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ASTRO PORT Blog

これはゲーム製作サークル「ASTRO PORT」の驚異に満ちた物語である

開港16周年

2023年04月01日 | イベントいろいろ
ASTRO PORTのサクです。

ASTRO PORT公式サイトを公開して、本日で16年です。

僕はASTRO PORTを始めるまで同人活動はほとんどしてきませんでした。
コミケに行ったのも晴海の時代に一度だけ。
オーダンはダークヘルカンパニー時代にフリーゲームを色々出していたので、僕の大先輩になります。

ASTRO PORTが目指すカラーは「アマチュアリズム」です。
16年間続けていればプロっぽくなりそうなのに、ずっとアマチュア。

僕が熱を入れていた創作活動に、アマチュア特撮映画があります。
自分で映画を撮るだけではなく、頻繁に上映会にも行ってました。
アマチュア映画にもいろいろなジャンルがありますが、僕が好んだのは低予算バカ特撮映画です。
特に安っぽさを逆手に取ったネタで、ゲラゲラ笑わせてくれる作品が大好物。
高校生の頃、池袋の映画館で観た怪獣映画「フウト」は衝撃でした。
愛して止まない映画は、なにわ天閣監督の「SPACE GO」です。


自宅のベランダで撮った怪獣映画


考えてみると、僕はローカルヒーローショーで声優や悪の将軍を演ってましたが、これもアマチュア活動です。
僕が所属してた団体は、スーツもアクションも本格的なのに、ショーはプロ志向ではなく各メンバーの趣味を強く押し出した、ユルい雰囲気でした。

ローカルヒーローの先駆け「ユウセイダー」


特にバルカイザーやメグリロはアマチュア特撮映画や、ローカルヒーローのノリです。
もちろん、今の話は僕個人の考えと体験で、オーダンの考えは入っていません(彼は自主制作ゲーム専門)。
でも、スタンスは一緒じゃないかと思います。
ゲーム制作で意見が割れる事はあっても、サークルのあり方で意見が割れた事は16年間一度も無かったからです。

ああ、なるほど。
僕とオーダンは、好きなゲームジャンルや理想の難易度はけっこう違います。
でも、16年続いたのは、理想のサークル像がほぼ同じだったからですね。

開港15周年

2022年04月01日 | イベントいろいろ

ASTRO PORTのサクです。

ASTRO PORTを立ち上げてから今日で15年です。

「古いセンスは古びない」
をコンセプトにやってきたサークルですが、ありがたい事に年々、味が熟成されています。

では、15年前を振り返ります。

ASTRO PORTを始めた時
・今後のゲームは超・超大作と、小規模作品に二分される
・小規模作品はダウンロード販売で流通する
・それは今から5~6年後、おそらく2012年である
と予測を立てました。

これはアイザック・アシモフのSF小説「銀河帝国の興亡」で、ハリ・セルダン博士が提唱した「心理歴史学」の応用です。

ASTRO PORTの処女作、超電気ロボ バルカイザーを、まずダウンロード販売したのも、上記の予測をしていたからです。

しかし、バルカイザーのリリース後に
「パッケージ版を出して欲しい」
と、多方面から猛烈な催促を受け
「え? パッケージが必要なの?」
と、遅まきながら一本一本、僕が手作業で量産。
100本を一気に納品した時には気が遠くなりそうでした。

Q・なぜ、そんな見込み違いがあったのか?
A・まだ2007年だったから。

仮に予測が当たったとしても5年も時期尚早。
バカじゃないのか?
現実と予測をごっちゃにするなよ。

今ではゲームのダウンロード販売は当たり前になっていますが、
「日本では、Steamでさえ知名度が上がらないし、予測を外したかな?」
と思った時期もありました。


Q・小規模開発の予測はどうだったか?
A1・予想した2012年に、小規模開発ゲームがどっと出た
大当たり!

A2・しかし、それらはガラケー用ソーシャルゲームだったので、ASTRO PORTは関係なかった
大ハズレ!

