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登山とえとせとら

登山が好き、遊ぶのが好き、飲むのが好き、楽しいことが大好きな勢いとノリで生きてる人の日常。絡まれると喜びます(≧∇≦*)

最近読んだ本 29年9月分

2017年09月30日 | 読書
先日大岩壁の感想を書かせてもらいましたが…
人の書評をほうほうと読みますが
自分が書くとなると下手くそなのが…

自分で自分が腹立たしいです

でも備忘録ですので…悪しからず。



この6冊読んでました。

まず右上
望郷
なんか映画になるそうですね。
読み終わってから知りました。

白綱島という島を舞台に6つの作品からなるオムニバス。
その島での出来事はフィクションなんだと思いますが…そういうこともあるんじゃないかなーって。
特に海の星とかみかんの花なんかは湊かなえらしいオチで、読後感最悪系とかではなく
あぁ…そうくるんだ…的な。

そんな話でした。


ライオンズ1958
似たようなタイトルで赤ヘル1975という重松清の本を彷彿とさせます。
赤ヘルは広島の小学生が主人公でしたが、

こっちは戦後が残る福岡が舞台。
新聞記者と実在の選手大下弘、そしてヤクザの田宮その3人がところどころで繋がりつつライオンズの優勝までが綴られている。
60年前の福岡はそんな感じだったのだろーか?と思いを馳せながら読めます。
西武の縦軸と
人間関係の横軸が上手く絡み合って読み応えのある話。

バベル九朔
鴨川ホルモーの作者の自伝的小説ということで…当然ながら虚実混じった世界で、どこまでホントの出来事で、どこから物語になったんだろう?

全く分からなかった。

バベルという名の雑居ビルの管理人をしながら小説家を目指す主人公と大九朔と呼ぶ祖父の作り上げたビルがどんどん大きくなっていく。
かつてあったテナントがどんどん積み重なり街の喧騒から離れ湖の見える景色が広がる…

ミラクルワードぽい話が苦手なので最後まで読んだけど、最後現実に帰れたのかどうかもよく分からない話でした


平凡
角田光代の作品は大好きなので見つけたら必ず借りてます。
どこにでもいそうな平凡な人間ばかりの話。
それぞれ平凡で在り来りな人生だけど、
もし…あの時結婚しなかったら
もし…あの時仕事を辞めていなければ
もし…


