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ヘアーサロン Ataraxiaのブログです

目白台に近い雑司が谷の、理容室と美容院を合わせたようなヘアーサロン Ataraxiaの公私にわたる近況報告です

久々アートの日

2009年12月23日 | Art
昨日の休日は、先週も行った太麺堂へ行ってから

子供たちのクリスマスプレゼントを買いに、ヤマダ電機とビックカメラへ

その後は久しぶりにアートしました

まず1つ目は清澄白河のタカ・イシイギャラリーで開かれている荒木 経惟「遺作 空2」

こちらのギャラリーは初めてだったのですが

なんと本当の倉庫の五階という立地でした

倉庫ですから、エレベーターも荷物運搬用の大きいものです。

最近の荒木さんはご自宅のベランダから撮った空の写真にペインティングをした写真を撮っているのは知っていましたが

さらにコラージュ等を貼付けた作品も見る事が出来ました。

別室では「アラキネマ」なる、展示されている写真を音を付けてスライドで流すというものがありました。

音を付けるとまた違う作品のように見えて良かったです。

つなみに荒木さんは以前当店の前で雑誌の表紙用の撮影をされた事があります。

「ここはいい場所だよ~」と言って下さいました

次に向かったのは、近くだったので東京都現代美術館へ行ってきました。

そこで見たのはレベッカ・ホルン展
-静かな叛乱 鴉と鯨の対話


いやー、すごいイメージの世界と作品です

展示されていた作品は皆、機械仕掛けで振動したり、スイングしたり、上下したり、動かされています。

この方の作る詩もなかなかいいもので、その詩とリンクしたインスタレーションも幻想的でした。

それと映像の作品が8本あります。

そのなかの一本を見ていたのですが、残念な事に閉館時間になってしまい、途中までしか見れませんでした

映像作品は長いもので104分ありますので、全部見たい方は一日つぶす覚悟でないと見れないかも




■劇団キンダースペース公演 短編演劇アンソロジー伍 小泉八雲篇「死の微笑」和解・雪おんな より

2008年09月13日 | Art
お芝居をなさっているお客様の公演のお知らせです。

前回の志賀直哉の作品もよかったです。

自分は22日(月)に行かせていただきます。

■劇団キンダースペース公演 短編演劇アンソロジー伍 小泉八雲篇「死の微笑」和解・雪おんな より
好評の短編演劇シリーズ第5弾! 何よりも日本を愛したと言われているアイルランド人、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の見た「日本人の謎と魂のあり方」。彼の作品を短編演劇に構成し、キンダースペースから観た小泉八雲自身の「魂のあり方」を探ります。公演は9/20-28。
9/6 「もうすぐ初日無料ワークショップ」開催! 参加ご希望の方はメールでお申し込みください。

