卒園生等も交えて売り切れ御免のお店も多種多彩に出店。その一角に久しぶりに北海道大地震の被害を受けた厚真町支援のチャリティの店を開店・・・・。木の花暮らし四季折々のイラストポストカードの特別販売のほかバルーンの販売で、募金活動。田んぼでお世話になっている二俣町とゆかりの深い厚真町の皆さんに少しでも力になれれば幸いです。
 ご協力、有難うございました。


11月16日 つぶやきに 響いてつながる プチの世界

2018年12月30日 | 日記
 
 幼稚園協会のもうひとつの研究会は、3歳未満児探ろう研究会。未満児の発達とこの時期らしい保育の在り方を探る研究会なのだが、講師の先生から投げかえられた切り口が「独り言」。子どものつぶやき。内面を理解する大事なツールだが、3歳以上の独り言研究は進んでいるが、3歳未満児はまだパイオニアだとか。あまり着目されていない領域らしい。しかし各園から集めてみた独り言の各種多様性は実に興味深く、再現だったり、認知の振り返りだったり、感情表現だったり、子どもたちのそれぞれの学び(育ち)につながる一歩らしい。そんな視線でプチちゃんたちを眺めてみれば・・・・。

  

 ホースを片手になにやら叫んでいる。ぎゃあ~。がおぉ~。どうやら怪獣か恐竜になりきっているらしい。
すると、なぜかその姿は連鎖反応的に新たな恐竜さんたちを生み出していく・・・。

 葉っぱを並べながら、「○○で~す」とお料理ごっこ。そんな姿に僕は「△▼・・」と別の葉っぱを並べてゆく・・・。

  

 木の花祭りの準備のために園庭に恒例のタープ張り。工事の関係で半分しか園庭が使えないので張綱を竹ドームを利用してロープを張る。飛ばない様にとペグで固定していると、何しとるん・・・と集まってきたのはプチちゃんたち。おやねがとばないようにしてるの・・・と応えれば、気づくとペグを地面に突き立て「とんとんとん・・」とこちらの口真似。すると、ぼくも・・・と次々と現れるプチちゃんたち。さらに年少さんも加わって・・・。

  

 2歳児の世界は幼児期の世界とは別次元。これまた豊かな可能性を秘めている未満児特有の世界・・・。


 


11月15日 幼保小連携って・・・・?⓺振り返りで対話すれば・・・

2018年12月30日 | 日記
 公開授業から一週間後の振り返りの会、実は行き違いで一日ずれていたそうな。昨日待っていたという小学校の先生方には大変申し訳ない。校長先生が車の駐車誘導もなさってくれてこれまた恐縮。(ごめんなさい・・・。)
 学校内の一室をお借りして先日の公開授業の学校側の取り組み紹介の後に、質疑応答。皆さん控えめなのでいっぱい質問、感想を言わせてもらい有難い。幼稚園協会側からの人数規模からするとほんとは分けて行ったほうが活発な議論になったかもしれない。

 やっぱり直接対話して良かった点はいっぱい。

一つ、地域の小学校が校下の子ども園、保育園さんに声をかけて連携交流を行っていること。
・・・・簡単なようで難しい連携。園側からの働きかけでもなかなか見合った形で行えていないところが多い中にあって、全国大会というきっかけもあったにせよ。

二つにクラス単位での交流。
・・・・連携にあたって一律に学年で合わせず、1組は○○園、2組は△△園・・・とクラス単位で交流園が異なり、担任が園側と交流の打ち合わせをしたり、柔軟な対応。この方式だと多くの園との交流が可能で、かつ担任の裁量で時間の融通がつけやすい。

三つに継続交流。
・・・単発ではなく年間のカリキュラムの中での継続的な交流。頻度は多くないが、ステップを踏むことで相互交流での園児と学童との距離が縮まり、交流の意味が深まる。

四つにクラスごとに取り組みの裁量が担任に任されている。
・・・ワクワクランドで作ったモノをどこに配置するか?グループごとの話し合いのリーダーをどう決めるか?(子ども同士に任せる、担任がこの子はどうか?という指名だったり)担任のクラス運営の中での裁量が任されている。担任の主体性が活きる。モノの置き場所もクラスごと違っていたそうだ。

