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ASTRO PORT Blog

これはゲーム製作サークル「ASTRO PORT」の驚異に満ちた物語である

アルゴ運送ミーティング

2025年08月26日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

ランダマックス設定記事、「アルゴ運送ミーティング」を公開しました。

バルビークルのキャラたちによる舞台裏の話です。

バルビークル3周年、ランダマックスSwitch版が8月28日に発売される記念に書きました。

アルゴ運送は過去作『STEEL STRIDER』に登場した組織です。
そして『バルビークル』はアルゴ運送開設前日譚で、いつか登場人物をアルゴ運送として登場させるつもりで、作中に「誤配送」のキーワードを出していました。
コケル達はバルビークル事件の後でスズナ支部長をリーダーとしてアルゴ運送を作ります(超電気科学研究所とは裏で繋がってます)。
アルゴ運送の行く末は『STEEL STRIDER』に描かれています。

こんな風に、とりあえず伏線を張っておき、いつか回収するのがアストロサーガのスタイルですが、伏線なしの完全な後づけ設定もたくさんあります。
実はランダマックスのシナリオを書き上げた段階では「ウララのボディは超技術の結晶なのに、誰が作ったのか」を全く考えてなかったんです。これはひどい。

これを作る技術と理由がある人って誰だ?
そうか、ベノミヤ博士がいる!
彼がメグリロのデータを参考にしたんだ

ベノミヤ博士を考えた時、「もと超電気科学研究所の所員」って設定はノイズだったと思う事もありましたが、結果的にすごく使いやすかったです。場当たり的ですね。

この記事、ランダマックス海賊団の三人組に全く触れていません。
コケル達が情報を持ってないのもありますが、そもそも僕が考えてないのです。いつか明らかになったり、ならなかったりします。
ルネ(ネコミミの子)についてだけ補足。
彼女は「自分は不幸だった」と何度も言ってますが、一般的な中流家庭出身で普通に育ちました。ゴゴー戦争や戦後の混乱は体験していますが、他人よりも特別酷い目にあったわけではありません。
ルネよりも、イヴァルやポプラの方が修羅場をくぐっている設定はあります(修羅場の設定は無し)。

というわけで、『ランダマックス』Switch版Steam版ともどもよろしくお願いします。
あと、設定の繋がりが深い『バルビークル』『STEEL STRIDER』『ロケットロン』もお願いします!

開港18周年

2025年04月01日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

ASTRO PORT公式サイトを公開して、本日で18年です。

今年は1月にランダマックスも無事にリリースし順風満帆です。
昨年の4月1日はランダマックスがいつ完成するか不明確で不安だったので、今年は安心して誕生日を迎えられます。
あ、現在制作中の新作は何年後に完成するのかが全然分かんないです。不明確どころか真っ暗闇。
でも、18周年目でランダマックスの次の作品をすでに制作中っていうのはちょっと凄いかも。
体力は年々衰えていますが、制作意欲は18年間ずっと変わりません。
来年の4月1日も「これが新作です」と公表できないと思いますが、2X周年の時に「このゲームを作ってたのか~」と思っていただければ幸いです。


ウララの歌「夢が追いかける」

2025年01月30日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

ランダマックスの主人公の一人、サイバネアイドル「ウララ」のBGM、歌詞を公開します。



銀河で一番ネガティブな応援ソングです。

もともと、ウララ編最終面のBGMは歌っぽい曲にしようと思ってました。
歌っぽい曲を作るためには「歌詞」がいります。
テーマは「夢」。
「夢」をキーワードにしたら、ホラー映画のような歌詞になりました。
あまりにも怖くて、作詞しながら泣いちゃいました。

設定ではウララが作詞、作曲したことになってます。
ウララは嫌がらせ目的で作ったわけじゃなく、「夢と一緒に生きる人」への応援ソングのつもりで作ってます。
ただ、本人の無意識下の不安がダダ漏れしちゃって、このありさまになりました。

ウララは決して能天気なだけのキャラではなく、アイドルを目指した理由は「ゴゴー教団事件(ロケットロン)より」で問題を起こしたサイバネ人の評価を高めるためだったり、それなりに真面目に考えています。
考えた末の行動がまともじゃないんですが。歌も含めて。

