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astnarge-maブログ。心機一転、更新三昧。可能な限り・・・。

唄道~上級編④take2

2006-10-03 17:00:57 | 唄道
スピード違反で捕まりました。

とほほ。


罰king¥1,8000也


庶民から金ふんだくりやがって!

上り坂ではってんじゃねぇよ!

ばーか!ばーか!




・・・。

ま、仕方ない。

俺が悪い。

事故じゃなくてよかったと思うしかないね。

ってことで仕事する気ナッスィングとなりましたので唄道更新します。

例によってタメ語になりますので御用心を。




この吉GUYがっ!






さて、前回は『母音を大切に』というところで終わったわけだが、なつこさんから素敵なコメントを頂いたのでご紹介しよう。



maさんってなんて素敵なの?
全世界での抱かれてみたい男ランキングでダントツ2位よ?



うっそっよっね~ん。

しかも2位って。


『母音によってぎりぎりの音域がかわる』

とのことです。

その通りなんだな。

ギリギリの音が確かに違うの。母音によって。



実音=あ

ファルセット=い

ミックスボイス=あ



以上が通常、唄う時に高い音を出そうとするなら適している母音だ。

人によって違うかもしれないが、概ね間違いないと思う。

シャウトする時に


『うぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!』

ってやる人いないでしょ?

普通は、

『ぃやあああああああああああああ!!!!!』

とかだ。

わかっていてもわかってなくても自然とそうなる。

試しに、

『ぃえええええええええええええ!!!!!』

とシャウトしてごらん?

同じ音圧では高い音が出ないから。

なので、最後に向って音程を上げていくとするならば、狙いを定めてその母音を持ってくるのが『唄うには』楽だ、ということだ。

しかし面白いもので、じゃあなんでもかんでも最後の音の母音をあにすればいいかというとそういうわけでもない。なぜなら、人の耳に一番残る音というものは出しやすい音であるとは限らないからだ。

それに、ハイトーンでずっとギャーギャー言われても正直鬱陶しい。

自己満足的に歌いたいだけなら全く気にしないでいいことだが、誰かに聴いて欲しいのであれば、聴く側の立場も考える必要はあるだろう。

では、人間の耳に一番残りやすい音とはなにか?

基本的に一番耳に残るのは、音以前に『反復』だ。

スピーチで全ての言葉の前についつい言ってしまう

『え~』

とか、

語尾に無意識につけてしまう

『ね』

だ。

こいつらはクセモノで、無意識に言っていたとしても聴いている側には必要以上に耳に残る。腹が立つぐらいに。

サビに言いたいことを持ってきて繰り返すケースが多いのはこのため。

一番伝えたい事だから繰り返す。

『本当に伝えたいことは三度繰り返せ』という格言があるが、まさしくその通り。
ここを勘違いして、『サビは繰り返すものだ』となってしまうと余り良くない。と思っている。個人的には。適当なサビになるから。

圧倒的なテーマ性を持ったサビであれば繰り返すほどにその力を増すだろうが、そうでもない場合は単なる曲の一節が繰り返されるだけの印象になってしまう。

せっかくよいメロディーがあったとしてもこれはもったいない。

意識的にサビの歌詞を繰り返さない人の代表はB’zさん。

不思議なくらいサビを繰り返さない。

だからこそ、たまにある繰り返しサビがいつも以上に説得力をますのだな。

わかっていてやるのと知らずにそうなっているのとは大違い。

意識しよう。

『俺が本当に伝えたいことはそんなことなのか?』

と。

『もっと違う表現で伝えるべきことがあるんじゃないか?』

と。


また、どういった組立で曲が出来上がるかは人それぞれだとは思うが、よいサビを思いついてそれに見合ったAメロBメロなどを後付けしていくケースも少なくないだろう。

こんな感じでほいほいほい、みたいな。

一番多いのは、サビが出来た勢いでイントロ作って、そのままサビまで繋がるようにやってみました、というケースだ。

もしくは、イントロ(或いはソロ)ができちゃたからなんとか曲にできないかな?

