なんくるないさの自己戦略

40歳で五千万円、50歳で一億円の資産形成を目指している、
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長期投資家に有利な1年だったようです

2010年04月06日 03時39分12秒 | 株・投資・お金のこと
いつも参考にさせているMONEY Zineに面白い記事がありました。

「株価が上がれど証券マンの暮らし楽にならず」のワケ


要約すると次のとおり

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日経平均の推移を、指数として売買できる「日経225先物」で検証してみた。期間は昨年の底を打った3月10日の終値6980円から、今年の3月末までである。

 この間、日経225先物は実に4140円もの大幅な上昇を果たしている。1年ちょっとで59%も指数は上昇している計算となり、まさに「復活相場」と呼ぶにふさわしい上げっぷりだ。しかし、この上昇を分析してみると、上がったのは「夜の頑張り」によるものだったことが分かる。

 以下は、この期間中(2009年3月10日~2010年3月31日)の日経225先物の「海外要因での上昇幅(当日始値―前日終値)」と「ザラ場の上昇幅(当日終値-当日始値)」をそれぞれ合算したものである。この「当日始値-前日終値」というのは、日本の市場が引けてから、翌日の市場が開くまでの上昇幅で、ローソク足でいえば寄り付きに空ける「窓」に相当する部分だ。

    期間:2009年3月10日~2010年3月31日
    当日始値-前日終値での上昇幅=4,330円
    当日始値-当日終値での上昇幅= ▲190円
    期間中全体の上昇幅     =4,410円

 これらのトータルで結果的に4140円上昇したという話なのである。つまり、海外要因(ニューヨーク市場や欧州株式市場の動向、為替推移など)を原動力に上がった上昇相場だったわけで、日本株の取引されている9時~15時10分(大証の場合)でこの上昇相場を見れば「単なる下げ相場」だったともいえるのだ。簡単にまとめるなら、「夜上がって昼下がった」「日本人が寝ている間に上がって、日本人が起きてから下がった」といったところである。

 世にいうところの「短期売買」を主流にしている投資家は、1年間株の売買を何度繰り返したとしても、指数の値動き上は儲からなかったといっても過言ではない(繰り返しになるが、4000円以上も日経平均が上昇した1年間におけるザラ場での上昇幅は▲190円なのだ)。
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日経平均で考えると期間中の上昇幅は4,410円であるにもかかわらず、日中は逆にマイナス。デイトレード派の人たちには厳しい期間だったことがわかります。しかし、逆を返せば長期投資家にとっては良い環境だっということでもあり、この下げに耐えて投資を継続できた人には大きな恩恵があったのではないでしょうか。

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