北海道十勝から然別湖くん発信

GAZOOから移転しました。
十勝の鹿追町から情報発信です。
ペットはビーグルとチンチラ。
ゴルフ大好きです。

豪雪の記憶

2018-05-17 06:58:00 | 日記

町史豪雪.JPG

昭和45年の豪雪


鹿追町70年史に豪雪の記載がある。

広報紙に昭和44年の2月1,3,5、6日の連続した降雪で196センチに達したとある。

私の記憶では昭和44年から47年にかけて大雪の年が多かった。

町史では、昭和45年の大雪(写真)が

「100年に一度の豪雪で、酪農家の苦悩は大きかった」とある。

さらに瓜幕方面が2〜3mに達したが、

上然別地域では1mという地域差があったのが特徴と記載されている。

「昭和47年の浅間山荘事件の時は大雪だった。

カップヌードルが有名になった・・・」などの話は先輩からよく聞く。

なぜ、大雪が続いたのだろう。

 

ある大雪の記憶。

学校が休みになった。電線があちこちで切れて電気も止まった。

我が家は、暖房、風呂も石炭だったのでしのげた。

水はポンプで地下から吸い上げていたので使用できず、

手押しポンプの家でもらい水し、

物置から誇りだらけの灯油ランプを持ってきて夜を過ごした。

 

翌朝、隣の平屋のお宅は埋まっており、

我が家も1階が暗かった。

母親がお金を私に渡して

「米はあるから、おかずを買ってきて」と。

スキーを履いて出発。

平家の高さまである吹き溜まりが、

大きな波のように道路を塞いでいた。

農協店舗までは、ちょっとした冒険気分。

結局4日間も学校が休みになった。

 

今、2メートルの雪、そして停電になったら、何日過ごせるのだろう。

ある年の成人式の日に停電が長引き、

これを教訓に停電用の灯油ストーブ2台、

灯油ポリタンク2つを用意するようにした。

自助、公助、共助を考える意味でも、

過去の災害は貴重な経験だ。

今度、町民課でハザードマップを作成するとのこと。

消防署、ジオも連携して災害への対応や周知を考えて行きたい。

古い資料は、懐かしいだけでは無く、これからを考える素材だと思う。

鹿追町70年史 鹿追町図書館で読んでみるのはいかがだろう。

鹿追町の成り立ちを学ぶには、

よい素材がここにあります。


▼ジオパークへ行こう。

http://www.geopark.jp/geopark/tokachi-shikaoi/




最新の画像もっと見る

コメントを投稿