という、(主に)ギタリストのエゴ。

あくまでも個人的に、だが、これでは曲が可哀相。

適当に余計なモノを追加されるぐらいならサビだけでいい。

イントロだけでもいいし、ソロだけでもいい。

マイケル・ジャクソンの名曲、

gone too soon

は、サビのみを繰り返す構成だが、出だしは淡々と穏やかに、少しずつ力強さを増し、最後は囁きながら終わっていく。

至ってシンプル且つ静かなこの曲が持つ力が大きいのは、その曲中にある一貫したテーマ性にある。

実体験に基いた早すぎる死に対して、彼の考え方が徹底して描写されている。

これでいいんだ、と思う。

なぜなら、『これだけがこの曲で言いたいことの全て』だからだ。

Aメロ・Bメロ・サビ・Aメロ・Bメロ・サビ・ソロ・サビ・サビ

という構成が本当にスタンダードなのか?、ということを改めて考えよう。


話が母音から逸れた。

最も耳に残る母音は『お』だと個人的には思っている。

ただし条件がある。

完全に母音だけで考えたとしたら、という条件だ。

子音が入ってくるとまた少し話は変わってくる。

これは次回に回そう。

なぜ『お』が残るのか、そして子音がどう絡んでくるのか、⑤に乞う御期待!









してない?

あ、そう。



ここからは余談。

いいフレーズが浮かぶと当然形にしようとします。形にする術をある程度知っているなら、そのいいフレーズを使っていかに曲として組み立てるかをまず考えます。

そこで一番普通に思いつくのがさっきの

Aメロ・Bメロ・サビ~

という組立です。

殆どの場合、せっかく浮かんだいいフレーズであればサビに持って来ようとします。もしくは一番インパクトの残るAメロですね。

で、どうやってそこまで持っていくか、逆にその後持っていくかを考えるわけです。

自分の大好きなトータス松本氏の場合、『100%Aメロ命』だそうです。

曲に個性がはっきりと出ていますね?

ちなみに自分の場合Bメロ命です。

100%ではありませんが。

大きな拘りはないのですが、一番いい所をBメロに持ってきて、その後が続かなければサビはいらない、と思っているのです。

いいじゃん。

A・B構成で。

とかく色んなモノを入れたくなるものですが、シンプル・イズ・ベストという意味ではなく、本当に良い曲は丸裸になっても良い曲だ、というのが持論です。

アコギ一本で唄えなければ、自分の場合アウトです。

大きな括りの中で釣り糸一本程度の拘りに頼るのが幅を広げたり新たな発想を生み出す上では必要な事かも知れません。


ま、そんな感じです。




余談2

なんか今日は妙に重いです。ここ。

俺が移転すると何故か重くなる。

なんでだろ?

また引越しか?


唄道~上級編③

2006-09-20 20:50:01 | 唄道
ってことで唄道③です。

さぁ、なんにしよ。

・・・。

シャバダバダバダバシャバダバダバダ~・・ルパンTHE THIRD!

これを漢字にしてみると・・・

娑婆駄馬駄馬駄馬車馬駄馬駄馬だ~・・ルパンTHE THIRD!

になる。

あはははははは!

全然意味はありません。

フジコちゃぁ~ん!

そうそう。

↑なにが?なにが?

ふじこちゃんと言えばボイン(←死語)だが 、母音は大切。

ラップじゃない限り、抑揚のない(この場合音程ね)唄い方はまずしないはず。

必ず何かしらのメロディーがある。

どういうメロディーにするのかは人それぞれで違うだろうが、母音は大事。

例えば、4つの音符が並んでいて後ろになるほど徐々に音程が上がっていったとしよう。曲調にもよるだろうが、全くテンションの掛からない状態で唄うと聴衆にも余りテンションは掛からない。要するに、サラサラっと唄えてしまうメロディーをサラサラっと唄うとサラサラっという曲になる、ということだ。

なにを当たり前のことを・・・

と言われるかもしれないが、これ大事。

目の前の聴衆に、今まさにこの瞬間、『ガン!』とか『ドン!』とか『ドキッ!』とか『ズギューン!(宮迫で)』とか、擬音はなんであれ何かを感じてもらおうと思えばそれなりに『訴えかける』とでもいうか、とにかく説得力が必要なわけだ。

