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気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

”だいたい”一筆書きの旅2022年3月下旬【前編 にっぽん縦断こころ旅愛媛県の旅をトレース他】  

2022-08-03 11:00:12 | 旅行

ここ10年あまり

我が社の主要収益部門となった

ドイツ製輸入機器の販売及びアフターセールス業務

 

売りっきりで手離れの良い新品販売と保守のための部品販売では楽させてもらっているものの

ユーザーのほとんどがその機器に対する知識が乏しく

自分たちで扱って壊してしまうのを怖がり

造船所の入渠中や岸壁での機器の修理や整備などの

訪船サービスの依頼もこなさなければならず

 

以前のように海外への出稼ぎ中心から

国内での現場仕事が激増し、海外に出るのはほぼ取引先との打ち合わせだけと

パスポートも国際免許もほとんど使わない生活となってしまいました。

 

そんなこんなで

今回は、日程のほぼ確実な造船所からの依頼で四国の今治に行く予定を立てていたところに

外国航路の鉱石船で航海日数が長く寄港地が少なく

荷役待ちでヘタしたら半月・一月は投錨地で動けなくなるため

タイミングを逃したら数か月壊れたままで運航しなければならなくなる船から

北九州での依頼を受け

 

愛媛県今治の仕事を片付けてから松山に移動して小倉行のフェリーに乗り

翌日北九州での仕事をしようと計画していたところ

 

北九州の船の入港時間が遅れたため

今治の仕事を終えてから2日ほどのアイドル時間ができてしまい

 

今治の仕事を終えてからフェリーで奈良に戻り

翌々日新幹線で北九州に行くことにしようかと一瞬迷ったのですが

もしかしたら 

これは訪ねたかった愛媛県最南端の愛南町に行くチャンスかも 

といつものように前向きに考えて

二つの仕事の合間を利用して

”だいたい一筆書き”の旅をした時の旅の記録を書かせていただきました。

 

3月20日 愛車のジムニーで19:30奈良の自宅発

第二阪奈道路、阪神高速で大阪南港(中)からフェリーターミナルへ

 

もうすっかりおなじみのオレンジフェリーに乗船

(出航の2時間前から乗船できちゃうのがグッド)

いつものプライベートが保てて安眠できる個室のデラックスシングル

トイレとお風呂はありませんが、いつも到着時刻までグッスリ寝られるので大満足

この日は、急ぐ必要がなかったので 7時前まで滞船して

途中の牛丼屋で朝ごはんをしっかり食べ、お昼の弁当を買って今治に向かい

造船所でチャチャっと仕事を片し

14:30に造船所を出発

15:45 伊予灘サービスエリアで休憩

18:00に 以前にも泊まったことのある Super Hotelにチェックイン

八幡浜港に停泊中の宇和島海運のフェリーを眺めながら

飲食店を探して徘徊したのですが・・・

ここもすっかりシャッター街

結局ラーメンとなりました。。。

 

翌朝 8時にホテルをチェックアウトして

JR予讃線沿いに上宇和まで県道、そこから国道56号線と松山自動車道E56を使い

休憩なしで9:45に 四国霊場八十八カ所の第四十番 平城山薬師院 観自在寺に到着

にっぽん縦断こころ旅 2017年秋の旅 688日目の出発地点なんです。

折角なので本堂の薬師如来に手を合わせ

御宝印守を買わせていただきました

※御宝印守とは弘法大師お手製の宝判を押印された手拭いで

胸にあて南無大師遍照金剛と7回唱え痛いところを7回さすり

1年間枕の下にひいて寝ると霊験あらたかなんだそうです。

 

今回はALSで寝たきりの友人にあげましたが

昨年脳出血で倒れて寝たきりの社員さんのお父さん、癌が転移して闘病中の兄嫁

などなど もっといただいておけば良かったなぁ 

 

 

(日土峠からの眺め)

 

この↓場所の地名 鯆越(イルカごえ)って言うんですよ~

読めないよねぇ でも勉強になりました。

鯆越から海岸線沿いに約2キロ

途中何度か魚市場の中を走ったところに赤い鳥居を発見

ここが688日目の旅の目的地 蘇家神社

https://www.nhk.or.jp/kokorotabi-blog/100/284241.html

 

お手紙にあった 手摺りも途中に踊り場もない石段

この日もちょうど一雨降った後だったので

相当ビビリながら登りました

神社の本殿まで登ると

トンビが鳴き声がいつまでも響き

”漁村に来た感”バッチリ 

この場所、深浦と言う名のとおり

リアス式海岸の天然の良港なんだなぁと実感

鹿児島の佐多岬でもみかけた”密航者(船)”の注意書き

 

