ダサいって言わない
って、決めてる。
他の人の作品に対して、安易にダサいって言っちゃう人がいるけれど、それは感性の違いであって、好きか嫌いかであって、ダメではないのだ。
感性に正しいも間違いもない。
ここをこう直してほしいとか、ここをこうすると良くなるかもってアドバイスしてくれる人の意見は積極的に取り入れるけれど、ダサいっていう人の意見は聞かなくていいと思ってる。その人の感性とは違うのだ。
私は、20代の頃から伝統工芸の取材をしてきて、
80代の大御所からダメだ、なってないと言われ業界からはみ出している50代の若手を、もっと若い視点で見てきた。
私の感性なんて大御所に比べたら全くなっていないので、そんなもんかなぁ。私には良いと思うけどなぁって思っていたのだけれど、15年以上経って、今そういう人の作品がとんでもなく認められていたりする。50代のその人の作風はほとんど変わっていないのに、むしろその唯一無二な感じが良いのだそう。
若い人の作品をダサいって思ったら、自分が時代についていけてないのかもと自らを省みよう。
上の人の作品をダサいって思ったら、基本が出来ていないかもと原点を思い出そう。
それでも、自分はこの作風でと思えるなら、自信を持って前に進もう。
他の人の作品をダメって言わない。ダサいって言わない。
好きか嫌いかはあるべきだけれど、違いであって差ではない。
そこはいつも意識しておきたいところ。

写真は、なんて綺麗な花と撮影したら、
私がちょっぴり苦手なあの野菜の花でした。