もちろん、文章として訴えかけることはありだと思うが、唄の場合、歌詞にメロディーがくっついているものよりもメロディーに歌詞が乗っかっている方が遥かに説得力を増す。

わかりにくいか。

ちと極端な言い方をすると、このメロディーにこの歌詞を乗せる、つまりメロディーから決めて行った方がスムーズに行くってこと。

スムーズ=良い曲というわけではないので誤解のないように。

ここで言っている『テンション』とは、自分が出せる音域ギリギリのところ、という風に解釈してもらえるといいかも知れない。ギリギリの負荷が掛かっているので『切なさ』とか、『想い』とか、言葉にするとキリがないが、そういった感情の負荷を聴衆に伝えることが出来る、ということ。

で、『例えば』に戻るわけだが、この4つ並んだ音符を最後に向って持ち上げてやって、最終的に4音目が自分のテンションを一番出せる音にする、としたとしよう。

さて、どんな歌詞を乗っけようか?

書きたい事を書くのも良いが、ここはちと考えてみよう。

最初の三つの音の言葉は決まりました。

『あした』にしよう。

『明日』ね。


①明日は

②明日に

③明日ね

④明日を

⑤明日(二音分ずつで区切ってあす)

どれにしよう?

一番印象を付けたいところの母音に何を持ってくるかで印象は劇的に変化する。

答えを全部言っちゃうと自分が丸裸になっちゃうのでやめとくが、

例えば本当にテンションギリギリでもって行きたいなら『明日は』にする気がするし、ファルセットでもって行きたいなら『明日に』にする気もする。

最後に持ってくる音なので、これ以降のことは関係ないとして、これ以前は歌詞の内容によっても左右される、ということだ。

ただし、

『どうしても最後はファルセットなんだ』と決め打つケースも必ずある。

ここのファルセットを唄いたいが為にこの曲がある、というケースも大げさでなくあるもの。ならば、これ以前の歌詞を『明日に』にうまく繋がるように見直すしかない。最後の音のおいしさに比べればその前にある言葉なんてものは所詮は前菜のようなもの。この前菜に縛られてメインディッシュを食べたくないものにするなんて考えられない。肉が食べたいから赤ワインを頼むはずが、白ワインを出されたから魚を食べるしかない、と言っているようなものだ。本末転倒以外の何ものでもない。肉が食べたきゃ白でも気にせず飲むか赤に交換するかしかない。

②で話した『ファーストインプレッションという足枷』とはそういうことだ。

どの母音の響きにどういった特性があるのか、自分なりに考えるとかなり曲に活きる。

たまたま今テレビでキム○クの奥さんが歌ってるが、間違いなくこの人の個性は小節毎のラス音を『あ』の母音で締めるところにある。特に『わ(WA)』ね。

なんとなくわかって来たかしら?

え?

わからん?

じゃあわかるまで読み返しましょう。

何度も言いますが、唄道は俺論の延長です。異論がある方はご自身のところでどうぞ!


これは『違う俺論』を持ってらっしゃる方はご自身のところで展開して下さいね?という意味です。『書き込むんじゃねーぞ!』という意味ではありません。意見や感想、主義、主張は大切なものです。℃変態の集いの方々はもちろん、一般の方のコメントは大歓迎でございますぞ!なつこさん!

饒舌な方と自分のところで鬱陶しい議論をしたくないというだけのことです。

もちろん、そんな方は今のところいませんが(笑)


唄道~上級編②

2006-09-14 13:37:47 | 唄道
さて、上級編②です。

①で話した事を覚えてらっしゃるでしょうか?

え?覚えてらっしゃらない?

酢ねば?酢んでしまえば?


③からでしたね?確か。

あ、またタメ語でいいですか?

いいね?

ではかえるわ。


で、一晩経って自分の文章を読み返してみたわけだが、『歌詞に問題がある』という言い方は正しくないね?というか、言い方が悪い。『歌詞に問題がある』というより、『言葉には特性がある』と言った方が適当かもしれない。

歌詞と詩は文字であるということに関しては同じだが、決定的に違う部分がある。

詩は文章として目で見るもの、歌詞は言葉として耳から入るもの、という点だ。

詩も朗読するケースがあるし、歌詞も歌詞カードで見る、というように、それぞれ被る要素もあるが、『本来の目的』という点ではそうなるだろう。

詩は本来朗読するためのものだが、今の時代はそうではない、と、個人的には考えている。

で、じゃあなにが言いたいの?ってことだが、

歌詞は音の一部として耳に入ってくることが前提にあるわけなので、響きをある程度意識することは大事だってことだね。

これを意識していないと不自然に聴こえることがある。

標準語で、『青い空白い雲君と僕とが眺めてる』

と言ってみよう。

言った?言った?