中国からの密航者や北朝鮮の工作船なんかも出没してるんでしょうね

 

まだ時間が早かったので往路では素通りした”市場食堂”

鰹が大好物なのと 正平さんも食べてた場所だったので

喜び勇んで暖簾をくぐったのですが・・・

『びやびやかつお 入荷ないです』だってぇ~

ショックでホワイトボードのメニューしかないと思って

しょーもないカツオの天ぷらと ハランボの塩焼きを注文した後で

お刺身類もしっかりあるのに気づき 大ショック

 

また来ることあるかなぁ

 

たぶんないだろうなぁ。。。

 

と肩を落としながら車に乗り込み

次の目的地に向かいました。

 

(愛南町の須ノ川海岸&キャンプ場)

 

2年前から稲作を始め

藁の有効な使い方はないだろうかとネットサーフィンしていて

ここの”わらぐろ”を知ってしたので

実物を観られてとっても良かったです

マンモスはイベントに向けてまだ準備中でした

そうしてまた八幡浜に戻り

改めて山を眺めると急傾斜の山肌にへばりつくように

柑橘類(主にミカン)の棚田が広がってるんだなぁとビックリ

八幡浜へはもう4・5回来てるのに

こんなにジックリと眺めたのは初めてでした。

そしてこころ旅687日目の旅をトレースするため

出発地点だった

佐田岬半島の付け根近くにあるレッドウイングパークに到着

 

https://www.nhk.or.jp/kokorotabi/route_2017autumn/20171116/index.html

 

ここでも正平さんの真似して滑り台で下まで滑ったのですが

このローラー式の滑り台

お尻が熱いやら痛いやらで もう必死

その上雨上がりだったので ビショビショになってしまったのですが

 

https://www.youtube.com/watch?v=FbTGlAb1rfM

 

遠巻きに見ていた人

『あのジイサン、よーやるわ』 と呆れられてただろうなぁ

 

ま、正平さんより9つも年下なので

これしきのことで恥ずかしがってちゃダメですよね

 

続いて 正平さんが言うところの”おっぱい岩”を眺め

この佐田岬半島

”伊予の青石”と呼ばれる【緑色片岩】が特徴なんだそうです。

長さ40キロ幅6キロの日本一細長い半島

中央構造線の断層によってできたんだとか

実は生まれ故郷の渥美半島の付け根の豊橋も

中央構造線上にあるんですねぇ。

いや~、勉強になるなぁ

こころ旅で正平さんが地元の人に道を尋ねた場所

そしてここが亀ケ池

畳8枚くらいの大蟹が棲んでいた伝説が残る愛媛県最大の潟湖

こころ旅チームは

お手紙に添えられていた写真の風景の場所を探しに行くのですが

 

急な坂道なので さっきの地元の人が軽トラで救援に来た場所

(もう目的地が目の前だからお断りしてましたが)

この辺りもしっかりみかん農園だらけで

その最上部の農道からの眺めが お手紙の写真の場所でした

 

 

こうして”こころ旅”のトレースを終え

国道九四フェリーで九州に渡ろうと三崎港へ行ったところ

1時間に1本のフェリーが丁度出航したばかり

 

あと一時間ボーッと待つより 

この先15キロとの標識のあった佐田岬灯台に行ってみるかと

気軽に考えて向かったのですが・・・

 

時速60キロで走ったら片道15分で楽勝かと思っていたのですが

実際にはクネクネの細い道が連続するため30分かかっちゃいました

 

そうして駐車場に到着してみると・・・更にそこから遊歩道で1.8キロ 

九州に渡ってから北九州黒崎の昼夜食堂に行くつもりだったので

コロナで閉店時間も早まってるみたいだし

早めに移動しようと思っていましたが

めったに来られないこんな僻地まで来て

素通りじゃあ勿体ないなと

兼業猟師なので この看板に釘付け

豚コレラで激減してるのにまだ残ってるかなぁ 

風景よりも 目を皿にして痕跡を探しながら歩いちゃいました(笑)

 

灯台を眺められる展望台にあがると九州は目の前

灯台は佐田岬半島の先端にあるのですが

実はその先に埋め立てられて繋がっている御籠島が実際の先端部になってるんです

豊後水道の要所とあって

砲台跡もあるのにビックリ

結局14:30のフェリーに乗り遅れて

佐田岬灯台を周遊したため三崎港に戻ったのは17:00となり

フェリーも17:30発となってしまいましたが・・・

いつもながらの行き当たりばったり ”それもまた善い哉” 

 

【国道九四フェリー乗船~大分佐賀関~北九州黒崎~ に続く】

 


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