イカサマの宇宙

Splendido Universo di Ikasama

ゆっくり話すということは

2005-02-18 01:13:04 | Weblog
そういうわけでね、今日、本屋さんで雑誌をばらばら立ち読みしていたのですよ、
そしたらね、

「ゆっくり話すと好感度大!男の人はゆっくりと話す女の子に安らぎを覚えます!
ジョークも、始めはついてゆけずにわからない顔をしていて、そのあと、みんなが次の話題に移ったときにも一人でくすくす笑うような人、そんな人がもてます!」

という記事が目に入って、イカサマは「おお!」と苦い記憶を思いましたよ。
だってね、イカサマにはゆっくり、とてもやさしい声でお話しするお友達がいて、
そのゆっくりな話し方に憧れていたからなのですよ。。。

「やさしい声、それはハードボイルドなオレが逆立ちしてもできないであろう、しかし、
ゆっくり話す、これはいつかやってみたい。」

そう思っていたのですよ。

それでね、ある日、友達とデート(まあ一応あれもデートの内だろう!)することがあったのです。そして、その友達と銀器コレクションなるものをなぜか見る羽目になってですね、銀器に見入る友達の横でこっちは勝手に「銀器のフォーク。。。それは磨く人を雇える人だけが持てるゼータク品、嗚呼、オレもそんなもの持てる身分になってみたい、そしてそんなフォークを使うようになった暁には。。。」と、銀器のフォークを使う自分の姿を想像して喜んでいたわけです。「ああそんなことになったときには、ゆっくり、おっとりとしゃべったりして、『イカサマさんて、本当にステキねえ』なんて言われるようになってしまうのだわ。。。ぽわんぽわんぽわん」

そのとき友達がなんか言ったのですよ。「おい、アヤ、大丈夫か。なんか目つきがおかしいぞ」とかなんとかね。友達は私の妄想癖にはもう慣れっこなのですよ。それでね、マダム・イカサマは言ったのです。「こういうの、憧れなのよ。。。こういう銀器の食器を使っておもてなしとかしちゃうとね、お客が聞くのよね、あら、銀のフォーク、お手入れが大変でしょ、そしたら言うのよ、『うん。。。。でも。。。。自分で磨かないから。。。。よくわからないけれど。。。。。いつもお手伝いさんが。。。。磨いてくれるの。。。。』ってね」

すると友達が一言。
「。。。なにその、バカになったみたいな話し方は?」

え!バ、バカ?

「ち、ちがうでしょ!」
「ちがうって、何が?」
「これは、上流階級の話し方なのよ!ゆっくり、やさしい声で話す、これは上流階級の印籠!上流階級のニイヅマなのよ私は!」
「は。。。ニイヅマ???上流階級のニイヅマはみんなそんな バカ みたいな話し方なのか?」

それでわかりました。
これは男を選ぶのだよ、ゆっくりしゃべるということが好印象になるためには!
なんだかよくわからんけれど、私の友達にはですよ、単なる「バカ」印象だったのです。
だからananの言うことは少なくとも100%真とは言えないのですよ。

しかし待て。。。それはやったのがこのオレだったからいけなかったのか。。。
そういえば、いとこの結婚式の写真にフィーバーして
「ステキだわ!私も結婚式のために今から爽やかな笑顔、練習しておかなくちゃね!」と「爽やかな笑顔」を家族に振りまいたときにも、家族の反応は、

「なに、そのバカみたいな顔は?」

だったですよ!(了)

小耳にはさもう

2005-02-16 14:11:47 | Weblog
毎日パソコンに向かったままだからお話しすることといってないのですけれども、そんなときにはですね、あー、またこれでみんなから「おやおやまたアヤがそういう話をしてるよ。好きだねーまったく」と言われるかもしれませんけれどもね(と予防線を張っておいて)、今日は一つ、東京の知られざる実態というかですね、えーと、まあそんな感じでお話させていただきたいと思います。

(東京の知られざる実態)
英会話学校の男の先生はほとんどがホモである。

おわり

イカサマアヤの名刺作りとその顛末。

2005-02-05 23:54:34 | Weblog
というわけで、イカサマアヤの同級生がですよ、つねに名刺を肌身離さず持ち歩いていてです、なにかあるといえば懐から取り出したるは、立派な名刺!脇で、「うわーすごい。私もこんな名刺を持つ人になりたいなあ」とイカサマアヤもうらやましく思ったわけですよ。それでね、「そうか、思いついたらすぐ実行」とばかりにね(思いつくのがちょっと遅いけど)、百貨店へ行って、名刺用の紙を買ってきて、ワードでパカパカ打って、印刷して、

イカサマアヤの名刺ができたわけなのですよ!

デザインも結構凝ってるよ、書いてあることは全部中央寄せ!
印刷がけっこう難しい。ずれちゃったりして。
それで、3シートくらいは失敗して、成功したものも、裏のイタリア語のところは

字が全部斜めに踊る

という事態となったのですが、でもまあ、「これは日本人用、日本人は裏なんか、見ないさ」と思えば、まあまあ良いできと自分でも思ってね、毎日眺めて「えへへーこれで何が起きてももう安心」とか目じりを下げていたのでありますよ。引き出し奥からバイトでもらった「DUCATI」の名刺入れなんか見つけ出したりしてね、もう完璧なのでした。

そして今日ですよ。宴会に行ったら、ついに、待ってました!
名刺の交換会が始まったのですよ!!!!(イエーイ!)

そこでオレサマもおもむろにドゥカーティの名刺入れから名刺を取り出すとですね、
しずしずと相手に差し出したのですよ!(やったー!)
「お、イカサマ、名刺なんか持ってんのか、すごいな」(やったー!)
「あら!かわいいじゃないこれ。」(やったやったーーー!!)
うれしさに頬を紅潮させているとですよ、

「あ、でも、メイルアドレス、これ、
アットマークがないけど。」

え。ええー!!

なんと、メイルアドレスにアットマークを入れるのを忘れてしまっていたのだよ!
恥ずかしさで顔から火を噴きそうになったとですよ。

いやー。
なんかねえ。

そのあと、「え、なに?メールアドレスに、アットマークのない名刺?
どれどれ見てみたいなあ。」とですよ、名刺が、

席の全員にまわされて、みんな爆笑。そしてですよ、

「おもしろい。。。オレも欲しいな」

と大人気なのですよ!名刺が!
あっというまになくなっちゃったよ。。。ていうか、

なんだったんだ?