劇団キンダースペース

アートな一日

2008年07月16日 | Art
久しぶりに一日たっぷりアートの日を過ごしました。

まずは映画。六本木TOHOシネマズで「インディージョーンズ」を見ました。

スターウォーズとインディージョーンズは今まで全部映画館で見てきたので、今回も。

感想はというと、歳をとったせいなのか今ひとつハラハラドキドキしなくなってしまいました

完全に予定調和のハッピーエンドになるものだし、インディーはやっぱりスーパーマンですし。

なんだか結末が稚拙に感じました


次はヒルズの近くにできた国立新美術館へお客様が出品されている

「2008・13th 国際公募アート未来展」を見に行きました。

こちらの美術館は昨年一月にできたばかり、設計は今は亡き黒川紀章さん。波のようにうねって有機的なガラスカーテンウォールが光に照らされて美しかったです。

この展覧会は絵画、彫刻、工芸などが数多く展示されています。

お客様の作品は野外に展示されてありました。その方は瓦職人さんで瓦を使った立体の抽象的な作品を作られていて、なんと 東京都議会議長賞をおとりになっていました。

次に向かったのは」銀座東和ギュラリーで開かれている「2008.6/29(月)~7/5(土)第29回 日美彫刻展」

展示作品数は少ないです。

こちらにもお客様の作品が展示されていました。

このような抽象的な作品のアイデアソースなどを是非今度ご本人にお伺いしたいものです。

それから上野に出て寿司をつまんで一杯飲んでから、夜の部へ

今度は西川口へ。こちらはお客様が出演なさっている演劇を見に伺いました。

劇団キンダースペースの短編演劇アンソロジー 四〈近代作家シリーズ〉 志賀直哉篇【一瞬の交錯】剃刀・范の犯罪 より

小さいアトリエの中のクローズな空間での演劇で役者さんはすぐ目の前、唾が飛ぶのもよく見える距離でした。

どの作品も現代の人間にも当てはまる暗い心理が描かれているように思います。特に異常な犯罪者の心理にも通ずるような・・・。

っととてもアートでお腹いっぱいの一日でした

Graphics

2008年04月08日 | Art
これも趣味というか、また一つの暇つぶしでやっていたんですけど

たまってきたのでまとめてみました

Ataraxia Graphics

良かったら見て下さい

こういうのを作るのも波があって、作る時はガァーっと作ったりするのですがその気にならない時はしばらーく作らなくなるとは思います。

東京都現代美術館「カルティエ財団コレクション展」

2006年06月23日 | Art
東京都現代美術館は初めてでした。半蔵門線の清澄白河駅も初耳。降りてから約10分位歩くと、三ツ目通り沿いに公園を隣接して近代的な美術館が出現してきます。
平日でしたが結構入場者がいますね。一番最初に面白かったのが今回のコレクションのトレードマーク的な作品のロン・ミュエクの「イン・ベッド」です。
小学生がレクチャーを受けながら鑑賞していて学芸員の方が「この作品の時間は朝だと思いますかぁー、夜だと思いますかぁー」と子供達にうまく説明していました、子供達もこの作品には興味津々の様子でした。
次にほくそ笑んでしまったのが松井えり菜「宇宙・ユニヴァース」
いや~独特の世界観ですね、キモかわいいってやつかな。
お次ぎはトニー・アウスラーの「ミラー・メイズ(死んだ目が生きている)」

前出の子供達は半ば肝試し的にキャーキャー言いながら楽しんでました。この作品はアマゾンの森に住むヤノマミ族から影響を受けたらしいです。人それぞれインスピレーションを受けて形にするのが違うところがアートの面白さかもしれないですね。
そして一番自分がはまったのがアルタヴァスト・ペレシャンの「我々の世紀」です。
30分尺でモノクロ、サイレント、宇宙飛行を軸に人類の飛行への挑戦の歴史のドキュメントフィルムや戦争、そして原爆の映像などをモンタージュ技法で作り上げた1982年の作品です。今までに見た映像なども組み込まれていますが、その映像達の織り込まれ方とBGMが揺さぶります。とても重苦しい気分にもなり、ノスタルジックな気分にもなりと30分凝視してしまいました。この作品はビデオで売ってないのかなぁー。
ともかくどこかの新聞の紹介で「見世物小屋」と評されていましたが、確かにいい意味で見世物小屋かも。うちの子供はまだ小さすぎて連れて行けませんでしたが、小学生くらいなら是非一緒に行ってもらいたい「見世物小屋」です。

永井一史――HAKUHODO DESIGN「ブランドとデザイン」

2006年05月18日 | Art
「サントリー 伊右衛門」「日産自動車TEANA」などをデザインした永井一史――HAKUHODO DESIGNの企画展です。
ギャラリーに入ると中央に銀色の日用品にとまる無数の銀色のハエのインスタレーションが目に留まります。アルミで出来ているのかと思いきや、紙でした。
地下には「サントリー 伊右衛門」のインスタレーションがあります。畳が敷いてあって 伊右衛門の世界に入れます。
銀ブラのついでにどうぞ
ギンザ・グラフィック・ギャラリー