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作曲は作詞より難産でした。
いまどきのアイドル曲にしようか、いや、無理だ!
僕の得意な昭和感でいこう。
どう作ってもメグリロっぽくなっちゃうぞ。まあいいか。
曲くらいは明るいノリにすべきなんだけろうど、暗くなる。まあいいか。
ギターが悲鳴を上げてるように聴こえる。まあいいか。
この制作過程で難産!?
難産だった気がする。

ウララの名前は、山本リンダのヒット曲「狙い撃ち」の歌詞からきてます。
だから気を抜くと「ウララ、ウララ、ウラウララ♪」がリフレインして大変でした。

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せっかく歌詞と曲があるんだし、ゲームでも歌を流そうかとも思ったんですが止めました。
歌を模した曲をBGMにする方が、アナクロ、アナログ、ローテクな作風のASTRO PORTっぽいかなと。
実はボーカロイドのような最新テクノロジーを使うのにビビったのもあります。
ボーカロイドは最新ですよ。僕にとって21世紀に実用化されたものは全て「最新」かつ畏怖の対象です。
わしらの村じゃ「てれーわく」なんぞ誰もやらん。昔からそうじゃった。ああ、「テレホーダイ」は最近までやっとったよ。

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上にあげた動画はウララが作った設定じゃなくて、僕が作った設定です。
設定ってなんだよ。現実だよ。
最初は雑に歌詞ページだけ作ろうと思ったんですが、それだと曲とあわせた時にイメージしづらいので、雑に動画を作ってみました。
すごい雑だけど、歌詞だけよりずっと分かりやすくて歌いやすい。
みんな熱唱して下さい。
歌いながら僕のように恐怖におののいて下さい。

あと、ランダマックスも遊んで下さい。

ランダマックスSteam発進!

2025年01月16日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

ランダマックスSteamリリースしました。



ローグライク、ローグライトが好きな人
シューティングが好きな人
どちらにもおすすめのローグライトシューティングです。

複合ジャンルは「どちらか好き」ではなく「どちらも好き」じゃないと楽しめない場合がありますが、ランダマックスは全く問題なし!

●テストプレイヤーの感想

・CAVE弾幕大好きシューター 20代男性
「ランダム要素といろんなショットが新鮮です!
 5方向ショットとか初めて見ました」

・RPG大好き。シューティング未経験 10代女性
「武器の個性を活かす、使い分けが楽しいです
 あと、シューティングって面白いんですね!」

・BLノベルゲーム専門。動的ゲーム未経験 20代女性
「光る丸いの(敵弾)がこわい、こわい……。あ、ボス倒せた!
 自分が操作するゲームって、攻め感あっていいですね!」

・モンティ・パイソンを愛するイギリス人 30代男性
「ブラックジョーク、いーね!」

BB/BJさんデザインのキャラクターも大好評!


女子高生たちに人気だったのがこの二人、ダリアとポプラ。
つい「なんで?」と聞いたら、おっさんに分かるよう魅力を語ってくれました。嬉しいですね。

というわけで多種多様なプレイヤーのツボをつきまくり。
健康効果を期待できる「ランダマックス」をよろしくお願いします!

ランダマックス体験版登場!

2024年10月04日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

ランダマックス体験版をSteamで公開しました。



しばらくPVや体験版制作でてんてこ舞いでしたが、ちょっと余裕が出来ました。
「PVも体験版も、片方できれば、もう一方は楽だろう」
と思ってましたが、甘かった。
体験版はゲーム1、2面とオープニング。
PVに必要な素材は主に体験版以降のステージで、オープニング映像は必要なし。
どっちも、必要なものが違う! 予想外!
「予想外ってなんだよ」
「何年ASTRO PORTでゲーム作ってるんだ!? 素人か!?」
「素人です」
と脳内会話をしつつ作業は終了。

あとは本編を完成させるのみですが、こちらはほぼPV、体験版でブーストをかけた効果でけっこう進んでます。
何を作っても本編の素材になりますからね。

残りはボスと曲がいくつか。あとエンディング。
ここまで来て、一抹の寂しさを覚えています。

「もう少し、主人公や海賊達とわちゃわちゃしていたかったな……」
BB/BJさんのキャライラストが魅力的で、別れがたいんですよ。
とはいっても、完成したゲームを僕もプレイしたいので、バリバリ制作を進めていってます。

さて、体験版はゲームの1、2面をプレイできます。
獲得できる武器はごく一部ですが、ノリは分かると思います。

完全版は武器どっさりでカオスです。
さらに完成版のHARD以降の難易度は、2面以降のステージ順もランダム。さらにカオス!

