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大学同窓会の案内

2025-04-04 12:25:00 | 日記
妻の大学から案内状が届きました。
3ヶ月も先の事ですが、是非と
今回は出席したいと言っています。
前回出席したのはコロナが流行る
前の2018年でした。会場が熱海で
したが、私は荷物係会場までの
水先案内人として同行しした。
同窓生も年を取り皆が元気なうち
に上京する機会もこれが最後だろ
うと言います。私はコロナの感染
が怖いのですが、同窓会の会場で
が感染でもしたら、一緒に行
なくても2次感染してしまいます。
私も上京するかどうか思案中です
ただ飛行機搭乗するのは怖いし
都内の移動も公共交通機関は使い
たくありません。旅費も高額にな
ってしまいます。
私自身は同窓会などに出席したり
する事に興味はありません。学生
の時から勉強するのに友人や先輩
を頼る事もなかったし、社会へ出
ても業務上の仕事を習得する為に
先輩や上司に教えてもらいはしま
したが、それは当然な事であって
その事を感謝するとか、まして
諂うような事もしませんでした。
上司に気に入って貰いたいとか、
認めてもらって出世したいとかも
全くなかったです。仕事を離れて
の飲み会などにも参加しましたが、
上司にお酌位しろよと怒られた事
がありました。今はお酌をするの
もセクハラらしいですが、ああい
う類いの会合もタダで飲酒出来て
も嫌いでした。仲間意識とか組織
で偉くなろうとかは全くなくて、
いつか独立して仕事をしたいとい
う思いしかありませんでした。
ただ人間の好き嫌いがある訳では
なく、誘われたら付き合いはいい
方でした。ただ尊敬する先輩とか
上司はいなかったので、嫌われて
いたのでしょう。妻はそういう点
では如才なくて、同僚や先輩とは
まめにお付き合いを続けているの
で感心しますが、好き嫌いが激
い点はあります。組織で生きて
く為には色々と処世術が必要で
が、私は全くそういう事に価値
を見いだせませんでした。
フランスの人類学者で名前が英国
人のようなエマニュエル・トッド
が著書「西洋の敗北」で欧米の影響
低下と衰退を分析して、その中
精神的空洞化を論じています。
キリスト教プロテスタンティズム
の衰退による西洋社会の精神的な
基盤が崩れ、労働倫理や道徳的な
リーダーシップが失われていると
論じられています。氏は高等教育
について批判的で、その普及によ
りエリート層が形成される一方で
社会の分断や不平等が拡大する
可能性を指摘します。多くの人々
が大学教育を受けるようになった
ことで、知識や教養の価値が変容
し、社会における知性の質が低下
する場合があると述べています。
これをエリートのポピュリズムと
呼んでいるそうですが、面白い
指摘だと思います。所謂エリート
を鼻にかけるスノッブと呼ばれる
人々や、妻のような大学院を出て
るけど専門馬鹿のような人達を
近年は大量に作っているというの
が実感としてあります。私は学生
の頃はキリスト教神学の影響下で
思春期を過ごし、宗教的信仰を基
とした価値観や世界観で成長して
きました。私はキリスト教徒では
ありませんが、アリストテレス、
ソクラテスやプラトンのギリシャ
哲学を復興した神学者聖トマス·
アクィナスの考え方教えられた
学生だったので、そういうものが
自身の社会規範となっていたのだ
ろうと思います。
そういう意味では現代の薄っぺら
なエリート層の云う事には何か
じられない事が多いのです。
同窓会などで、いわゆる勝ち組が
偉そうな事を言っていると、馬鹿
な奴だと思うだけで、高い会費を
払って出る理由がありません。