だけど僕らはくじけません。
「インディーゲームブームはきっと来る。来たるべきその日に時そなえ、タイトルを増やしていこう」
その戦略は成功しました。
日本のインディーゲームが世界的に注目され始めた時、ASTRO PORTにはすでに多数のタイトルと、全作を繋ぐ設定「アストロサーガ」があり準備は万全。
まわり道したものの、予測は全て現実になったのです。

……と書くと凄そうですが、予測や予言は、当たるまで「まだその時代が来てない」と言えば良いので、実はどれも結果論です。
今後の事も予測できません。

Q・勝算があったからASTRO PORTを始めたのか?
A・関係ない。オーダンに誘われた時点で、やると決めてた

好きな事をする時に、損得勘定する必要はありません。
十数年後もゲーム制作を楽しんでいる未来は、心理歴史学を応用するまでもなく確定してました。


開港14周年

2021年04月01日 | イベントいろいろ
ASTRO PORTのサクです。

ASTRO PORTを立ち上げてから今日で14年です。

人生の転機は、自分の努力に関係なく、棚ぼた式に訪れる事があります。

僕の場合、14年前にオーダンから
「一緒に同人ゲームサークルを作りませんか?」
と誘われなかったら、味気ない人生を過ごしていたと思います。

ASTRO PORTとオーダンのおかげで、14年間楽しく過ごせました。
僕一人だったら、どんなに頑張っても今ほど充実した毎日を過ごせているかどうか。

楽しい事を続けてたら、いつの間にか14年経ってました。
今年も、来年も、楽しいゲーム制作ライフを送る予定です。


開港13周年

2020年04月01日 | イベントいろいろ
ASTRO PORTのサクです。

本日、ASTRO PORTが13周年を迎えました。

13年間で10作品以上リリースし、今も新作「MECHBLAZE」を作ってます。

ASTRO PORTのサークル名は
「宇宙(全世界)に広がるゲームサークルになりますように」
という願いをこめました。

願いといっても、
「インターネットは世界に繋がってるし、何とかなるんじゃないか」
というあやふやなもので、本当にお願いレベル。

願いは現実になって、ASTRO PORTのゲームは世界中でプレイしてもらえるようになりました。

13年間ゲームサークルを続けていると色々な事件に直面します。

ASTRO PORTが4周年を迎えた日は、東日本大震災の影響で、いつまで計画停電が続くか分からず、当時の新作「サタゼウス」の開発も滞りがちでした。

現在、世界は新型コロナウィルスで大変な事になってますが、来年は無事に14周年を迎えられることを願っています。

開港12周年

2019年04月01日 | イベントいろいろ
ASTRO PORTのサクです。
好きな漫画は「大正野郎」です。

ASTRO PORTが12周年を迎えました。

ついに干支を一周。
ASTRO PORTは亥年だったんですね。

12才って、小学6年生か!
12才の僕が何やってたかというと、
「アメリカでウォーゲームいう遊びが流行ってるらしい」
という情報を頼りに、想像でガンダムバトルゲームを自作してました。
手に入らないものは作るスタンスですね。

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今年10週年を迎えるタイトルは蒸気活劇アドベンタム

登場する女の子たちのデザインはヒトミ先生の保健室を連載中の鮭夫さんです。

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新元号(現時点では不明)からも末永くよろしくお願いします。

開港11周年

2018年04月01日 | イベントいろいろ
サクです。

ASTRO PORT設立から今日で11年目です。

今年は「ARMED SEVEN」と「魔女ボーグ メグリロ」が10周年を迎えます。
ゲーム制作も長く続けていると、いろんな節目が次々にやって来ますね。
と言っても、記念的なことは何もしない予定。

これからも、地道に細く長く続けていく所存です。

C92一日目お疲れさまでした

2017年08月12日 | イベントいろいろ
サクです。

昨日、C92一日目が無事に終わりました。
二日目、三日目も無事に終わることを願っています。家で休養しながら。

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新作ロケットロンを手にとって頂いた皆様、過去作の感想を下さった皆様。
ソフトやアクセサリを下さったサークルの皆様。
本当にありがとうございました。

おかげさまでC92でのロケットロン、持ち込み分を完売することができました。
ショップで委託販売を行っています。または冬コミ(受かった場合)までお待ち下さい。

持ち込んだ新作が完売したのは蒸気活劇アドベンタムについで二度目の快挙です。

同時にC92でロケットロンを入手できなかった方々にはお詫び申しあげます。
喜びの気持ちと、申し訳ない気持ちが一緒になってますが、人間の感情は複雑なのです。
アンビバレントなのです。

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コミケ後はサークル「エンドレスシラフ」様が主催してくださった打ち上げに行ってきました。

「村雨飯店」様の数々のぶっとんだ発想のゲームが、実はかなり論理的な発想のもと作られている事を聞いて、惚れ直したりしました。
「天才的なアイデアを形にするのは理性である」のは僕の信条ですが、それを目の当たりにするとやっぱり驚きます。

「生キャラメルソース」様のメンバーの、多くのSTGをプレイするには、自分が産まれる前のゲームを掘り出していくしかない実情の話には考えさせられました(その割に、本筋に関係ないバックギャモンの話をして場を混乱させた)。

その他、フライングパワーディスク最高! ライデンファイターズJET最高!トリオ・ザ・パンチ(のBGM)最高!などの話で盛り上がりました。

結論。皆さん最高!!