じゃあ次は関西弁で言ってみよう。

言った?言った?

関西弁がよくわからない人は地元の言葉で言ってみよう。

言った?言った?

当たり前だけど、イントネーションが違うのね?

自分がどこの言葉で唄おうとしているのかを先ずはっきりさせよう。

これをやっていないと違和感が出たりするのよ。

面白いもので。

例えば和田アキ子様は、普段はバリバリ関西弁で喋ったりするけど歌は思いっきり標準語で唄われる。声のパンチ、というか、迫力はそのままでも響きはやっぱり標準語なのよ。ご自身で歌詞を書いたらどうなるかわからないけど。

で、ウルフルズのトータス氏をみると、普段も曲の世界も発想が思いっきり関西弁なのね。関西弁そのものに情を感じる人は多いようだが、唄も当初から関西弁でスタートすると同じ様な効果が得られる。上田正樹氏の『悲しい色やね』なども全く同じことが言える。

これらは、自分自身の本来の姿と唄う時の姿をはっきりわかっていて上手に使い分けている、または活用しているいい例なんだな。

ただ、いい例があると悪い例もあるわけさ。

普段は全然違う言葉を使っているのに歌詞だけ標準語、というのはよくあるパターンだろうが、その言葉の、言葉として発するときのイントネーションとつけたメロディーが全くシンクロしていないと、『何語?』って感じになっちゃう。

『素人臭い』

『オリジナルだと一発でわかる(悪い意味で)』

こうなってしまう最大の理由は、実は演奏力とか作曲能力とは余り関係のないこういう部分に出たりする。音がシンクロしてないから本人も唄ってて多少なりの違和感があるはずなんだが、そこには余り気付かない。

よく考えてみよう。

『コーヒー』と同じイントネーションで『坂道』と言ってみて。

気持ち悪くない?

でも曲だと唄になっちゃってるから気付かないのさ。

で、『なんか唄いにくいんだよなぁ、難しいなぁ、俺の曲』ってなっちゃう。

曲が難しいのではなくて、自分で言いにくくしているだけ。

言いにくければ聞き取りにくいのは当たり前の話で、

『え?自分とこのバンド、日本語歌詞だったん?』

と、演奏し終えた後でも言われたら要注意。

アナタナニイッテルノカワカラナイYOOOOOOOO!

と言われているのと同じ。

それでも、

書きたい事を書く

のであればそうすればいいと思う。

実際読んでもらえば何を書いているのかはわかってもらえるわけだし。

でも俺は

今まさに唄っている時に何か感じて欲しい

ということを前提に曲を書くので、必要性があると思えばファーストインプレッションはあっさり捨てる。そんなものは足枷にしかならない。

メロディーだけでも唄にはならないし、歌詞だけでも唄にはならない。

ダイレクトに響かせたいならそれなりに考えることは必要だと考える。

そして、どうしても譲れない言葉があるのであれば、それを伝えるに相応しいメロディーに切り替える。当然。

いくら言い易いからって、『くたばれ』を『愛だぜ』とは変えないでしょ?

だったらメロディー切り替えていくしかないわけさ。

あと、絶対にやっちゃいけないことがある。

関西弁喋れないのに関西弁の歌詞書いちゃだめよ?

最大級の失笑を買っちゃうから。

これ大切。



昨日、次に譲ると書いた、


教科書に書いてあることだけじゃわからない

大切なものがきっとそこにあるはずさ


を、何故ノーブレスで唄うのか。

それは、その一つの文章が一番聴いて欲しいところだから。

一息で伝えたい想いが在るから。

たぶん、そうじゃないかな?と勝手に思ってる。

そう聴こえるから。

唄道とはかくも深いもの也。

なんつってなんつって。


しつこいようですが、あくまでも唄道は俺論の延長です。

異議のある方はそれぞれご自身のところでどうぞ。




さて、仕事すっぞ!はっ!すっぞ!!

唄道~上級編①

2006-09-13 20:17:07 | 唄道
キレた?キレた?

あはははははは!

いやぁ、あそこで終わりたかったのよ。

オチね?

