Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

2024年奈良吉野山&奥吉野花見紀行

2024-04-22 21:20:54 | 日記

今年は、東京x1名、神奈川x1名、愛知x1名、福岡x1名

そして私、奈良x1名の計5名で催行した花見紀行のご報告

〔参加者の許可を取っていないため顔は出さないように

でも雰囲気を感じて欲しいなと顔を黒塗りした画像を貼り付けさせていただきました

 

4月3日

午前10時45分 小雨模様のなか大和西大寺駅出発

先日の下見とその後に発生した国道169号線の法面崩落による通行止めにより

奥吉野の秘境、不動七重の滝と前鬼山集落跡に行くことを諦めていたので

代案でのコースとなりました。

 

最初に個人的に大好きな南都七大寺のひとつ

癌封じで有名な大安寺へ案内して健康祈願

(これまで、自分自身に家内、親族に知人、友人と癌になったと聞いて20名以上を祈祷して

その後高齢となって亡くなった人がいるものの、癌が進行して亡くなった人がいないこと)

(入山料も駐車場代も取らないところが気に入ってると説明しながら)

移動のスケジュールがタイトなことと

宿で豪華な夕食が待っているからと

お昼はたこ焼きで我慢してもらいました(笑)

大安寺から京終を経由して天理街道を南下して

日本最古の神社のひとつ物部氏の総氏神石上神宮前を通って天理に向かい

その後旧道で天理ダムを眺め、笠から纏向、

三輪山をご神体とする日本最古の神社のひとつ大神神社前を通過して

長谷寺へ

”いざいざ奈良”の鈴木亮平のように
跪いて十一面観世音菩薩立像の足に触れながら願い事を伝え

舞台から境内の春の絶景を堪能

(GoProの動画からのショットなのでピンボケで失礼しました

 

その後初瀬街道から室生ダムを眺め、数日前のルートで室生寺へ向かおうとするも

前日の4月2日に雨による崩落が発生して通行止め

 

仕方なくトンネルのバイパスから室生寺に辿り着き

雨の中室生寺の境内に入り金堂を十二神将を拝観しようとしたところ

半分は宝物殿、残りの半分は金堂にあり

それぞれ拝観料を徴取するとの説明に

”いざいざ奈良”で観光客が溢れることを願ってる感アリアリの

御朱印用においずる(巡礼衣)までできてて

個人的にはちょっと興醒め

広大な敷地に点在するお堂や塔を維持するのにお金は必要だろうと思うものの

入山料から更にいくつもの拝観料をせしめようとする根性を

本堂の如意輪観音はどう思ってのと問いかけてしまいました。

その後は下見ルートのとおり、枝垂れ桜の西方寺から林道で峠越えしようと思っていたのですが

一般道が崩落したとすると林道も引き返す可能性大だなと諦め

 

榛原から菟田野、東吉野村の丹生川上神社中社と夢淵に行くつもりだったのも

雨で歩くのを避けようとの思いと、時間的に宿への到着が遅れるかもと

黒滝村の森物語、森の交流館に直行することにしました。

 

温泉を浴びて

大和牛のすき焼き食べ放題+活鮑焼きコースを堪能

 



こんな山の中で鮑が出るなんて、便利な世の中になりましたよねぇ

 

それぞれ遠方からの移動で早朝出発による睡眠不足と駆け足での古刹巡りで疲れてる様子だったので

温泉の終了間際に歓談タイムをお開きにして二度目の温泉に浸かり就寝となりました。

 

翌朝は、朝風呂を浴びてから朝食

この黒滝村村営の宿での一泊二食コース

桜のシーズンでそこそこのお値段でしたがお腹パンパン

 

朝はアッサリ茶粥に発酵した漬物で十分だから、その分お安くして欲しいなぁ 

などと、つい考えてしましました。

 

その後、宿の前で記念撮影して吉野山へ出発しました

黒滝村からは得意の険道で吉野山の勝手神社横に出て

奥千本口の金峯神社前から花矢倉、上千本を通り

勝手神社近くの駐車場に車を停め

吉水神社へ

 

一目千本から上千本がまだ少し早かった(3分咲き)ものの

念願の吉野山の桜を堪能できて喜んでくれてホッと一息



 

今回は、吉水神社と後醍醐天皇の南朝皇居、源義経・静御前潜居の間を拝観してから

贔屓にしている金峯山寺横の柿の葉寿司の店でランチ

(葛入りにゅうめん+柿の葉寿司+葛切りセット)

 

金峯山寺で護摩焚きの読経と太鼓の音を聴きながら蔵王大権現を外から眺め

宿坊が連なる参道を眺めながら駐車場に戻ったのですが

 

ハイシーズンとあって、普段はほとんど扉を閉めている”だらにすけ”のお店の

ガマガエルも張り切ってました(笑)

私は、また大峯山系を歩き奥駆道の靡きで般若心経を唱える時に使えるようにと

桜井研次さんのご夫婦を奥吉野に案内した時に錫杖を購入していたのですが

いつかお数珠もと思っていたので法衣・法具店で購入 念願かなってルンルン

靡きでの読経に、岩場を登るときには腕に巻いたり首にかけたりと

お数珠は必須アイテムなんですね。

その後

参加者の一人がどうても仕事のため平日3日の休みが取れず

吉野山までとして神奈川に戻ることになっていたため吉野駅で見送りして

残りの4名で十津川村に向かい

途中、猿谷ダム、谷瀬の吊橋、風屋ダム、二津野ダムに立ち寄り

二泊目の宿

元祖源泉かけながしの十津川温泉に到着



 

