Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

独りよがりの旅日記 ”(回想)2016年9月 ピレネー山脈縦断の旅” その②Petit train d'Artouste

2022-09-13 16:01:20 | 旅行

ピレネー山脈滞在二日目

 

ピレネー山脈の観光地と言えば

アンドラ公国やガヴァルニー圏谷、ゴーブ湖が主流

それをわざわざどうしてD934でFrontera del Portaletを選んだかと言うと

実は、Petit train d’Artouste(アルトーストトロッコ列車)の存在を

Youtubeで知ったからなんです

 

ということで、実は前日にも先にArtousteを訪れ、翌日にTorlaと思っていたのですが

天候があまり良くなかったので先延ばししたのですが

 

この日もスペイン側は曇り空

かといってそれ以上待つのも時間の無駄なので諦め

【8:00】Sallento de GallegoのTres Quinonesを出発

【8:45】リフト乗り場に到着

(フランス側Larunsからの定期路線バスもありますがスキーシーズン以外は休日しか運行してないので要注意

 

ここ ↓ がリフトとプチトレインのチケット売り場

下界は雨だったので、スタッフの女性が

『残念だけど、上も雨かもしれませんよ』と言ってくれましたが

ダメ元で始発のリフトとプチトレインの乗車券を購入

 

リフトに乗っても雨模様で ほとんど諦めてたのですが・・・

流石は標高2,000m以上の高地

下界は雲で覆われていましたが上はピーカンの晴れでした~

朝ごはん抜きだったので、リフト駅の売店でコーヒーとスナックを購入

デッキで絶景を眺めながらの朝食となりましたが気分は最高でしたね~

実は、この場所はフランス側で人気のスキー場

そしてプチトレインは水力発電の目的で建設されたダム湖工事のトロッコを観光用に運行しているんですねぇ。

9月以降は翌年の夏まで休業

真夏は行楽客で賑わうため頻繁に往復しているのですが

この時期は朝9時45分から午後3時45分まで1時間毎のみ

 

始発便もガラガラで申し訳ないような状態でしたが 

その分のんびりと楽しませていただきました

【9:45】1時間後、ダム湖の終点に到着

 

この日のダム湖からの最終便は17:15発

たぶんトレッキングのグループが帰りの予約をしているようで

定員オーバーしたら大変なんだと知りました

 

プチトレインの最終便までトレッキングするつもりで

ジャスパースニーカーを履いていったのですが

思いのほかザレた地質で、斜面ではグリップが効かず大焦り

とりあえず危険を感じないで歩けるハイキングルートを歩いてダム湖にのぼり

ダム湖を一周できないかと踏み跡を辿って登っていったところ

羊の足跡だと気づき、岩場にへばりついている羊たちを眺めながら

それ以上進むのを断念してしまいました。

 

プチトレイン終点の売店もパンオショコラしか売っておらず

シャリバテ必至だなと遠出は無理と判断

ダム湖沿いの道を往復しようかなと思いつつ

中途半端でお茶を濁すより、いつかリベンジしようと思うことにして

 

ということで、滞在時間3時間半の13:15

諦めてプチトレインに乗り込み

途中でマーモットや、ここでも羊飼いの老人と牧羊犬をみつけ

あんな人生もあるんだなと感慨深く眺めてしまいました

やがて地質学の勉強になるような険しい山容が眺められる場所に

(牛も高いところが好きなんですねぇ

ここからトンネルを抜けるため 絶景はここまで

 

トロッコを降りたところに地図があり

プチトレインの駅周辺はLarunsのスキーの拠点のひとつで

いろんなゲレンデがあるんだなぁとビックリしました

そんなこんなで14:15 リフトに乗って下界へ戻ることに

リフトが到着する寸前 なにやら車が渋滞している様子に

どうしたんだろうと眺めてみると 家畜の移動中みたい

これは是非とも見ておかなきゃと急いで車を走らせると

どうやらLatxa(バスクの羊)

ただ、この先はこのルートの最も狭い谷間でUターンすることもできず

 

後ろからの車に押されて水力発電所を過ぎて

Eaux Chaudesの渓谷美と歴史を感じさせるスパの施設と

キャンピングカー用の給水給電自販機を珍しそうに眺め

また道を戻ると 再びLatxaの群れの移動中 

偶然そんな風景に出会えるとは運がいいなと大満足

 

フランス側はずっと雨模様でしたがスペイン側は気持ちの良い晴天

Sallento de Gallegoに戻り

村を歩いてみました

このSallento de Gallegoのすぐ隣、峠側にはFormigalという

スキーリゾートホテルや高級別荘地の建ち並ぶ場所があるのですが

 

このSallento de Gallegoは歴史ある村で

スペイン側のトレッキングの基地となっていることを知ってホテルを予約したわけなんです。

なんせ冬季はスキーリゾートとなるような降雪地帯

こんな石畳の道をどうやって車が走れるのか興味津々でした

この日は金曜日でホテルの一階にあるRistrante Tres Quinonesの営業日

のんびりと部屋で寛いでから 21:00にレストランへ

 

この辺りの常識なのか、セットメニューから前菜、メイン、デザートを選択するスタイル

ちゃんと英語メニューもあって助かりました

メインはラムのASADO(炭火焼) 美味しかったですよ~

【23:00】食事を終えて部屋に戻り

朝食、昼食には恵まれなかったものの

Artousteのプチトレインと素晴らしい眺望、羊飼いの風景を堪能し

美味しいディナーにも大満足して、この日も爆睡となりました。

 

この日の移動内容

 

 

〔その③に続く〕


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 独りよがりの旅日記 ”(回想... | TOP | 独りよがりの旅日記 ”(回想... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 旅行