ビックバンと宇宙の晴れ上がり
宇宙が誕生して約30万年経ったころ、宇宙の温度は4000K(ケルビン)まで
下がりました。
ここまで温度が下がってくると、やっと電子が原子核に沿った軌道を回れるよう
になってきます。
ついに、原子が誕生したのです。
そして、それまで自由に宇宙を飛び交っていた電子が、どんどん原子に取り込ま
れ、 自由電子が姿を消していきました。
こうして、邪魔な自由電子がなくなったことで、やっと光は直進できるようにな
りました。
つまり宇宙が見通せるようになってきたのです。これを「宇宙の晴れ上がり」と
いいます。
そして、そのときの光が、現在の宇宙にも3Kのマイクロ波として届いているの です。
1992年、宇宙背景放射観測衛星COBEが腫れ上がりのときの宇宙の姿をえがきだ
し、現在の宇宙構造の「種」を発見しました。
それはわずか10万分の1のゆらぎでしたが、
このゆらぎが宇宙の様々な構造をつくる原材料となったのです。
つまりその後、長い時間をかけて、この「種」がだんだん重力の力で固まって、
銀河ができ、星ができ、
私たちが生まれ、現在の宇宙へと変貌していったというわけです。
宇宙が誕生して約30万年経ったころ、宇宙の温度は4000K(ケルビン)まで
下がりました。
ここまで温度が下がってくると、やっと電子が原子核に沿った軌道を回れるよう
になってきます。
ついに、原子が誕生したのです。
そして、それまで自由に宇宙を飛び交っていた電子が、どんどん原子に取り込ま
れ、 自由電子が姿を消していきました。
こうして、邪魔な自由電子がなくなったことで、やっと光は直進できるようにな
りました。
つまり宇宙が見通せるようになってきたのです。これを「宇宙の晴れ上がり」と
いいます。
そして、そのときの光が、現在の宇宙にも3Kのマイクロ波として届いているの です。
1992年、宇宙背景放射観測衛星COBEが腫れ上がりのときの宇宙の姿をえがきだ
し、現在の宇宙構造の「種」を発見しました。
それはわずか10万分の1のゆらぎでしたが、
このゆらぎが宇宙の様々な構造をつくる原材料となったのです。
つまりその後、長い時間をかけて、この「種」がだんだん重力の力で固まって、
銀河ができ、星ができ、
私たちが生まれ、現在の宇宙へと変貌していったというわけです。