下地貴之油彩絵新作個展

2005年07月26日 | Art
絵を習っていた時に教えていただいていた先生の個展に行ってきました。

「No Laugh! No Life!」が今回の下地先生のテーマです 写真に写っている作品を見ていただければ解っていただけると思いますが(作品の隣にいらっしゃるのが下地先生です)、クスッという感じの笑いです。先生は一貫してこのような笑える作品を書いています、他の作品をお見せできないのが残念ですが、顔が下地先生で体が天使の石膏像の「Stupid Cupid」シリーズも笑えます。先生の第一のテーマは「笑い」なのですが、その奥には「Stupid Cupid」シリーズなどもそうらしいのですが古典西洋画の技巧、憧れ、風刺というコンセプトが隠されているそうです。
下地先生は東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 で現在は高校の美術の非常勤講師やアートスクールの講師などをやる傍らで作品制作をなさっていて、先日は全国レベルの大会で入賞されました。

今回は個展終了後でのお知らせになってしまいましたが、また下地先生の作品展が開かれる時は事前にお知らせしますので。是非ご覧になってください。

落書き

2005年06月28日 | Art
ほんとにこんな落書きをArtのカテゴリーに入れるなんて図々しいですが、最近タブレットを買ってそれで色付けをしてみました。
水彩でも書き直しが出来るし色々と楽しいモノです。

報道写真

2005年06月10日 | Art
先日何気なくテレビを見ていると、自分の持っているお気に入りの写真集のカメラマンであるマルク・リブーが映し出されました。
僕が彼の写真集を買ったのは20年くらい前だと思うのですが、失礼な話もうお亡くなりになっていると思っていたのでビックリしたのと同時に今だ活動なさっている姿を見て感動しました。彼を知って写真集を買うきっかけとなったのは、皆さんの中でもご覧になった事があるかと思いますが、この「銃剣に花を捧げる少女」です。このモデルとなったジャン・ローズ・カスミアさんもご健在で、この写真の後日談として自分も初めて知ったのですが、彼女はヒッピーだったらしく酒やドラッグ、パーティーにと走って行ったそうです。しかしその後立ち直り2002年のイラク戦争時には再び反戦活動に参加したそうです。
そしてこのテレビ番組NHK「終戦60年企画一瞬の戦後史スチール写真が記録した世界の60年」はその後ボスニア・ヘルツェゴビナの紛争へと移って行ったのですが、そこで撮られた写真もショッキングなものでした。家族四人の幸せな記念写真が誰かの手によって執拗なまでに顔を削り消されているものでした。そしてその誰かというのが隣人のセルビア人だったのです。紛争になる前までは仲のいい隣人だったのが、洗脳され全くの別人に変わってしまったのです、自分の身に置き換えて考えてみると身の毛もよだちます。
写真の力はとても強いです。特にいいカメラマンが撮ったものはとても大きな影響力を持ちます。僕も報道写真には強く惹かれます、そこには真実に近いものが周りの状況、空気なども一緒に凝縮されて撮られているものがあるからです。
機会があればご覧になってください。
マルク・リブー写真集