そして五つに対話的な振り返り
・・・公開で見た話し合いの場面での率直な感想を素直に受け止めてくれたこと。モノがあることでより具体的に話し合いが進むケースもあったかも、と率直な学校の先生の弁。
そして子どもの具体の姿を通じて、「言葉」の領域での学び(意欲・スキル・思考力等)でのこの時期の育ちって何だろう?と語り合える機会になるチャンスでもあった。もしも連携側の園の先生がいればその点はさらに深ったはず。具体を通じて学びの位相(連続性)、異相(段差、段階)を探る、各園の教育課程を見直し、また幼小の教育課程の接続の一つの突破口になると思う。

公開、そして間をおいての振り返りの会。とてもいい貴重な場を与えて頂き、本当に有難うございました。

11月9日 幼保小連携とは・・・?⑤公開授業から見えてくるもの

2018年12月30日 | 日記
 市内の某小学校での生活科の全国教育研究大会に参加。幼稚園協会の「みこし研究会」のメンバーと共に・・・・。講師の先生がこの大会の指導助言者(講師)でもあったための特別な計らい。ものすごい数の見学者の中での公開授業に驚き。

 そんな中で臆せず授業ができるところがなるほど学校やなあ・・・と驚嘆しつつ、一年生の生活から6年生の総合学習まで見せてもらいながら、学童たちの主体的対話的な学びを学ばせてもらう。とても勉強になる一方で違和感も・・・。例えば・・・。
 一年生のグループでの話し合いの場面を見ていたけれども、問われている内容(自分のグループの工夫の振り返りの充足度)を掘り下げるというより人間関係に左右されたり、自分の意見の根拠がないまま、同意されたり・・・。一つはモノがないから空中戦になりやすいのではなかろうか?具体で考える幼稚園と抽象で考える学校との学びの手法のここが差異かも?とも感じる。(ただ一年生くらいだとモノがったほうが・・・という他県からの学校の先生の弁もあり、一概にそうでもないらしい。)
 また振り返りカードの色付けを子どもらが自主判断で出来ていないところを別色で塗っていたら、先生にたしなめらてしまい、塗り直しをさせられてしまう場面。子どもらなりの「このくらい課題があったよな」という意思表示だった、と思ったので、せっかくそんな場面に遭遇したら、ぜひその中身を対話で引き出せば、次のお店作りのヒントになったのではなかろうか。
 コンテンツ(学習内容)よりもコンピテンシー(行動特性)というのがこれからの学力観・・・と口を酸っぱくして、何人もの講師の先生が今回の幼稚園教育要領や学習指導要領の改訂で言われてきたと思うのだが、指導案のまな板の上(シナリオ)通りで授業が展開されてしまうと、対話のもつ意味って何なのか?と小学校サイドの主体的、対話的、深い学びの中身について問いたいところでもある。
 一方で発言につまった小学生が「一人じゃできんわ」と仲間を募ってアドリブ劇で発表した風景とそれを容認した先生の許容量には脱帽。クラス内の仲間づくりの雰囲気の良さが伝わって見ていて楽しい。

 とはいえこんな現場をおすそ分けしていただいた学校と先生方には感謝いっぱい、有難うございました。さてこの続きは来秋の振り返りの会で・・・。


11月8日 蜜柑狩り

2018年12月30日 | 日記
 年少さんのリンゴ狩りのためおのこりしているプチちゃんたちが園庭のみかんの初収穫に遠征・・・。
 なんせ仮囲いの向こう側にあるのでこれはちょっとした冒険。プチちゃん全員でのお散歩みたいなもの。しっかり二人組で手を繋いでみかんの木をすぐに探し当てミカンをしっかりとゲット。みかんの数が足りずに葉っぱを切取ってあげれば、うれしそうに持って帰る子も・・・。それぞれにお土産を片手に持ちつつ、ちょうど工事が今日はお休みなので、現場も視察。

