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A-感想ブログ

アニメや漫画、特撮、ゲームなどの感想を気の向くままに書いています。

ガンダムSEED DESTINY PHASE-21「さまよう眸」その1

2005年03月12日 | 種デス
ピンクザクが登場し、ミーアが歌って踊っている裏で姉妹バトルが勃発して、果てにはレイが乙女となった第19話。
私はあの19話を、「伝説の第19話」と読んでいます。

そして、EDITEDもどきを経て2週間がたった今週。

「奇跡の第21話」が誕生しました。

出だしからドッカンドッカンと笑いを拾ってきます。
その様はまさに、昼メロというよりはラブコメ!
種は新たな歴史を築こうとしています。

それでは感想、いってみましょー。



●「OP前は前回の復習ばかりだ」という視聴者からの文句を真摯に受け止めたのかどうかはわかりませんが、今週はOP前からとんでもない事が起きました。

目を覚ますアスラン。
いつものように一人で眠っていたはずなのに、布団には自分以外のふくらみが。
とっさに布団をめくるとそこには、なんと、艶かしい姿をしたミーアが!!!
状況把握にとまどっていると、間の悪いことにルナマリアが部屋を訪ねてきた!
どうするアスラン?!


種デスが「いちご100%」や「ラブひな」等の本物のラブコメものだったとしたら、この後、アスランが急いで穿いていたズボンに足をひっかけてミーアの上に覆いかぶさるように倒れ込み、その瞬間にルナマリアがドアを開けるというシチュエーションになっていたと思います。
まぁ、このまま(ミーアが見せ付けるようにドアを開ける)でも十分ラブコメちっくなのですが・・・。

唯一ラブコメの枠から外れていたのは、「アスランの反応」でした。
男なら、自分のベッドに美少女が潜り込んじゃったような場面に遭遇しとき、鼻の下をのばすとか赤くなるとか不埒なことを考えたりするのが普通だと思うのですが、アスランの場合は違いました。
キレてます。
嫌がってます。
どん引きです。

不埒の「ふ」の字も浮かんでこないような、きっぱりとした「拒絶」の反応です。
キャラとしては正しいのかもしれないけど、男としてこの反応はどうなんだろう・・・。
(真中(いちご100%)もこのくらいきっぱりと女の子を拒絶してみれば良いと思うよ)
アスランにとっては、ミーアの今回のような行動は、彼の「理解の域」を超えた行動だったようです。
私も最初は、「そりゃやりすぎだろ」と思いました。
それこそアスランファンの方々は、ミーアに殺意を覚えたことでしょう。
けれど、ミーアはケロッとこんなことを言いました。

「ラクスはそんなことしない!」
「・・・しないの?なんで?


ごもっともな意見です。

現実はどうであれ、世間ではアスランとラクスは婚約者ということになっています。
婚約者と言えば、将来を共にすることを誓い合う仲。
床を共にすることなど、当然のことなのです。
残念なことに種の世界では、この「婚約者」や「許婚」といった概念が間違った方向で捉われがちなようですが(例:ラクス様とアスラン・カガリとユウナ)、普通はこのくらいのスキンシップは当然・・・むしろ無いほうがおかしいのではないでしょうか。
ミーアは至って真面目に、本来の「婚約者」としての役目を果たしたまでなのです。
その証拠として、アスランとの別れ際にはトドメの一言を残して行きました。

「キスくらいするでしょ?」

このときのミーアの心情を説明しますと・・・

自分はラクス

アスランはラクスの婚約者

自分はアスランの婚約者

婚約者なら、恋人の振る舞いをしてもOK
むしろ親しくするべき

ベッドに潜り込む

なぜか拒絶される

どうやらラクスとアスランは、そこまでの関係になっていないらしい

だけど、キスくらいは当然するだろう。婚約者なんだから。


といった感じでしょうか。
その気なミーアに対して、「うん。ほっぺにね」という残酷な現実を突きつける勇気、私にはありません。
アスランは早いところ、「ラクスとはもう婚約関係にないから、こういった真似をするのは止めて欲しい」と素直に白状した方が良いのではないでしょうか。
でないと、ミーアが・・・そして何より自分が、とても惨めな思いをするだけです。
現実とのギャップを理由に私に笑われるくらいなら、まだ、「自分の親友とデキちゃいました★」と開き直る方がマシだと思います。
ついでに「自分も婚約者のラクスよりその親友の方に愛情を注いでいた」ということも告白してしまえば良いのに。


とまあ・・・
そんなこんなで終始取り乱しまくっていたアスランでしたが、私としては、ミーアのさらけ出された肩よりも、彼の短パン姿の方がよっぽど衝撃的でした。
この世界では、男は寝るとき、短パンでなければならないという決まりでもあるのでしょうか。
慌ててズボンを穿こうとするその後姿に、いつかの彼の親友が重なります。
それはまるで、今後のドロドロ恋愛の道すらも重なっていくことを象徴しているかのように。
いつかミーアが、「昨夜は私、アスランの部屋に居ましたもの!」とルナあたりに啖呵を切る姿が目に浮かびます。



●第19話のほうでうっかり書き忘れていた西川貴教の感想。
今回はちゃんと覚えていましたよー。
19話が嵐の前の静けさかのように、今週喋りまくっていましたから。

印象は「軽くなりすぎたミゲル」といった感じ。
でも、ミゲルとはちゃんとキャラを演じ分けようという姿勢が見えて、好感が持てます。
・・・できているかどうかは別としてね。
(そう考えると、桑島さんは本当に凄いなぁと思いました。)

ところで、そんな頑張っている西川貴教の印象を薄くする存在が19話21話に・・・
ラクスのお供のような人で、関西弁のあの人・・・
声が誰なのかとか近年の宮崎駿監督の作品でなら違和感なさそうな声だとか、そんなことよりも、種の世界に関西弁が存在することに驚きました。
なんだよー、だったらメインキャラで関西弁のキャラ出してくれよー(関西弁キャラ好きな関西人の超個人的意見)
もしくは、いっそシン(主人公)が個性を出すために、関西弁キャラへイメチェンしてみるのもアリかもしれません。
コテコテな関西弁のシンを、少し想像してみましょう。


「さすが綺麗事は、アスハの御家芸やな!」

「やめいや、このどアホ!!!」

「敵に回る言うんやったら、今度は俺が滅ぼしたる!こないな国っ!!!」

「なんで議長まで、チェックしとるんやー!!!」(つっこみ)



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人間、無理に変わる必要なんてないですよね。
関西弁に直してみると、これほどまでにシンのガラの悪さが浮き彫りになるとは・・・。
なんでも個性を出せば良いってもんじゃないらしい。



●感想をここで切ります。
標準語の主人公の活躍報告は「その2」にて!

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