Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

バルト海国際フェリーの旅 (回想)2017年10月 【1/3 TurkuからSwedenへ】

2022-09-20 16:51:21 | 旅行

コロナ禍で簡単に海外に出かけられなくなり

ついつい昔の事を思い出しては旅の回想をする記事ばかり

 

備忘録を兼ねているつもりだけど

もう終活のひとつなのかも・・・

 

ということで

5年前の2017年10月に

バルト海を国際フェリーで旅をした時の記録を残させていただこうと思います。

 

【いつものように前フリが長いので、文章部分はスルーしてください

【文章のあとは旅の風景などをご紹介しますので、それらの画像を楽しんでいただけたら幸いです

 

2017年8月

某産業機械グループ会社に転職した1994年夏

入社して1週間もたたないのに韓国への出張を命ぜられ

それもOEM販売することとなったFinland製品の初回の試運転に

本国から来る担当者と立ち合いのアテンドをしろとの超いい加減な業務命令

(まともに英会話のできるスタッフがおらず、「英語が得意だから任せた」だって

 

そんな訳で大阪から釜山に飛び、当時は陸路で片道4時間ほどかかる巨済島の某造船所に行き

おっとりとしたお人好しの担当者と劣悪な環境下で約10日間ほど苦楽を共にした仲となり

その後もお互いにFinland側、日本側の窓口となっていたのですが

Finlandが1995年からEUに加盟することになり為替でも不利となり

好き勝手仕様変更を要求するため追加費用で価格を上げざるを得ず

なのに一定額のコミッションを是が非でも入れろと要求する上司

更にはコピー製品を造る競合も出てきて売り上げが激減し

 

それまでは日本市場での独占販売権を主張していたものの

維持するのは困難だと管理職になった時に会社を説得してOEM契約を解除し

彼らも独自で代理店をみつけ直接的な関係は無くなっていたのですが

 

金儲けしか考えないただの商社では売れる訳もなく

その後も日本に営業で訪れるたびに『一緒にご飯食べませんか』と誘われ

仲の良い友人としてお付き合いを継続していたのですが

 

私が2000年にそのOEM販売をしていた会社を退職し、起業して独立した時に

元々創業者の孫で、知り合った当時は彼の兄が社長だったのが

いつしか彼が社長に就任したと耳にして

『日本市場の代理店したろか?』と上から目線でオファーしたところ

大喜びで承諾してくれ

 

こちらもガムシャラに会社を維持しなければと燃えてた事と

数年して運よく世界的な造船ブームの波に乗り

しばらく年間1億弱の売り上げを達成していたのですが

 

競合会社の接待攻勢と他分野の機器をパッケージで売り込む戦略に太刀打ちできず

造船ブームも過ぎ去って需要が激減し

仲良しだった社長になった友人も

将来的に必ず設置が条例化されると思われたバラスト水処理装置の開発に

巨額投資していたものの、とうとう条例化されず責任を問われて辞職

会社から創業者一族がいなくなり、M&Aで投資会社の傘下となってしまいました。

 

そんな浮き沈みを共に歩んできた会社が

新しい雇われ社長の就任によって拡販を図るため世界中の代理店に声をかけ

マーケティングセミナーを実施するとの招待状が届き

それならばとFinlandに行くことに

直行便はやっぱり便利ですよね~

【15:00】Helsinki 到着

【15:20】Turku行 高速バス乗車

しばらくして社内アナウンスで バスの車輛を交換すると言われ

荷物は乗り換える後続の別便で送るからと路上に置かれてビックリ 

まあ、なんせラフなFinlandのお国柄 そんなことで驚いてたら身が持ちません(笑)

 

【17:35】Turkuのバスターミナル到着

久しぶりのTurkuの市街地を歩きながらホテルに向かいました。

【17:55】予約されていたホテルにチェックイン

軽く仮眠してから

【19:00】晩御飯を食べようと外出

やはり移動疲れもあり、時差ぼけで睡魔に襲われ

レストランで食べるのが面倒くさくなって スーパーマーケットで

食材を買ってホテルの部屋で食べることにしちゃいました。

 

翌朝【07:30】ホテルでブレックファースト

シンプルだけど北欧のパンも美味しいんですよぉ~

 

迎えに来たバスに乗車してホテルから40キロ離れたセミナー会場に到着

 



 

参加した代理店各社の自己紹介とメーカー側のマネージメントスタッフの紹介を済ませてから

今後の展望や業界のトレンド、動向などを聴講

ブレークの時間は相互の親睦を深めるための時間

Buffetスタイルの食事を楽しみながら 旧知のスタッフと会話してのんびりと過ごし

【17:00】セミナーを終了してから 隣の施設に移動

夕食には早いなと思ってたところ

TurkuのArchipelogo(諸島)巡りのボートツアーが予定されていて

全員防水&防寒服に着替え乗船

(女性と年配のメンバーは屋根付きのボート)