 ふかいねえ~と子どもたちも目を見開いてびっくり。しげしげと眺めてから園に戻って早速みかんの初味覚をみんなで堪能。



11月6日 幼保小連携とは・・・?④学校探検

2018年12月30日 | 日記
 秋の学校公開週間。折角なのでまつさんに学校を体感させたいものの、木の花祭りの取り組みの佳境なのであまり無理強いもできず、年長担任にお許しを得て、少人数で引率。1年生から6年生の授業まで。また体育館から図書館、理科室、家庭科室など学校内の様々な空間も併せて見学。

      

 1年生では国語の漢字と別クラスでは算数の授業。興味深かったのは算数の図形の問題。三次元の立体図から平面の図形を抽出する問題は、横から見ていた木の花っ子たちも「これでしょ」とすかさず解答。大型積み木など遊びの体験が活きている事例でもある一方で、文章問題なので黙読で文章解読に一年生すごいねえ・・・とまつさんも目を瞠るところ。卒園生たちもかっこよく見せようと奮闘している姿がほほえましい。
 漢字の習得では学校の先生が「足ではねるだろう」って、絵文字で解説。漢字の持つ意味を遊びに変えながら教えていく姿は年長さんにもわかりやすかったようだ。


11月3日 魅せたるは おやじか母か 河北潟

2018年12月30日 | 日記
 毎年恒例の県内のおやじの会が集う交流レガッタの7回目が河北潟で開催。
嵐を呼ぶ男が揃い踏みながら見事に絶好の日本晴れ。河北潟の奥には犀奥の山々そして白銀の白山がくっきりと遠望。まさにスポーツの秋日和!

  

 受付前の早朝練習で各参加チームごとに足慣らしならぬ腕慣らし。やがて桟橋に集合して開会式で全員河北潟に向けて一礼。
その後は子どもたちのボート試乗体験。そして今回は某幼稚園のおやじの会がおもちつき道具を持参。おやじの手返しの際の「キャッチ」の声に合わせて「ロー!」と杵を打つ、もちつき体験が子どもたちにも・・・。つきたての餅を参加者に分けて頂き、これで力の入ったレースが出来るというもの(有難うございました!)。

 さていよいよ各園対抗のレース。今回はおやじ艇よりも母及び母の混じったミックス艇が多く、ミックスの部は予選2組で、共に2着までが決勝に進めるトーナメント方式。白山に見守られる中、決勝に残ったミックス4艇は、なんと木の花艇が3艇を占める勢い。天気晴朗なれども波高し・・・。予選でもあわや艇同士ぶつかりそうになりそうな急接近の展開が見られる中、おやじ艇は決勝1発勝負。
 波が出てきて波乱万丈の予感の中の決勝では、子どもたちが声援を送る桟橋までの前半戦はほぼ横一線。ここから競り合いの攻防。横一線でゴールまでもつれたものの、もつちきパワーの某園55号が初優勝!(おめでとうございます。)その後、ミックス部の決勝は母オンリーの木の花艇が予選に続き決勝でも怒涛のぶち抜きの1位でゴール。見事母ちゃんの逞しい背中を魅せてくれました。

  

 その後ランチを挟み昨年に引き続きボートレースのオプションプログラムのソフトボール大会を隣接する野球場で2回目の開催!
今回は参加園対決ではなく、各園ごちゃまぜ混成対決。応援席から子どもたちの声援が飛ぶ中、当初はイニングは3回までとしてプレーボールしたものの、サヨナラ負けになったパーチームの某園長の「ちょっと物足りないよね」と謝罪の神様ばりの懇願の甲斐あり、結局5回まで延長することなり、お陰で逆転勝利・・・。勝ち負けは別にして、ボールをひたむきに追う大人たちの風情も悪くない。両チームとも互いの健闘を讃え合い、オプションのソフトボール大会も楽しく終了。

  

 秋晴れの下、水上、陸上とスポーツの秋を楽しんだ各園のおやじたち、母たち。参加の皆さま、有難うございました。