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余談
打ち上げ場所の地図をプリントアウトしていたんですが、現地に向かう時に無くしている要領の悪さはいつもどおりでした。
帰りの電車で、小説を広げたら、中に折りたたんだ地図が挟まれてました。
すぐに見つかるように、特別な場所に入れなおして、そのことを忘れちゃったんですね。

大事な物を無くす時の定番パターン。

C92当選しました

2017年06月09日 | イベントいろいろ
サクです。

C92当選しました。
8月11日(金)東こ-40bです。

新作ロケットロンの頒布を予定しています。


ロケット操作が気持ちいい、アクションSTG

久々のコミックマーケット参加です!

しかし、いつもなら「新作○○を頒布いたします」。
と書いているところが、
今回は「頒布を予定しています」になってます。
ちょっと歯切れが悪い。

ええ、なんというか、もうちょっとで完成なんですが、
その「もうちょっと」が遠い!

でも、C92というゴールが見えた事で、気合いが入りました。
免許の更新やいろんな手続きの案内書も届いてるけど、負けないぞ!

身体と精神を大事にしつつ、頑張ります。

C89当選しました

2015年10月30日 | イベントいろいろ
サクです。

C89当選しました。
12月31日(木)東ユ-12aです。

過去作「ZANGEKI WARP」「WOLFLAME」を頒布します。

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新作は現在制作中。
次も横スクロールシューティング!

僕の進捗は、自機のデザインが決まり、ドット絵化で難航しているところ。

その他、白桜ガールズファイトで全キャラ(15人)クリアを達成。
現在、2週目(?)に突入しています。

もういくつ寝ると夏コミ3日目

2015年08月09日 | イベントいろいろ
サクです。

夏コミ3日目が近づいてまいりました。

C88では新頒布となる「ZANGEKI WARP」と、過去作「WOLFLAME」の2タイトルを用意しています。
頒布価格は各1500円。
ブースは3日目「東R-06b」です。

暑さに強い体を作るため、毎日汗をたくさん流すようにするとか、始発列車に無理なく乗るため、超朝型に切り替えるとか、「エリア88」を全巻再読するとか、連日、いろいろ準備をしています。
今年もたぶん大丈夫。

話かわって来月はチベット旅行に行ってきます。
ガイド役の友人は
「アジアの中では比較的過酷だけど、夏コミほどじゃないから平気」
だそうなので、こっちも大丈夫。

開港8周年

2015年04月01日 | イベントいろいろ
サクです。

ASTRO PORTも開港8周年を迎えました。
「八」は末広がりで運の開ける数字と言われております。

まあ、そんな因習は関係なく、8年って凄いですよ!
「仮面ライダー装着変身」シリーズ(もう無いけど)で遊んでいた小学生が、対称年齢の高い「フィギュアーツ仮面ライダー」で遊べるんです。
子供が子供の階段を登るのには充分な年月!

そんな感じでASTRO PORTは精神年齢が上がらないサークルでございます。

本人は現在も花粉症の影響で、縁起よりも体調を良くして欲しいと思う日々を送っていますが、玩具は毎日遊んでます。
4月1日だけじゃなくて、365日いつもバカだぜ!

白桜ガールズファイト広告企画

2015年02月11日 | イベントいろいろ
サクです。

「白桜ガールズファイト」は同人ゲームサークル「atelier773」様が現在開発中の美少女格闘家育成SLGです。
このゲームの広告企画に参加させていただきました。


空手、プロレス、霊能力、何でもアリすぎる異種格闘大会

このゲームは試合結果が「白桜スポ」という新聞に載るんですが、その新聞の下に時々ASTRO PORTの広告が掲載されます。
現在(2015年2月11日時点)も広告募集企画は続行中!