というわけで、まずは体験版を楽しんで下さい。
そして完成版をお楽しみに!

「ランダマックス」開発中! その2

2024年07月15日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

ローグライトシューティング「ランダマックス」。
前回に続き、今回はランダマックス海賊団編。
悪玉トリオが主人公達の行く手を阻み、ついでにコントを繰り広げます。



ボス戦前のコントは魔女ボーグ メグリロ以来、久々の展開です。

●イヴァル
 アドリー人・「力こそパワー」を信条とする残念な権力主義者。
 アドリーらしい標準的な宇宙船を駆る。
 

●ポプラ
 ラムロン人・「お金こそパワー」を信条とする富豪海賊。
 対空砲で身を固めた要塞から迎撃する。
 

●ルネ
 チャトラム人・「妬みこそパワー」を信条とするルサンチマン少女。
 刀や手裏剣に変形するチャトラムメカを愛用。
 

難易度を上げると、新たなボスメカが登場(することもある)!
高難易度ほどランダムの振れ幅が大きくなり、アドリブ力と戦略の重要性が高まるぞ!

選んだ主人公ごとに当然会話も変化するので、全員分見て頂きたい所存。
ASTRO PORT新作、ローグライトSTG『ランダマックス』にご期待下さい!

「ランダマックス」開発中!

2024年07月12日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

新作「ランダマックス」開発中です。
今度はローグライト縦シューティングなのです。

 
 

ランダムに支給される70種以上の武器でパワーアップ!
大火力だけど正面に撃てない、接近戦に特化、敵弾反射など、ピーキーな武器をセットして敵群に突撃するハチャメチャSTG。
同じ展開は2度と繰り返されませんが、運よりも戦略とテクニックが重要です。

それでは、3人の主人公をご紹介。
キャラデザインはバルビークルから続投のBB/BJさんです。

●コズミ
 地球人・惑星警察きっての問題児。犯人逮捕のためならば、法も秩序もぶっ壊す。自慢の手錠が空を切る!
 搭乗マシン 改造パトファイター『ブルーコズミック』





●ウララ
 サイバネ人・戦う大型新人アイドル。スタイル抜群、鋼のボディは9m。武装ゲリラライブツアー開演!
 装着マシン 戦闘サイバネボディ『ウララ★リサイタルSP』





●ダリア
 バラー人・ゴゴー時代に栄華を誇った没落貴族。ボロは着てても心は花よ。あわれな弱者を救うため、西に東に駆け巡る!
 搭乗マシン ビンテージ宇宙カー『バラー35T』





さらにバルビークルの人気キャラ、エリカさんが主人公たちに「アルゴ運送の誤配送品」と称して武器を供給。

ランダム配送なので、色々な性能の武器がちょうど必要だったり、いらなかったり。
先を見越した武器デッキの構築が命運を決めるのです。

エリカが所属するアルゴ運送はSTEEL STRIDERロケットロンに登場する秘密組織だ。今のうちに予習しておこう。

ASTRO PORT新作、ローグライトSTG『ランダマックス』にご期待下さい!