選択の余地なく決めた超レトロな宿だったので、みんな大丈夫かなぁ?と心配に思っていたところ

さすがは元青年海外協力隊員

「もうこんな昭和な温泉宿みつからないよ」と慰めてもらい

硫黄の匂いのする岩風呂の内湯と

手作り感溢れる露天風呂を堪能し

これまた古風な温泉宿の夕餉に舌鼓を打ちましたが

焼き立ての”あまごの塩焼き”美味しかったぁ

運転の疲れもあってまたお風呂に入るという仲間に断って早寝してしまったため

夜中の2時に目が覚めて24時間入れる岩風呂にのんびりと浸かり

また寝なおしてから朝食

 

その後、代案では、十津川温泉に泊まってから

めったに行けない玉置神社と瀞八丁をまわってから

龍神温泉経由で高野山奥の院に連れていくつもりでしたが・・・

 

前日、一人が伊丹から午後5時発の飛行機を予約しているとのことで

 

予定変更して近場の果無(はてなし)集落(熊野古道の人気スポット)へ立ち寄り

名物のおばあちゃんは入院していて母屋の雨戸は閉まったままでしたが

ゼンマイを揉んでいた息子さんとも話ができ

なぜか”立ち入り禁止”の看板で乗るのを諦めた野猿を見学して

大塔村から日本一小さい野迫川村を抜けて

高野山に向かおうとすると

崩落修復の工事の交通規制なのか、時間別に一方通行となっていて

次の通過時間までの待ち時間が長すぎて断念

 

それなら生駒山のスリランカレストランでランチにしましょと奈良方面に戻り

時間調整して伊丹行の空港バスの停留所に見送り

 

残りの二人を大和西大寺駅にお見送りして

今回の旅を完結することとしました。

(あまり遅くなるとそれぞれ帰宅するのも深夜になってしまうかなと)

 

いずれにしても今回も楽しかった~

 

ただでさえお節介焼きなので奈良のそれも奥吉野を案内するのが大好き

そのうえ、心の底から繋がってる仲間との旅なので

嬉しくないわけがないわけで(?)

 

参加者の一人が『奈良から帰るのがいっつも寂しくてたまらない』と言ってもらい

今回もみんなをお誘いして良かった~とつくづく感じいった次第です。

 

 

 

今回の旅を紀伊半島南端からみるとこんな感じ ↓ 

 

ほぼ奈良県の北の端から南の端を縦断
(一筆書きにできなかったのが心残りでしたが

長谷寺はこんな感じで

室生寺は奥の院を断念してもこんな感じ

こちら↓は、吉野山

(一番下の黄色いルートが奥千本口までの登りで橙色と赤が桜の絶景を堪能できる下り道)

そしてこちらが猿谷ダム

(市町村合併で五條市に編入されてしまいましたが、元大塔村のダム)

 

対岸の集落がお金を出しあって架けた日本一の”谷瀬の吊橋”

二津野ダム

 

熊野古道の果無集落と野猿

十津川の往復は、通行止めだらけで泣く泣く単純往復となってしまったのと

十津川からの帰りは飛行機の時刻に間に合わせようと

高速の出せる京奈和道&西名阪を使ってしまいましたが

カーナビに逆らって酷道、険道を走りたい変人丸出しの軌跡(笑)

 

そんなこんなで参加者に喜んでもらおうと

いつも内容テンコ盛りで旅程をギチギチにしてしまうのですが

 

今回は、これでも結構運転疲れが出てクタクタだったので

いくつか訪問先やルートを断念してしまいましたが

それで良かったのかな

”禍を転じて福と為す”で正解だよね

などどメゲルことなく大雑把なオプティミストは思うのでした。

 

余談ですが、これまで国内外のアチコチを旅してきましたが

やはり奈良の歴史と大自然は別格

 

なんせ鎌倉時代?平安?って何って言うお土地柄

1300年以上前の歴史の宝庫というか

 

仏教や文字が伝来する前の土地なんだと実感させられ

 

弘法大師さえ新参者と思わせる

日本の国の始まりを至る所で実感できるんだもんなぁ

(土着のジモピーは鈍感でそれを気づくこともありませんが

ジモピーがこのブログみてたら怒られるかも

 

酷道、険道だらけの紀伊山地の大自然の中にあって

21世紀の現代でも文明を馬鹿にしてるような

至る所で道路の崩落による通行止めだらけ

外界との接触を拒んでいるのかも

 

特に、役行者と前鬼後鬼の存在がいまも続く不思議

そして蔵王大権現の世界を体感できる奥吉野の痺れるような凄さ

知って欲しいような、あまり知られたくないような・・・

 

まあ、ほとんど閲覧者のいないブログなので

そんな危惧など不要と思いつつ投稿することにしてみます。

 

ちょっと酔いがまわっていつも以上に支離滅裂ですが

歴史の痕跡を目の当たりにしながら太古の昔を想像する面白さを是非味わいに

奈良にお越しくださいませ


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