アンドリュー・ワイエス水彩・素描展

2005年05月18日 | Art
ワイエスを知ったのは約15年ほど前かと思います、と同時に画集を買いました(お店に置いてありますので是非ご覧になって下さい)。本物を見るのは今回が初めてですし美術館も初めての所で、埼玉県朝霞市にある「丸沼芸術の森」です。
車を走らせること1時間、周囲には田んぼが見えてきてその先は倉庫街のようです、その時にカーナビが「目的地周辺です」と知らせてくれましたがそれらしい建物は見当たりません。「目的地周辺」を彷徨う事10分、見落としていた小さな案内板を発見!その先には周りの倉庫となじんでいるプレハブの建物が数棟ある敷地にたどり着きました、そこが「丸沼芸術の森」です。正直想像とのあまりのギャップに驚きました。地方の美術館なので周りから浮くくらいの外観と大きさを想像してました。
ともかく車で先に進んでみるとまたプレハブが数棟あり、デパートの屋上によくあるようなパラソル・テーブル・イスのセットが数個置いてあり、そこは喫茶エリアみたいです。ワイエスはどこでやっているのかと見渡してみると右手のやはりプレハブ小屋の前に立て看板が置いてあり、それで展示場が判りました。そこを入るとおじちゃん(後でお世話になる写真の佐藤秀夫さん)とおばちゃんが迎えてくれます。ひこで記帳にサインをするのですが、ここからが普通のというか今まで自分が行った美術館では経験した事が無いのですが、色々聞いてきてくれます、「どこから来たの?」「何で知ったの?」「お仕事は何をしてるの?」など、とてもアットホームです。その会話の流れのまま会場へと案内して下さいました。佐藤さんはボランティアで関わっている方で、ご自身は絵を描くわけでも陶芸をやられる事は無いらしいのですが、ワイエスの事に関してとてもお詳しく為になるお話を聞かせて頂きました。
お聞きしたところによると、こちらの丸沼芸術の森は地主さんが運営されていてワイエスのコレクションは「クリスティーナの世界」シリーズのなんと85%(300点弱)を所有されているそうです。10年前に作られて、ワイエス展は5年前から毎年テーマを変えて展示されているそうです。数棟のプレハブはアーティストのアトリエとして格安の値段で貸してバックアップしているみたいです。なんと今は世界的なアーティストであるあの村上隆氏もこちらと関係が深く、近くに住んでいて佐藤さんも前日に村上さんとメダカの話で盛り上がったらしいです。ところで今回のワイエスの作品ですが、人物画と素描とテンペラで書かれた作品が少なかったのが残念でしたが、デッサンには感動しました。
観覧後は佐藤さんの案内で隣にある喫茶室のプレハブに行きました。そこには陶芸の先生と生徒さんがいらっしゃって、ちょうど焼きたてのブルーベリー(ワイエスの作品でブルーベリーをモチーフにしたものにちなんで)のマフィンが運ばれてきて、それを頂きましたがとてもおいしいマフィンでした。マフィンとコーヒーのセットで300円です。そうそう、ワイエス展はなんとたった500円ですよ!
っと言う感じで後にしたのですが、とても居心地が良かったです。ワイエス展は年に一回やられるのでこれからは丸沼芸術の森に最低年一回は伺うと思います。
みなさんも是非一度足を運んでみて下さい。
佐藤さんに「宣伝して下さい」とポスターを頂いたのでお店のウインドーに、買ってきたワイエスのポストカードと一緒に掲示してありますので見て下さい。6月5日(日)までやっています。
丸沼芸術の森

森山・新宿・荒木展

2005年04月27日 | Art
日本の写真家で自分が好きな2人であり現在の日本を代表する2大写真家だと思います。
このお二人は会った事があるのです。森山さんは大塚のギャラリーの個展で、入ったら目の前にいました。荒木さんは店の前で。パソコン雑誌の表紙を撮るために雑司ヶ谷に来てました。大勢の学生らしき若者達が遠巻きで撮影を見ている中、うちのお店をバックにモデルさんを立たせてシャッターを切りました。「ここ(雑司ヶ谷)はいい街ダねー」って言ってましたよ。
ところで今回の2人のコラボ展は新宿という1つのモチーフをお二人の個性で表現されてありました。明と暗、靜と動。荒木さんが明と動、森山さんが暗と静、それはメイキングムービーの2人の撮影スタイルにも表れていました。それと荒木さんの写真は自分でも言っているように「被写体との関係性」が感じられます、そこから明るさやセンチメンタルが醸し出されているのでは。対して森山さんは被写体との関係と言うよりも写真そのものとの関係(写真に対する哲学、感情、体質等)が写し取られているように思いました。それは2人の写真を同じに見る事が出来て初めて感じた事でした。
今森山もどきの写真を撮る若い子が増えているそうです。かく言う自分ももどきの写真をとってもどきのプリントを自分で焼いて悦に入ってた時がありました。森山さんの写真はクールでハードでカッコ良く思え、自分でも撮れるような錯覚にさせますが、写真というのは撮影者自信の人間性やら哲学がどこかにどうしても出てくるモノだと思います、だから森山もどきはたくさん出ても、そこに森山さんのような写真に対する真摯な態度、苦悩、情熱そして神業的ななプリント技術がなければこれほど人を魅了し、国際的に高い評価を受ける事はないのでしょうね。やっぱりなんでも気持ちが大事なんですね。