イカサマアヤ、本を読むためにボルドーへ行くの巻

ブログがすっかり停滞している間に、イカサマアヤは何をやっていたかというと、
まず、11月末には博士論文最終審査があり、
今をときめく先生方に
論文の審査をしていただくというありがたき幸せがあったのであります。
それからは、小さな研究会で発表したり、あるいは就職のための履歴書を書いたり、
面接に行ったり、論文の最終版を直したり、
それらの合間を縫って、
結婚式の準備をしていたのであります。

就職の厳しさ、見通しの暗さと、結婚式の華々しさとが
どうも違和感があるなあ・・・。
そもそも、文学者なんて、絶滅危惧種の職業を目指す人が
結婚披露宴なんてやってよいものやら。

などと言いながらウェディングドレスをとっかえひっかえしているうちに、
あっと気づけば、もう2月ではありませんか。

だめだ、だめだ、こんなんでは。
全然、勉強ができていない。

そうだ。ボルドーに行って、ちょっと本を読んでこよう。

というわけで、イカサマアヤは、再び、結婚相手が暮らしているボルドーに行ってまいります。

学友から聞いたところによると、指導教官殿はその昔、

「イカサマはイタリアへ行くと論文が書ける」

と言っていたそうですが
（その根拠は不明ながら、予言通り、二度目の留学で博論が出来上がった）。

そのジンクスが最近は拡大して、

「とりあえず、ヨーロッパに行くとなんか勉強が進む」

ことを発見したので、旅行鞄にイタリア語の本やコピーを詰め込んで
フランスまで行ってくることにいたしましょう。

今回は、
バスク地方（なんでも美食の宝庫らしい）も探検の予定です。

（それにしても、美味しいものを前にすると、食べ物の写真を撮るのを忘れて
速効食べてしまうので、美味しいものほど記録が残らないことが多い。
今度こそは、まず、写真を、忘れないように、鋭意努力しなければ…。）