※画面は開発中のものです。今後も予告なく変更するぞ

開港17周年

2024年04月01日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

ASTRO PORT公式サイトを公開して、本日で17年です。
その時発表したバルカイザーはエイプリルフールネタだと思われました。そりゃそうだ。

 

バルカイザーリリース後、高校生が目を輝かせて
「僕もこんなゲームを作りたいです」
と話してくれましたが、彼は今や有名ゲームのディレクターです。
そんな風に、過去にASTRO PORTのゲームをプレイしてくれた多くの若者がゲーム業界で活躍している報告をよく聞きます。
皆さん30~40代で激動の人生を送っているそうです。これが17年の重みか……

ASTRO PORTは特に激しい動きもなく、日々マイペースでゲームを作っています。
さて、サークルが発足した2007年までの17年間を振り返ってみると……
ASTRO PORT発足以前の俺の人生も激動で波乱万丈で、心身ともに不安定でした。

今は毎日、伸び伸びとゲームを作れます。疲れ時は休めます(これ重要)。
この17年、僕は人にも運にも恵まれて楽しくやってます。
それは凄く幸せな事です。

年寄りくさい話をしましたが、理想どおりのゲーム制作人生をおくれて理想通りの年寄りになってるみたいです。
でも、17年後の自分が今日のこのブログを読んで
「年寄りぶるには、まだまだ若いのぉ。ワシはあの頃よりもっと幸せじゃ」
と笑ってるかもしれません。

MECHBLAZE Switch版出撃記念 オペレーターの話

2023年12月17日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

MECHBLAZE Switch版がリリース。好評発売中!



僕はASTRO PORTのゲームを世界中、様々な国の人たちが遊んでくれている事に喜びを感じています。
ASTRO PORTはPCゲームユーザーがメインですが、今回はコンシューマーというある意味別次元の人たちに届ける事ができて嬉しい限りです。

Switch版発売記念特集で、今回はストーリーパートのオペレーター「仲矢ヒロコ」さん語りをします。
『MECHBLAZE』の敵組織「ネオローラン党」は地球人の秘密結社なので、これは地球人同士の内戦ですが、なぜ仲矢さんが異星人との戦いのように語るのかという話です。


仲矢ヒロコと研究所の爺さんズ

彼女は宇宙からの侵略者ゴゴー軍団にひどい目に会っています。
バルカイザーでは家を焼かれ、メグリロでは憧れの先生を殺されました。
 
イラストは全て鮭夫さん画(ヒトミ先生の保健室連載中)。

仲矢さんは異星人にとりわけ深い恨みを抱き地球連邦の軍人になりました。
彼女が見ている世界はとてもシンプルです。
自分は地球人を代表する戦士。
地球連邦を支持する人は善で、歯向かう人は悪であり異星人も同然。

ゴゴー軍団の侵略メカを復元したのは地球人です。復元兵器は地球防衛用だったんですが、ネオローラン党に奪われた事もあって技術ごと敵視しています。
『MECHBLAZE』がまるで異星人と戦っているようなのは、語り部である仲矢さんの偏見を通しているからなんです。

仲矢さんは20年後のラムロン戦争で指揮をとります。その顛末はGIGANTIC ARMYでご確認ください。

このように『MECHBLAZE』はASTRO PORT世界史「アストロサーガ」の一片で、互いに繋がり合っています。
『MECHBLAZE』を楽しんだ方はアストロ世界の広がりを体感して頂きたいです。

Switch版の話というかアストロサーガの宣伝でした。
爆裂武装バルビークルNintendo Switch版の時もそうだった。

設定面をつらつら書きましたが、『MECHBLAZE』の真の主人公はパイロットであるあなたです。
まずは操縦感と破快感をお楽しみください。

MECHBLAZE Switch版 出撃準備完了

2023年11月09日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

MECHBLAZE Switch版が12/14にリリース。10%オフで予約中!



ASTRO PORTで最も時間をかけたドット絵が今度はSwitchで大激突!

ASTRO PORT作品はシリアスもコメディも全て世界が繋がっているのが特徴で、MECHBLAZEは多くの作品と関連しています。
もちろん前作爆裂武装バルビークルとも繋がってます。
過去作を全く知らなくても楽しめるし、知っていれば妄想が膨らむ仕様です。

MECHBLAZEはアストロサーガの時系列的に超電気ロボ バルカイザーARMED SEVENと繋がりが深く、同じ敵が登場してたりします。


アイテール


シキシマ級
のようなザコキャラの設定も充実。

12月14日の実戦を前に、予習しておくのもお薦めだぞ!

