あとりえちえ

「アートで瞑想♡♪」リトルート

前篇のこどもアートクラスの「だるま」ついでに、旅の思い出綴ります。

この2年コロナでお出かけできず、また昨年は家の老人問題が大変で、自分への癒し&ご褒美とばかりに、高崎でリトルートしてきました。

 

第1日目

○都内→<湘南新宿ライン>→高碕

♡お参りアート体験

●少林山達磨寺にて

高碕駅からぐるりんバスで30分ほど。高碕市街地をぬけゆったりとした川を車窓にみながら静かな山のふもとのバス停で降りる。

看板の指示通りに上っていくと達磨寺に着いた。

まずはお参り。そして、お寺のHPで紹介の「だるま絵付けのワークショップ」にチャレンジ。自作のだるまちゃんが出来上がりました。

長年美術教師をやってきたけど、教えるより受け身で遊ぶほうが心ゆったりほっとして童心にかえることできました。

凛とする空気の中で絵筆をとるすがすがしさ!

 

♪おんがく鑑賞ー弦楽六重奏

●高崎芸術劇場 音楽ホールにて

ぐるりんバスで高崎駅前にもどり劇場へ。

オープンして間もない高崎芸術劇場の音楽ホールは、壁は木材で施されている。とてもよい香りがして、まるで森林浴にきたような心地になった。

日本の錚々たる音楽家が奏でるヴァイオリン、ビオラ、チェロの六重奏の調べ。ひとつひとつの響きが生き物のように絶妙に交差し合う。

そんな響きをカラダ全体でうけとめる至高の体験。

心深く癒され涙があふれてきました・・・気持ちよかったなぁ。

 

☆お泊り

「ホテルとれない~!」

18、19日の土日は、高碕のどこのホテルも予約でいっぱいだった。2週間前のこと。土曜日は上記、日曜日は同劇場での「第九の演奏会」。東京を離れた街での音楽会でリトルート(日常を離れ心身を癒す休暇)しようとの初計画だった。

「あるのは高額なホテル・・リーズナブルなのは駅から離れているかなんだか古そう・・東京⇔高崎を通うしかないかな・・」

と、気を取り直して1週間前予約サイトをのぞくと、偶然、小奇麗そうなホテルの画像が目に飛びこんだ。駅に近いらしく「残1」との表示に慌ててゲット。どうもキャンセルがでたらしかった。

行ってみて「旅のカミサマはわたしに微笑んだ♡」と思いました。なんとそのホテルのロケーションは劇場の裏!しかもコンパクトだけど新しくて清潔、朝食は種類豊富だしコロナ対策でパックで提供され、リーズナブルで嬉しかったです♪

 

第2日目

♡お参りー高碕白衣観音

●慈眼寺にて

高碕と言えば、観音さまが有名です。学生時代、合宿で長野や信越方面に行くときはいつも、山の中腹の白く大きな観音さまを高崎駅から臨めました。

今は建物が多くなり、山の緑も深くなったのでしょうか、前よりだいぶ小さくなられた印象です。しかし、バスに乗り観音さまに近づくと、あらためて大きく美しいお姿だなあと感じました。

ちなみに「ぐるりんバス」高崎市内の主な観光地へ200円で行けます。長距離を5回乗りましてお支払はたったの1000円!市民の皆さま、ありがとう。

 

■アート鑑賞

●山田かまち美術館にて

「山田かまちは高崎市に生まれ育ち、群馬県立高碕高等学校1年生だった1977年8月、エレキギターの練習中に感電事故のため、17歳と20日という短い生涯を終えました。亡くなった後、彼の部屋からおびただしい数の水彩画やデッサン、詩、雑記ノートなどが見つかり、そこに書き綴られた思春期の想いと純粋な心の叫びは、残された人々に大きな衝撃を与えました。・・・」(リーフレットより)

美術館に辿り着き、彼の純粋無垢な作品の数々を目にしたとき、魂が震えずにはいられなかった。思わず涙が浮かんできた。

生まれつきの詩人であり、音楽家であり、アーティストであった。そして、なによりも多感であった・・生き方に美をもとめていた・・

またたくまに時が過ぎ去り、ただのオバチャンになった私が、ふと彼の魂に声をかけたくなった。

「生きていてほしかった・・たとえふつうのオジサンになっても」

 

♪おんがく鑑賞ーベートーベン第九演奏会

●高崎芸術劇場 大ホールにて

この旅のメインイベントが「第九演奏会」鑑賞だった。

コロナ禍になる前は、私も「第九を歌う会」で合唱を楽しんだ。プロオケ、プロソリスト、そして高崎市民合唱団出演の演奏会は、なんだか懐かしさを感じる。

実際、はじめに市長さんのフランクなご挨拶あり、会場は合唱団員のお知り合いも多いようで、地元の熱気が漂っている。ちょっとしたお祭りモード。おすましのコンサートにはない魅力があり楽しかった。

久しぶりに聴くベートーベンの第九の生演奏は、熱く、勇気づけてくれるような気がした。すばらしい演奏だった!

ちなみに、合唱付きの有名な第4楽章はもちろんだが、わたしは、第3楽章がとくに好きだ。天からのメロディーのように感じて、いつもウットリしてしまう。「第九を歌う会」の本番で、聴きほれてしまって一瞬第4楽章の出番を忘れそうになった。

さぁて、たくさんココロが満たされたところで帰途につくことにするかな♪

○高碕→<大宮まで新幹線>→都内 

おしまい

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紀行文を最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

Chie

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