所謂一つの。

さて、上級編①です。

ここではあなた自身のオリジナル曲があると仮定して話を進めていきますので、オリジナル曲がない方はもうこの瞬間から読まなくて結構です。オリジナル曲を書いて

『なんかなぁ・・・』

と行き詰った時には参考にしてみてください。






【俺の曲、なんだかすっごく唄うの難しいんだよねぇ…】



そう思ったことがある方、いらっしゃる?

あ、面倒なのでここからはタメ語でいいかしら?

いいね?

じゃあそうするわ。

自分の曲が難しく、自分が好きなバンドやアーティストの曲は歌い易く感じる、そんなことがある。

理由は幾つか挙げられる。


①キーが合っていない

②ブレスがきつい

③歌詞に問題がある

④その他


①は中級編でも話したが、論外。自分に合ったキーにしましょう。『キーが合わない』ということは『=歌が下手』という意味では断じてない。自分のキーに合わせようとしないから『下手に聴こえる』んだな。人それぞれ得意なキーがあるのでそれを活かせるようにしよう。

自分がどのキーが得意なのかさっぱりわからない、という人も楽器をやってなければ実際いる。そんな時は、自分が唄ってて楽しい曲をメンバーに聴かせて、『この曲キーはなに?』と聞くのが早い。大抵の日本人男性の場合、若い人ならC、G辺りが好きな人が多いみたい。でもやっぱり人それぞれ。

ただ、一つ問題が。

ボーカルが常にメロディー書くわけじゃないんだな、これが。

そして悪いことに、弦楽器隊が洋楽なんかばっかり聴いてると、出てくるのはAmとかEmばっかりだったりするのね。基本的にこの辺りのキーは、演歌並みに低いかイヤァァァァ~~~~!って叫ぶぐらいの高いキーにしかならないので、一般的な日本人男性には余り向いてないキーになっちゃう。

昔、奥田民生氏がこんな事を言っていた

『自分が書いた曲、自分が書いた詩なら、自分で歌った方がいい』

その通りだと思う。

その後、ユニコーンというバンドはギタリスト以外は全て歌う事となり、最終的には解散してしまうわけだが、間違いだとは思わない。

俺は俺が書いた曲が唄いたいんだ。

常々自分はそう思っているので、民生氏の言うことがよくわかる。

ただ、『自転車泥棒』を実際テッシーが歌ってたらどうなったの???

という疑問はあるのだが・・・。

ただ、全曲ジャムで作らない限り、完全にボーカルだけが全てのメロディーを書くというわけにもいかないし、そんなバンドが楽しいのか?という思いもある。

今の自分で言えば、二人がどんな曲を持ってきても構わない、というか、どんどん持ってきて欲しいのだが、メロディーと歌詞だけは自分が書くことを譲らない。歌詞もメロディーも既にある曲ならば、民生氏と同じように自分で歌うことを薦める。

どうしてもこのメロディーで歌って欲しい、ということで、しかも自分のキーと合わない場合はキーを上げるか下げるかするように協議しよう。

実際キーを変えてみて、印象が変わった為に作曲者が?な顔をするようであれば、遠慮なく自分で歌ってもらおう。

俺、踊るよ!(笑顔で)

ってな感じで。

そして、自分に合うのはこのキーだ、とはっきり言っておこう。

これをしないバンドが多過ぎる。

当たり前のように曲を持ってきて、当たり前のように無理無理なキーで歌ったりする。で、構成的なすり合わせをすることはあっても曲そのものの本来のあるべき姿については全く議論がされない。

これでは曲が可哀相。

どんな名曲もキーが合わなきゃ不協和音にしかならない。

俺がボディガードの名曲をどんなに必死になってファルセットで歌いきったとしても、美しくもなんともない。気持ち悪いだけだ。

遠からずも図らずも、そういうことをやってしまっている人は意外と多い。



そして②

これもいるはず。

なぜブレスがきつくなるのか?当たり前。

言葉が多すぎるのよ。

英詞しか書かない人にはちょっとわからないかも知れない。

英詞には余り当てはまらないので。

日本の伝統的な曲、そして現在も大体の英詞の曲は、譜割と単語がほぼ同じなんだな。(※除くHipHop)

君が代、蛍の光、仰げば尊し、一音一語でしょ?

