ANDY'S HOUSE

ANDY'S HOUSEの息子のお話
~ 点頭てんかんという病気と明るく前向きに暮らしていく家族日記 ~

原因

2005-01-31 15:59:16 | Sick
点頭てんかんの大多数の例では、背景に何か脳疾患がある、またはあると想像される場合が多く
この様な例を症候性点頭てんかんと呼び、七~八割を占める。
また、現在の診断技術では基礎疾患が証明できないが、種々の状況判断から背景に何か基礎疾患が潜んでいる疑いがあり、将来技術の進歩によって基礎疾患が証明される確率が高い場合を潜因性点頭てんかんと言う。
発病原因が不明で基礎疾患が見当たらない場合を突発性点頭てんかんと言う。

①症候性点頭てんかん ・・・ 臨床症状・経過・検査所見などから、原因・基礎疾患 の存在が証明、 あるいは強く疑われる場合を言う。発作が始まる前から発達の遅れがあったり、時には他のタイプのてんかん発作が先行することもある。原因が発生した、あるいは発生したと推定される時期によって三群に分けられる。

第一群:出生前原因
先天代謝異常症・胎内感染症・染色体異常症・遺伝性疾患・脳形成異常症などの先天性脳疾患がある場合(五~六割を占める)

第二群:周生期原因
胎内仮死・難産による新生児低酸素症、虚血性脳症未熟児脳質周囲性白質硬化・新生児頭蓋内出血・新生児髄膜炎などが原因とみなされる場合(三~四割を占める)

第三群:生後原因
生後1ヶ月以後に発生した脳炎・髄膜炎・頭部外傷などの出来事が原因の場合。(ほぼ一割ぐらい)

②潜因性点頭てんかん・・・生後の発育が順調で、何らかの基礎疾患が見出されないが本当は未知の基礎疾患が背景に潜んでいるものと推定されるもの

③突発性点頭てんかん・・・発病原因がまったく不明で出生から発病まで正常に成長発育し、発病 後もあらゆる精密検査をしても 正常所見を呈す。(脳波を除く)この様な例の一部は遺伝の関与が示唆される

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