平凡な人生の中にもいくつもの岐路があったであろうし、違う分岐を歩いていたら…


私は人から見たらかなりしょーもない人生歩んでるんですが、一片の悔いもないめでたい人でして…

もしあの時〇〇してたらと考えることがないです。

でもこの本読んでちょっと考えてみた…

もしオッサンと結婚しなかったら?
もしその前の男をおいかけて大阪に行かなければ?
自分のつきたかった仕事についていたら?
行きたかった学校に進学していたら…。

そんな楽しい時間を想像出来ました

そして最後ハーメルンの誘拐魔

子宮頸がんワクチン被害者が誘拐された。

身代金要求はない。

その後子宮頸がんワクチン推奨団体会長の娘も誘拐される。
同じハーメルンの笛吹き男のポストカードが置いてあるという共通点だけ…

多分と思っていた犯人…そしてその裏をかく真相…

フィクションだけど、子宮頸がんワクチンで深刻な後遺症が残ってる人がいることを思うと今1度考え直したいと思うストーリでした。


さー10月はどんな本に出会えるのかな?
楽しみです。

移動に伴い、本が借りれる日も変わってしまう菖蒲なのでした。

大岩壁

2017年09月22日 | 読書
じゃあ最近読んだ本6冊のうち唯一山関係の本を紹介

山は好きですが山関係の本はそんなに読まないです。
これはいつも来る移動図書にあったので借りてみました。

笹本稜平の作品は初めてです。
春を背負っての原作者というほうがわかりやすいかもしれませんね。

あれも立山の大汝小屋?で撮影されてます。

原作は立山が舞台ではないのでまた違った世界をいつか読んでみたいところですね。

さて今回の大岩壁の舞台はヒマラヤのナンガパルバット

当然ながら全てネットから拝借画像になります。

ナンガパルバットとはですねー

こういうとこだそーです。

実際には2016年に冬季登頂がされてますが、
舞台はナンガパルバット冬季初登頂を目指す人達が主人公です。
書かれたのが2015年だからいいのかも。


登山家としては旬のすぎた男立原。
長年の相棒木塚。
そして若いけど登攀技術の優れた若者倉本。

この3人が冬のナンガパルバット・ディアミール壁に挑戦し敗退。
下山中に倉本は亡くなる。
五年前の回想シーンから始まります。


↑これルパール壁多分


死ぬ前にルパール壁から登ってみたいと言っていたことを再挑戦する話です。

立原と木塚、そしてなぜかやってきた倉本の弟の3人が冬のナンガパルバットに挑戦します。

一癖も二癖もある倉本弟と
なぜかルパール壁を登るというロシアチーム
ロシアチームにも思惑があり
そこへ冬の8000m峰の悪天候…

刻刻変わり来る環境の中で果たして3人は登頂できるのか…

ストーリは単純ながらもスピード感があり、さらっと読めました。


個人的には倉本弟にムカつきを覚えつつ

こんなやつ1人で登ってしまえなんて、思いながら読んでました。

立原さん甘すぎると思ったり
ロシアチームめぇーーーと思ったり忙しい


秋の夜長にふさわしい本でしたね。

最近読んだ本 29年8月分

2017年09月16日 | 読書
そういえばこのカテゴリーも全く書いていないので今日書いてみます

私、本を読むのが好きでして・・・毎月本を読みます。
でもお金もないし、場所もないので全部借り物です。

図書館で借りております。

毎月5~6冊読んでいるので・・年間で50冊ほど読んでいるかと思います。
でも読んだことをすぐ忘れる、新陳代謝のよい脳みそを持っているので記録として・・・


特にジャンルを問わず読みます。

とりあえず先月読んだ本6冊。

左上から
西加奈子のi

西加奈子の作品は4冊目くらいかな?サラバとか短編を2冊ほど読みました。

サラバと同じ系統でずっしり重い話でした。

シリア難民に生まれながら日本で何不自由なく育った主人公と
世の中にはどれほどひどい事が起きているか常に教えてくれた両親と

自分だけこんな恵まれた環境で生きていていいのか常に自問自答しているアイ。

iは存在しませんという数学の教師の言葉から始まるストーリーはあまりにも深淵なる世界で、ちょっとよくわかんない・・・とも思ったけど
作者はLGBTQについて書きたかったと言っており
男とか女とか、ゲイだとかレズビアンだとかそういうものとは別に
自分のセクシュアリーがわからない人を含めて
全てに愛を注げる世界になればいいなと思っているのかなと読んでるうちに思った。

テロとか地震とか豪雨に見舞われることも今までにない人生で
多少の不満は歩けどそれなりに幸せに生きていることに感謝したいなと思って読了。

琥珀のまたたきは小川洋子の作品なんだけど
やさしさの中に怖さを感じる話。

暴力という虐待ではなく、
遮断という虐待。
子供たち三人は幸せに過ごしているようにみえて外部と隔絶された世界を生きている。
図鑑で押さえたものの名前に変えることになり、琥珀という名前になった少年の回顧録風作品。

残虐性はないのになんだか気分があんまりよくない作品。

源氏姉妹 
私が愛してやまない酒井順子さんの作品。
この人のエッセイは見つけたら必ず読むようにしています。

いわゆる遊び人の光源氏があっちこっちてあの女、この女と手をだすために
やっちゃった女同士姉妹だっていう話で。
紫式部はそんなこと書いてないでしょ?っていうくらいエロさ全開の話。

結局全部光源氏が悪いんじゃんね。でもなびいてしまうほどの男なのか・・・出会ってみたい。


ブスの本懐
こんなにブスのことをひどく書いた本はほかにないと思う。
ブスのなんたるか・・・ブスがどんなことを思い、どんな生き様か・・・
そこまで卑下することはなかろうにと思うほどの本でしたが・・面白すぎてあっという間に読んでしまった。

錯覚の科学
人がいかに錯覚の影響を受けているかこんこんと真面目に説明しているが、
真面目すぎて全く想像もできていないしよくわかんないけどとりあえず読了。

ツバキ文具店
字が汚くて書くのが大嫌いな私からすると、
代筆というお世話になりたいことが多々ある職業・・・
その人に成り代わって書く文章。
その人のために紙を選び、
ペンを選びインクを選ぶ・・・
鎌倉を舞台にやさしい世界の広がる話。


うん・・・これ以上時間がたつと何書いてあったか忘れそうです・・・

今は別の本を読んでますが、読了しだいここにあげていきます