桜ふる路
英語をツールに、できることをしたい。
踏み出しつつふだん感じ、考えたこと。
 



今月の中ごろまで、京都国立博物館で、京都御所の障壁画展をやっているというので、見に行きました。
(公式サイト→Kyoto National Museum

博物館は、三十三間堂の七条通りをはさんだちょうど向かいにあります。
トップ写真は、正門をくぐった眺め。赤レンガの建物に大きな噴水が、すてきな場所です。




入口付近



京都御所の襖絵というのは、1800枚ほどもあるそうですが、今回はそのうち約200枚を展示しているのだとか。このように公開されるのは初めてなのだそう。
どれも制作されたのは19世紀半ばだそうで、150年くらい経っていることになりますが、とても色彩がきれいで“新しい”?ような印象を受けました。
(今までお寺さんで見てきたのが、昔のものばかりだったからそう感じるのかも)


様々な筆致の絵がたくさんありましたが、絵師はいわゆる狩野派など有名な人達だけでなく、いろんな人が携わったようです。絵に詳しくないのでわかりませんが…
襖なので、枠のところの擦れだとか、鍵をスライドさせた跡だとかも当然あるわけで、ああ装飾品ではなく、ほんまに実際に使われてたんやなあ。。。って、そういう意味でも興味深いものでした。


見終わったあと、敷地の南側に梅が植わった一角があるのを思い出し、行ってみました。
すると、





こんな感じ。まだちょっとだけど、咲いていました。



























梅というのも、バラ科の植物だったんですね。
どうりで、つぼみがちょっとバラっぽく見える木も。においも、ああ~春のいい香り



だんだん、日が落ちてきました。





レンガがいっそう映える本館





常設展をしている「平常展示館」




正門のほうを見ると、落ちる夕日の中に京都タワー(中央)




敷地の東のほうへも行ってみると、





一本だけ、白梅が咲いていました













寒くもなってきたし、せっかくだし常設展も見ようと思い、平常展示館に入ります。

新春の特別陳列として、高台寺蒔絵(こうだいじまきえ)と南蛮漆器の展示があったので、見ました。
(それらがどんなものかの説明は、上の公式サイトの日本語版トップから見れます)
高台寺蒔絵の繊細さと華麗さ、南蛮漆器の豪華さには、目を奪われるものがありました。
すてき…私もこういうのほしい!と思うくらい、素晴らしい…
こういうのが、400年以上も前の日本で作られていたなんて、驚き。昔の人って、すごいなあとつくづく思います。


閉館のアナウンスが鳴ったので、他の常設展もざっと見て、出てくると暗くなりかけていました。




薄紫の空に、京都タワーがこんどは白く浮き上がって






本館のほうを見ると、あっ、月が!
(ちなみに右の銅像、ロダンの『考える人』だと思います、たぶん↑)




噴水と一緒に。あらら、曲がっちゃった。
でも何だか、どこかの宮殿みたいな感じできれい~






正門を出て





展示物ももちろん素晴らしいし、建物の外観や庭も、楽しめる博物館でした。
東山方面へ来たときは、もちろん有料だけど、ちょっと立ち寄ると、雰囲気が味わえていい場所かもしれませんね。


コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
一度行ってみたいですね (EITA)
2007-02-03 19:17:50
京都国立博物館、建物の外観が素晴らしいですね。一度訪ねてみたいです。梅の花も可愛らしく咲いていたのですね。気持ちも明るくなるお写真でした。
 
 
 
本当!宮殿みたいよ。 (うめもも)
2007-02-05 17:33:37
京都国立博物館ステキだね~。PARISの建物っぽいね~。
梅ってバラ科なんですね。だから、いい匂いなんだね。ああっ、ハンドルネームにうめをつけて良かったわ~っ。
しかし・・・。京都は、お寺さんだけでなく見るところたくさんありますね。
迷ってしまいますわ~。
 
 
 
EITAさんへ (アスタ)
2007-02-06 12:34:47
お返事が遅れました。ごぶさたばかりで相すみません。

すてきでしょう?この日は晴れだったので、いっそうきれいに見えました。
建物のこと、公式サイトをよく見たら書いてあったので、
本文に追記しました。ありがとうございます。

ぜひぜひ一度、お立ち寄りください。。。
飛行機、新幹線、車、電車、何でも飛び乗って、一眠りしはったら、
そこはもう京都。
京都とは、そういう所です。(当たり前、か)
博物館は駅から、距離はそう遠くもないんですよ。バスは混んでるけど…

思ったときが、始めるとき。どうぞいつでも。お待ちしてますし。。。
 
 
 
うめももさんへ (アスタ)
2007-02-06 12:42:41
そうなんですよ。宮殿ぽいでしょ?
私のカメラだと月がきれいに写らないんですが、実物はもっと輝いていて、
空気もひんやり澄んで、いい雰囲気だったんですよ~
本文にも追記したとおり、同じ重要文化財でも、お寺とはまた違った
世界ですよね。

そう、書いてあったんですよ、「ウメ」の札の下のほうに「バラ科」って。
私も、実は知らなかったカモ…
ここ数日暖かいので、また開花が進むでしょう。桃も早いかもしれないし。
“うめももさんの季節”到来~~ですね
 
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