歴史を学ぶことは、未来を知ること。
我々がやっていることは、先人たちが一生懸命耕してきたもの。どんなに頑張っても、ある程度耕されつくした場所であり、その中で新しいものとなると何か少しこれまでとあり方を変えなければ難しい。みんなが試行錯誤してきた場所で、昔ながらの方法でまったく新しいというのは、ほぼ無理なのです。それは、先人たちが必死で努力してきた証でもあります。
だからこそ、過去の名工の生い立ちとか、どんな経歴でどんな暮らしをして、こういう過去があるからこういった作品になったというようなことを知ることが出来る書物などはとても楽しい。
この人はこういう経歴があるからこういう作品なのか。あら?どうやらこの時代はこの業種からの転職が多そうだぞ。などなど、時代背景とともに、職人たちの生き様と作品を見比べるのが、とても楽しく勉強になります。
資料が残っているって本当にありがたい。
歴史や背景を知って、その人の作品を見ると、納得することがいっぱい。そして私ならどうするか。
歴史は繰り返す。
未来への参考になることがいっぱいあります。
