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A-感想ブログ

アニメや漫画、特撮、ゲームなどの感想を気の向くままに書いています。

ガンダムSEED DESTINY PHASE-31「明けない夜」

2005年05月21日 | 種デス
●前回の「キラ語の呪い」が解け、やっとのことで体調が元に戻ってきました(全治:約一週間)
本当なら今週リアルタイム放送に追いつく予定だったのですが、来週の中ごろになりそうです。

それでは、31話感想へ。今回の感想は、全体的に少し、あっさり風味です。



●今回は最初にこちらのコーナーいってみましょう。

<主人公・シンの「活躍報告~」!!>

CM明け早々、逮捕・連行された主人公・シン。
艦長から「こんなバカげた軍規違反、聞いたこともないわ!」とキツイお叱りを受け、独房に押し込まれてしまいました。

同じく拘束されていたレイには、「ごめん」とか「ありがとう」と怖いくらい素直な言葉を掛けていたシンですが、タリアさん(艦長・フェイス)やアスラン(上官・フェイス)に対しての態度は凄まじいものがありました。
暴言王の名に恥じない暴言の連発っぷりは流石だと思います。


ところで、私は前回感想の際、この件についてのシンの行動をわりと美談的なものとしてまとめてしまいましたが、今週の彼の態度があまりにもブラックだったため、どうやって彼をフォローしてあげようかと、今真剣に悩んでいます。
シンの想いが純粋であることには間違いありません。
シン自身が、自分のしたことを反省する気がないのも、処罰を覚悟しているのであれば、それはそれで悪いことではないと思います。

・・・そんな風にいろいろとフォローする手立てはあっても、処罰が不問になり、牢からすぐに出してもらえた時のあの小生意気な表情と、可愛気の欠片もない鈴村健一の絶妙な演技を思い出すと、シンを庇う気が完全に消え失せてしまうのですが、どうしたら良いですか?

「ご心配をおかけしました。もう大丈夫です。色々とありがとうございました」って・・・・
こんな心のこもっていない「ありがとう」、初めて聞きました。
言葉自体は丁寧なはずなのに、シンが言うことで暴言と化しています。 
素晴らしい演技だ、鈴村健一。
自由度の高いザフト軍ならではの不問の刑により、あっさりと再び戦闘に出ることになったシンが次にどんな暴言を吐いてくれるのか、ちょっと楽しみかもしれません。
とんでもない方向へ活躍の場を広げる主人公を見られるのはSEEDだけ!!

(で、結局シンのフォローはナシか)



●最近のアスランについて思うこと→「へたれ再発」
・・・どうしましょう、彼。
この31話だけでも、シンには完全に舐められ、レイには良いように言い包められ、ぐうの音も出ない状態だったのですが。

アスランが今また「へたれ」となっている理由は、前作動揺、自分の意見が定まっていない点にあると思われます。
最近のアスランは、キラやカガリにしろ、シンにしろ、人のやっていることを後から否定しているばかり。
台詞ですら、シンは暴言を、キラはキラ語を巧みに使いこなす中、アスランはただ、「シン!」「キラ・・・!」と名前を呼ぶばかりで、まともな文章を作成できないほど主張が定まっていません。

ここはやはり、キラではなく、再びラクス様のお説教が必要なのでしょうか。
トラウマを引っ掻き回すのは可哀相ですが、このままでは本当に、救いようの無いへたれと化してしまいますよ・・・。



●前回の「キラ語の呪い」により、今回アークエンジェルがテレビに映った瞬間、背筋が凍りつく思いをしました。
けれど、「もう二度とキラ語の解釈はしない」と誓ったはずなのに、またしてもキラはおもしろい興味深いキラ語を・・・!!!
というわけで、「解釈」というほどではありませんが、ただ単に彼の台詞の揚げ足を取ってみたいと思います。(開き直りすぎ)
場面は、マリューさんとの会話シーン。


「なんか・・・なんでこんなことになっちゃったのかなって思って」

「なっちゃった」ってあなた・・・。
えらいまた突然、ネガティブな思考に突入してしまいましたね。


「なんでまた、アスランと戦うようなことに・・・」

そんなこと、世の腐女子が一番聞きたいよ。


「僕達が間違ってるんですか?」

!!?????
ついにキラ語は、「相手のいない問い掛け」まで始めてしまいました!!!
人間のできたマリューさんだったからまだ許されたものを、相手がもし他の人だったら、「今更なにを言い出しやがる!」と一喝されていたところです。