これが本来の姿なの。

例えば、仰げば尊しで、

あおげばとうとし わがしのおん

を、

あおげばね、とうとしね、わがしのおんね、

と、全部『ね』を同じ音符で歌ってみるといい。

ブレスが一回も出てこないでしょ?

歌えません。

これをやっちゃう人は結構いるので、自分が書いた詞と譜割に無理がないか見直してみるといいよ?

書きたいことを書きたい

というならそうすればいいと思う。

でも、唄って何かを伝えたい

と思うのであれば見直した方がいいと個人的には思う。

人それぞれ。

余談だが、わざとブレスが厳しいのを承知で唄っているケースもある。

例えば、名曲、聴く度に泣いてしまいそうになる『島ん人ぬ宝(BIGIN)』のサビ、



教科書に書いてあることだけじゃわからない

大切なことがきっとここにあるはずさ




ここまでノーブレス。

のはず。

聴いた印象で。

カラオケなどで聞いていると、ほとんどの人が



教科書に 書いてある ことだけじゃ わからない

大切な ものがきっと ここに あるはずさぁぁぁ



のスペース部分で息継ぎしてる。

御本人はほくそ笑んでるね。たぶん。

わかっちゃいねぇなぁ、と。

これは③にも通づるところがあるため、これ以上は以下に回す。



そして③

これはちょっと言ってることがわかりにくいかも知れないので、次回に譲ることにしよう。

ただ、少しだけ触れると、

くも 雲 蜘蛛 苦も

はし 橋 箸 端 

といったことに近いかも知れない。

近くないかもしれない。

どないやねん!



さて、上級編①が終了しました。

『異議あり!』

という方、御自分のところでどうぞ。

『その通り!』

という方、あなた危ないですよ・・・?


自分が正しいと思うことをすればいいのです。

ただ、何が正しいのかわからなくなった時、他人の意見というものは活きることもある、というだけのことです。それを参考にするのか、それともしないのか、それは自分で決めることですし、そこで私のせいにされてもかないません。

自分がやってきたことが『こうだ』というだけのことなのです。





上級編②に続く・・・

続・唄道

2006-09-13 19:12:20 | 唄道
仕事の為まだ帰宅できず。

前々から思ってたんですが、唄道を再開しようと思っています。

何のことかわからない方はブックマークの過去ログを参照して下さい。

元々、極々ピンポイントで個人的なことがきっかけで書いていたものですが、

中級編で途中やめになってしまっています。

『これから上級編だ!』というところで終わっているのですっきりしない人もいるでしょうから、続きを書こうとはずっと思っていました。え?そんな人はいない?


やかましゃあボケー!

ワシのブログじゃー!







…。




なぜ途中やめにしてしまったのか、理由は簡単です。

この後は結構難しいからです。

そしてとてもとても個人的なことになってしまうからです。

したがって、勘違いだけはしないで頂きたいのですが、ここに書いてあることが正解だとは決め付けないで下さい。また、間違っているとも決め付けないで下さい。

自分はボイトレ等は一切受けたことがありませんので、教科書のようなことが書けるはずもありません。随分遠回りもしたでしょう。ただ、今までやってきた中で、

きっとこうだろう

と思われることを書くことしか出来ないということです。ただし、やってきたことであるということは事実であるため、少なくとも自分にとっては真実です。

多くの方の成功や失敗、そのごく一部、しかも一アマチュアバンドで唄っている者の言葉として読んで頂ければありがたいです。

注意点が一つあります。

ここから先の内容は、カラオケでは一切通用しません。

カラオケで上手に歌うためのものではないということです。

カラオケで上手に歌いたいのであれば、好きなアーティストの真似をしましょう。

それが一番の近道です。

そっくりに真似ようとして、それでも似てないことに気が付くことが出来れば、それなりに上手くなることは出来るはずです。上手くなるまでやめなければ、の話ですが。

唄道は、あくまでもオリジナル曲をライヴハウス等で生で唄うことを中心に考え出された技法(そんな大層なものではない)であるため、人の曲を歌うことには余り役立ちません。

言い換えれば、

『自分の曲を唄うということは、カラオケで上手に歌うこととは全く違う』

ということです。

さて、前置きが長くなりました。

では早速!












今日はこの辺で!