昔はゲーム雑誌の細かい情報を集めて発売日まで待っていたものです。
そんな気分を味わって頂けると嬉しいです。

世界のMCR7 ハスラー

2023年10月07日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

爆裂武装バルビークル設定記事「世界のMCR7 ハスラー」を公開しました。

ハスラーはエリア4の中ボスです。


バルビークルの敵メカでは最新型ですが、中盤の中ボスという微妙な強さ。
このロボットは戦闘力よりも航続距離を重視したので、最新だけど最強ではないのです。

速度、運動性、航続距離はざっくり分けると全部移動能力ですが、細かく分けると別の概念です。
そういう能力差はアクションゲームやシューティングゲームで反映しにくいし、シミュレーションゲームでもルールを複雑化させてしまう場合があります。
『大戦略シリーズ』は燃料パラメータで航続距離をシンプルに表現していて「これがPCゲームの力か!」と驚きました。
バルビークルで再現できる性能は運動性(機敏さ)だけなので、ハスラーは割を食ってるんですが「実はわりと高性能なんだよ」というポイントを設定記事にしました。

いろいろなゲームで見た目に比べて弱いキャラがゲームに登場したら「戦闘力以外の性能が高いすれば何だろう」と妄想してみるのも楽しいです。

バルビークルはゲーム内でも女の子たちがたまにメカ語りをします。メカ設定が好きな方はぜひプレイしてみて下さい。

バルビークルSwitch版発進!

2023年07月19日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

爆裂武装バルビークルNintendo Switch版発売しました。



Steam版を持ってる人も遊んで頂けるとありがたいです。
ほら、ある日突然、ゼルダを遊んだ直後にバルビークルをプレイしたくなる衝動に駆られるかもしれないじゃないですか。
備えあれば憂い無しです。
僕は色々なハードに『ゼビウス』を入れてますし、飲料水や缶詰を常備してます。いずれトレマーズ襲来にも備えようと思います。

バルビークルは戦いの合間に、会話パートが入り、女の子たちがASTRO PORT作品の歴史(アストロサーガ)について語ります。
バルカイザーが戦ってた頃の話とか、様々な星の文化の話とか、いろいろです。
「異星人達が現代人に理解できない日常会話をするのって新しいぞ!」
と思ってたんですが、すでに『スタートレック』シリーズが度々やってる事でした。
スタートレック以外でも、フィクションのキャラが我々の時空にない、その世界独自の常識をしれっと語るの大好きです。
「南極条約」とか「ソコヴィア協定」とか「ドキュメントZAT」とか。

バルビークルのコンセプトは「世界中の人たちにアストロサーガの概要を伝えたい」でした。
Steam版バルビークルの制作時に多言語翻訳が決まっていたからなんですが、今回のSwitch版でより多くの人たちにアストロサーガを知ってもらう事ができます。これは予想外の嬉しい展開でした。

ASTRO PORT作品はどれも単独で楽しめるように作っていますが、全体で「アストロサーガ」という作品として楽しめるようになってます。
この機会にASTRO PORTの様々なゲームを遊んで頂きたいです。
気になったゲームがあったら公式サイトの設定記事を読んでみると世界が広がります。

全体を俯瞰するならアストロひみつファイルがおすすめ。

バルビークルというより、アストロサーガの宣伝でした。
どうぞ、宇宙ヲ、マルゴト、お楽しみ下さい。

世界のMCR6 アイテール

2023年05月03日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

MECHBLAZE設定記事、「世界のMCR6」を公開しました。

アイテールはMECHBLAZEエリア3、地下基地突入前に登場する大型ザコです。


このロボはドット絵が描きづらくて迷走しましたが、そんな点も設定に組み込んでます。

今回の記事は意外な副産物というか、設定のつじつま合わせができました。
ARMED SEVENとMECHBLAZEには、フランスのラファール戦闘機が出てきます。


ゴゴー戦争の影響で現実よりも早く完成した飛行機という設定。
たまたま部屋にあった雑誌の表紙に「近未来の戦闘機」として描かれてたので「ちょうど良い資料だ」と深く考えずに登場させました。
さて、ラファールは西ヨーロッパが協力して戦闘機を作ろうとすったもんだした末、フランスが脱退して独自に作った戦闘機です。
しかしですね、1977年のゴゴー戦争後は世界各国の結束力が高まってて、その後10年ちょっとで地球連邦政府ができるんですよ。もちろん欧州の結束力も現実世界よりも強固です。
「そんな世界ならフランスもユーロファイター計画から外れなかったんじゃないの? どうしてラファールを作っちゃったの?」
って疑問がずっと古傷のようにうずいてました。「たまたま雑誌に載ってた飛行機を描いた」というメタな回答は答えじゃありません。それっぽい設定を後付けしないと僕自身が納得できません。

