北海道は今が忍耐の時期である。
深夜から朝まで雪が降り続き
翌朝の玄関前はとてもじゃないがさらっと雪かきを
してからでなければ外出できない状態で。
時間がなければ
後ろ髪をひかれながら出発し
夜疲れて帰宅し、着替えもそこそこに
朝から残してあった多少凍りかけた雪の
塊を
どけるお仕事が始まるのである。
30分程度で終わればよいが
あっという間に1時間程は経ってしまい
腕は筋肉痛になり
本当に自然に対処してゆくのは
容易ではない。
いずれにしても
何とか冬のこの雪をやりすごし
ひたすら
春を待つことしかできない。
今も吹雪いているが
何故ワタシはこの雪に埋もれる地域で
延々生活しているのか
定められた運命をおウチの中で呪い
冬期限定の自己憐憫状態になるのである。
さて
こんな状態に射してくる一筋の光明は
ずばり
南国リゾートへ旅行するという
楽しい予測である。
もちろん日銭を稼ぎおマンマを食らうような
我が生活では
「毎年恒例のハワイ」とかは
無理なのだが
「行きたい」「行こうか」「行けるかな」「お金と休み用意しよう」と
なるこの過程は
血圧が上がりすぎてプッツンしそうなほど
興奮する過程である。

昨年行った折、買ってきた自宅用の
リーズナブルな香のよい石鹸。
確か10種類くらいは買ってきたが、現在自宅に
残っているのはこれだけだ。一体どこへ消費したのか記憶がない。
他に残っているのは、洋服くらいで
あとのものは綺麗さっぱり使ってしまった。
このように
自宅用おみやげなるものは
帰宅してから月日が経てば経つほど
跡形もなく消えてゆくことからしても
また、それほど間を置かずに行ってくることが
札幌市長の元お抱え運転手だったワタクシに
課せられた使命である。
だが
問題は「お金」と「休み」が両立しないことである。
そこで
しばらく考えてみたのだが
いっそ「もうこんな仕事やってられっか!!」という時を
静かに待ち
無事辞職した暁に
「1ヶ月ほどのロング滞在をハワイで致しますのー オホホ」
みたいなのが
一番角がたたずハワイへ行けるのではないかと。
ちなみに
一ヶ月ほどの滞在だとコンドミニアムを利用し
一人30から40万も出せば滞在できるようだ。
だがこれも
望むところは早めの予約が必要で
そうしないと予約で埋まってしまうようなので
逆算すると
「こんな職場辞めてやる!ケッ!!」というのを
いつにするか決めなければだし
滞在費用(まぁ一人50万くらい?)も
用意しなきゃだし
と
事前に決めるべきことが、沢山なのですな。
でも
でも
でも

闇が迫ってきても決して消えないこの海の青さと

どんな形で誰がきても穏やかにそこにある波と砂浜と
包み込む広い空と

決して太刀打ちできない高さのビルと樹木と
抜けきることのできない高さの空を
やはり
再度
すぐにでも
またこの目に焼きつけたいのだ。
楽ーに「毎年海外へ」という生活も
よろしいが
「行けそうだけど行けないかな?」で行けた旅行のほうが
喜びが大きいような気がするのだが
市長はどのようにお考えだろうか?
とりあえず
トイレも洗面所もキッチンも玄関も
できるだけ綺麗にお掃除ガンバッているので
「お金と休みが両立」する時が
「年内」に来ることを、
でも「休みは(退職)でなく(休暇)で最悪1週間でかまわない」
ので
これらが「年内」に訪れることを
願ってやみましぇん!!