「本当にアスランの言う通り、議長は良い人で」

いや、それは絶対に無い。
ていうか、その理論でいくと、「議長が良い人だったらザフトが全て正しい」ということになりますが、そんな簡単な問題で良いんですか。


「ラクスが狙われたことも、何かの間違いで」

「何かの間違い」であのラクス様の命を狙うなんてことしないだろ。


「僕達のやっていることの方が、なんかバカげた、間違ったことだとしたら・・・」

!!?????(パート2)
ついに自分で「バカ」って・・・。
ほんと、どうして突然、こんな弱気になってるんだ、キラ。
どうせ超然とした態度をとり続けるなら、それを最後まで一貫し、「僕達が正義だ」と涼しい顔で言ってのけるくらいの度胸を見せるべきです。
シンなんか、あんなに自身満々なんだから。


とまぁ・・・
これらのキラの問い掛けに対するマリューさんの答えは、とてもシンプルなものでした。
「大切な誰かを守りたいと思うことは、バカげたことでも間違ったことでもない」
「大切な人がいるからこそ、人は頑張れる」
前回キラが言ったこと(「みんな平和な世界が欲しいだけ」)と同じく、綺麗すぎる理由かもしれませんが、今回のキラの問い掛けに対する返答としては正しいのでしょう。
けれど、この「大切な人云々」の理論は、行き過ぎると、

(京都弁のイントネーションで)「大切な人の為やったら、何をやっても許される・・・」

と言いながらプッツンしちゃう人が出てくる可能性もあるので、ほどほどにしておいて方が良いと思います。



●元オーブの軍人さんたちとカガリが結束を固めるシーンがありました。
混沌とした状況の中、唯一希望の持てるワンシーンだったのかもしれませんが、個人的には「ちょっと・・・」と思うところもあり。
アークエンジェルに来た途端、カガリを「カガリ様カガリ様」と連呼し、セイラン家を罵倒するのは如何なものでしょうか。
「自分には政治的なことはわかりませんが・・・」って、その政治的な面を考慮して国を動かすのが首長たちの仕事で、方法はともかくセイラン家はそれを実行していたのですから、無闇に非難できる権利はないはずです。
そして何より、そんな風に「悪い連合軍に味方をするセイラン家率いるオーブは悪」「カガリと共にアークエンジェルに付く自分たちこそが真のオーブ」と曲解するオーブ兵たちを、代表であるカガリが諌めなければなりません。
一時的とは言え、政治的な面から逃げ、他の首長に国を任せた以上、今連合に付いているオーブに対してもカガリは責任を持たなくてはいけないのですから。



●前回連合軍に帰還したステラですが、シンの懇願はきれいさっぱり無視されており、なんと、今週は新しい機体を貰い再び戦場へ―――。
早いよ!!!
どうやら来週は、キラvsステラの戦いが見られるようです。
今回の様子だと、さすがのキラも苦戦を強いられるのではないでしょうか。

続きは、32話にて・・・

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2 コメント

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何と戦う? (忍々丸)
2005-06-08 00:04:21
>(京都弁のイントネーションで)「大切な人の為やったら、何をやっても許される・・・」と言いながらプッツンしちゃう人が出てくる可能性もあるので、



某生徒会長さんですか?すると第1候補はカガリですね(笑

冗談はともかく、今のアスランやカガリを見ていると、それくらい吹っ切って欲しい気もします。

(キラはやめといて。とんでもないことになりそうだから。)



前作でラクスが「何と戦わなければならないのか、難しいですね。」みたいなことを言っていましたが、そろそろそれに気づいて欲しいですね。勿論、シンも含めてですけど。
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お返事>忍々丸さん (綾菜)
2005-06-08 00:52:04
はい、ご名答です!あの文章は、某生徒会長さんのことを指しています。

彼女を知る前は、「大切な人の為なら~」という理論は、心情的にもよくわかりますし、シンプルで良い考えだと思っていましたが、あのプッツンした様子を見て考えを改めました(笑)

でも、忍々丸さんのおっしゃる通り、カガリあたりはそのくらい吹っ切れてても良いかもしれませんね。

そして、その結果どんでもない事態が起こったとしても、あの声で「堪忍なv」とさえ言えば、サンラ●ズ的には許されるはず(笑)





>「何と戦わなければならないのか」



前作にしても今作にしても、とても難しい問題だと思います。

ただ、前作今作合わせてもう80話近くにもなるのですから、ほんとに、そろそろ答えを見つけていただかないと、最終回に間に合わなくなってしまいますね。

・・・その相手(ラスボス)がシンだったらどうしよう。
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