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僕は格闘というよりスポーツ全般に疎いんですが、なぜか異種格闘マンガは好きだったりします。
異種格闘マンガを読むと、
「このキャラは「エアマスター」の深道ランキングでは何位くらいだろう」
と、つい考えてしまう悲しいマンガ脳の持ち主です。

たぶん異なる流派が戦う「夢の対決感」が好きなんですね。
そして、同じくらい好きなのが「夢の共演」。

「白桜ガールズファイトの舞台はゴゴー軍団の地球侵略は無かったけど、バルカイザーのゲームは存在する世界なんだな」
と、つい考えてしまう悲しいゲーム脳の持ち主です。

でも「ヒトミ先生の保健室」世界ではバルカイザーのアニメが放送されている(らしい)し、世の中何があっても不思議じゃありません!
 
あ、マンガやゲームの世界は「世の中」にカウントされないのか。
一般的には。

鮭夫さんサイン会

2014年08月23日 | イベントいろいろ
サクです。

「ヒトミ先生の保健室」を連載中の鮭夫さんのサイン会が9月に行われます!
概要はこちら

ASTRO PORTが設立するずっと前から漫画を書き続けているのを見ていただけに
「鮭夫さんはやっぱり凄いなぁ……」
と、あらためて思います。

ちなみに僕は鮭夫さんが頑張るのを本当に「見ていただけ」でした。
その上、
「ああっ! オレ、鮭夫さんのサイン入りグッズ持ってない!
アストロ作品のパッケージとか、アストロ同人誌(発行は鮭夫さん)にサインしてもらえばよかった」
とうろたえている小者です。

ASTRO制作室、フランスTV放映

2013年12月12日 | イベントいろいろ
サクです。

フランスのTV番組toco toco第48回に出ました。

収録時はあまりにも舞い上がって、最初の自己紹介が
「同人ゲーム制作サークルのサクです」
って、サクはサークル名じゃねえ。
肝心の「ASTRO PORT」が抜けてるよ!

その後もガチガチ&ハイテンションで自室=ゲーム制作室を案内しました。


ロボット玩具を夢中で遊ぶ大人の図

日本で全く売れなかった「ロボットマンエンデバー」を大プッシュしてる時点で、平均的な日本のオタクじゃない気がしますが、ゲーム、アニメ、特撮の本や、玩具が大量に映ってるので、ゲーム制作者が好きなアイテムがきっとあるはず!

ちゃんとサークル作品紹介もしてます。
特にASTRO PORT第一作超電気ロボ バルカイザーの合体システムは「UFOロボ グレンダイザー」を再現しようとしたものです。
そして、グレンダイザー(Goldorak)はフランスの超人気番組。
日本のロボット魂を海の向こうに届けました!
もっともバルカイザーは日本の同人ゲームとしては異色作ですが、魂は届けた!


小学生の頃に考えた、折り紙宇宙戦艦&宇宙空母を披露

これもウケてたそうです。
「欲しいものは自分で作る」
という、ゲーム制作魂を伝えるつもりでしたが、
「みてみて! これねー、ボクがつくったの」
という感じかも。

これからフランスに行く人は
「日本人はオリガミで宇宙戦艦を作るのか?」
と聞かれたら、
「たしかに折り紙は日本の伝統的遊びだが、一般的に宇宙戦艦は作らない」
と答えて下さい。

それにしても、僕のとりとめの無い話を素材にして、カッチリと面白い番組に仕上げる手腕が凄いです。
クリエイター話をするつもりで収録に臨んだ僕が一番驚いたのは「toco toco」が持つ創造性でした。

デジゲー博

2013年11月17日 | イベントいろいろ
サクです。

同人・インディーズデジタルゲーム展示、即売会
「デジゲー博」に行ってきました。
サークル参加ではなく、一般参加です。

タイミング的に「STEEL STRIDER」をデジゲー博に初出展する選択肢もあったんですが、あまりの多忙さに見送ってしまいました。
「目が回るほど忙しい」って、たとえ話じゃないんですね。

それでも、一日自由になる時間を捻出して駆けつけました。

会場は試遊と歓談が交わされる、コミケとは異なる活気に満ちてました。
熱気にあてられて、日頃お世話になっている方々に挨拶もせず、予定より早く帰宅してしまいました。

それでも、電車の中では
「うおおおお! 俺もまた新しいゲームを完成させたいぜ! アツクテシヌゼー」
と、ヒートアップしてました。

イベントが創作意欲に与える効果は本当に高いです。