約1時間のクルーズを楽しんだ後で出航したポンツーンに戻り

【19:30】まずは食事

そして写真には残していませんでしたが

深酔いする前にと

この施設の売りのひとつである 薪焚きのサウナに入り

フィンランド式に水をかけて熱々のスチームを浴びながら

熱くなったら 水風呂の代わりにおもてのビーチに入り

ジャグジーとサウナを繰り返し

 

その後Turkuの市街地に戻り PUB巡り

昔訪れた時に入った OLD BANKが懐かしかった~

このTurkuという街、人口比率が考えたら信じられないほどPUBやNight Clubがあって

Finland人がどれだけアルコホリックだとわかっちゃうんですよ

何人かはまだハシゴ酒していたけど、こちらは翌日の予定があったので【01:00】に退散

 

翌日の朝食は【08:00】となりました。

【8:30】Pick Upのバスに乗り込み 本社訪問

初めて訪れた頃と比べると、建物も従業員も増えビックリしながら社内を歩き

現組織のオーガニゼーションチャートから

各部門のプレゼンや工場見学

そうこうして【17:00】二日目のプログラムを終了して

またまた市街地に繰り出して 夕食とPUB巡りとなったのですが

実はその日の夜の国際フェリーでSwedenのStockholmに行くこととしていため

そこでみなとお別れ

 

ホテルに歩いて戻ったのですが

こんなAsia Foodの店ができていてビックリ

 

その昔、Turkuの隣のNaantaliにあるムーミン村は日本人観光客がよく訪れていると聞いていたものの

Turkuの街中は、フィンランド人とスエーデン人ばかりで

閉鎖的な印象だったんだけどなぁ

(以前は有色人種に対する偏見も酷かったんです

EUに加盟して気軽に国境を跨いでの移動ができるようになり

不良移民も増えて

世界中インバウンド観光客も溢れていた時期だったので

世の中なんて、アッというまに変わっちゃうもんなんだなと再認識

乗船時間にはまだ余裕があったのですが

なんせ国際フェリー

乗り遅れたら大変と中座したのですが

PUBに入りたかったなぁと恨めし気に横目で眺め

 

TAXIを拾ってフェリーに乗船するためにVIKING LINEへ

【18:50】乗船手続き

タッチパネルの言語から 利用者層がわかるでしょ

一応、隣国に渡るためチェックインの時にパスポートの提示を求められます。

夕食抜きとなってしまったため

出発ロビー内で軽食とビールとしたのですが

やっぱ足元みるんだもんなぁ

 

こんなんで約10ユーロ

【20:40】ようやく乗船開始

自分の部屋に到着

狭いながらも個室となりました

今回乗船したのがまだ新造船だった”VIKING GRACE”

最近日本でも、新造したさんふらわあがLNG燃料のエンジンだと自慢げに宣伝していますが

Finlandでは5年前の2017年に既に就航してたんですよ。

船内のエンターテインメントなどの案内もありましたが

連日のハードスケジュールに疲れシャワーを浴びてすぐに寝ちゃいました。

で、4時に目覚めてしまい 

今回の主目的だったセミナーの資料と参加記念品を再確認してから

【4:20】船内探検開始

船内Wifiもあり

こちらはBAR DECK

有料のコインロッカーもあり

国際航路なのでカジノも

エステやサウナは勿論

もう閉まってましたがNight Clubも

なんせ大酒のみでアルコホリックなFinlandのフェリー

免税で飲めるバーやラウンジだらけ

結局パブリックスペースは全て閉まっていて何もできず

暇つぶしにカジノで遊んでみたのですが・・・

当然のことながら撃沈

 

元々ギャンブルは好きじゃないのでテレビゲームでもした気分で

適当に切り上げて下船準備

 



 

【6:30】定刻どおりStockholmに到着

フェリーなのでRORO船(自走する車両で積み下ろしができる船)

それにしても変わった構造をしてるなぁと眺めながら

バルト海のフェリー

その昔、この船首(バウ)の水密が不完全で沈没した船があったなぁと思い出しちゃいました。

http://www.shippai.org/fkd/cf/CA0000449.html

ただ、最近こんな恐ろしい仮説も

(https://www.afpbb.com/articles/-/3307076)

こうして無事Stockholm上陸となったのですが

Swedenは、仲良しのSweden系Finland人が働いていた会社があったため

会社訪問や会食、街歩きや電車でDenmarkに行ったこともあり

この時の旅では、当初TurkuからStockholmに渡り

Stockholmからバルト三国のLatviaのRigaに渡り

RigaからEstoniaのTallinnに陸路で移動してHelsinkiに戻る計画を立てていたところ

 

偶然だったのか必然だったのか

突然Tallinnの会社から代理店をして欲しいとのメールが入り

アポイントがその翌々日となりRigaを経由する余裕がなくなってしまい

ルートをStockholm→Tallinn行のフェリーに変更となってしまったため

Stockholmは単なる駆け足での通過点となりました。

ということで、またまた端折ってフェトチャンネルもどきの

Stockholmの風景をご覧いただければ幸いです。

 

 

 

〔”2/3  Stockholmの旧市街 Gamrastan街歩き"に続く〕

 

 


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 独りよがりの旅日記 ”(回想... | TOP | 【編集中】バルト海国際フェ... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 旅行