その答えがついに出ました。
「イギリスはロボ開発に積極的だったから」です。
実際、アストロサーガ世界はイギリス製設定のロボが多いです。
イギリスはロボ開発にリソースをつぎ込んだので、ユーロファイター計画は最初から無かったんです。
シキシマ級MCRの記事で、「日本はアマモリ博士と仲が悪かったので、ロボ開発に消極的だった」とも書きました。これも伏線になってます。
フランスもアマモリ博士とそりが合わなかったのかもしれません。
どのみち、どこかの国が次世代戦闘機を作らなければならなかったので、そこをフランスが担当したわけです。
たぶん、ラファールの性能も底上げされてて、ユーロファイターやグリペンの長所も併せ持ってるはず。

「いや、それで説明がついてるのかな?」とも思いますが、僕が納得できたので良いのです。

というわけで、このブログではラファールの事しか語ってませんが、アイテールの方は、ぜひ記事を読んで下さい。

いやー、大きな悩みが一つ減ってすっきりしたー

世界のMCR5 シキシマ級

2023年02月27日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

MECHBLAZE設定記事、「世界のMCR5」を公開しました。



今回は「シキシマ級」MCR。MECHBLAZEの大型ザコです。

前回、まあまあ優秀なサンダーボルトの事を書いたので、今回は残念な奴にしました。
残念なメカの方が「どこがダメだったか」を妄想できるので筆が進みますね。サンダーボルトには悪いけど。
あと、記事には「小さい、小さい」を繰り返してるけど、ガンダムよりも大きいです。

余談ですが、MECHBLAZEのビーム砲はオーダンが他のゲームより放電感を強めに描いてくれました。
1980年代のビーム砲は収束率が悪くて、エネルギーが無駄に拡散しちゃってる設定です。
「ARMED SEVEN」のビームは綺麗ですが、あの頃はまだ設定が固まってなかったので、各自妄想で補正して下さい。

次は残念なのにするか、あんまり残念じゃないのにするか検討中です。

世界のMCR4 サンダーボルト

2023年01月30日 | 開発記録
ASTRO PORTのサクです。

バルビークル、GIGANTIC ARMY設定記事、「世界のMCR4」を公開しました。

世界のMCRはもともとARMED SEVENの設定記事の一つで、ARMED SEVENに登場しなかったロボの設定を載せてます。

これらの記事が、アストロサーガ世界の紹介文になってましたが、ARMED SEVEN限定企画だと思っていたので10数年ほったらかしでした。
先日、ARMED SEVENを「どのザコキャラにも背景がある」とコメントしてくださった方がいて、
「たしかにそうだ。登場するゲームキャラにはだいたい脳内設定がある。せっかく考えてる事なんだから、いろいろ書かなきゃもったいないぞ」
というわけで久々に「世界のMCR」の設定記事を書きました。


今回の主役は、赤枠で囲った「サンダーボルト」。
バルビークル序盤のやや強いザコ、GIGANTIC ARMY終盤の弱いザコです。

今後も様々なゲームに登場するメカについて書いていこうと思います。
次はMECHBLAZEネタの予定。

デザエモン2時代には「宇宙の艦船」という宇宙船設定記事も書いてましたし、ロボ以外もやるかもしれません。

しかし、供給するネタも需要もあるのに、どうしてこうも長い年月、気づかなかったんでしょう。
設定を考え出すと制作の手が止まることもよくあるので、これで良かったのかも。
ドット絵を描く→設定記事のネタができる→ドット絵を描く
のサイクルでいこうと思います。