桜ふる路
英語をツールに、できることをしたい。
踏み出しつつふだん感じ、考えたこと。
 



今日は、私の弟が京都へ遊びに来たので、夫と案内をしました。
まずは、弟の希望と、駅から近いということで、三十三間堂へ。トップの写真は、境内東側の塀の内側。
(ちなみに、写真左端は、写っていませんが「夜泣地蔵(よなきじぞう)」が祀られていて、子供の夜泣きにご利益があるそうです


以前にも書いた三十三間堂、私の好きな寺院の一つです。
ずらりと並ぶ千体千手観音像、いつ見ても息を呑む荘厳さ。 (写真はもちろん撮れませんが)

ところで三十三間堂といえば、もう一つ有名なのが「通し矢」。




写真は、観音像が並ぶお堂の、西側ですが、軒下の向こうの端(写真右端)から矢を放ち、こちらの端に据えた的を射る、という競技ですね。
パンフレットによれば、桃山時代に始まり江戸時代に大流行、19世紀末に途絶えたそうですが、歴代の優勝者をたたえる額が、今でも飾られています。
皆さん、千手観音像を見学されるとき、廊下の上も見上げてみてください。おびただしい数の額が、ずらーっと掲げてありますよ。

なお、現在では毎年1月(来年は1月14日)、「大的大会(おおまとたいかい)」という弓道の大会が開かれています。色艶やかな袴姿の女性達が、弓を引く姿で有名な、あれですね。
当日は境内は無料開放されるようで、一度見てみたいものです…


お堂の東側には庭園もありますが、トラックや庭師さん達が入って手入れの真っ最中だったので、これで引き上げることにします。こんどもう一回は、一人で来てゆっくり眺めよっと。



次は京都観光の定番、金閣寺へ。

これも以前、記事に書きました。今回は金閣以外にも目線を向けてみようと思います。




はいこれ、大文字。そう、五山の送り火の、あの大文字です。
えっ、金閣寺から見えるの?そうなんです、駐車場から、これくらいには見えるんですよ(って私も初めて知った)。
送り火当日には、この駐車場は開放されるそうです。けっこういい場所かも。
ちなみに、あの大文字の下にあるのが、銀閣寺。この金閣寺の上にあるのは、「左大文字」でーす。





京都市バスで来た場合は、バス停を降りて黒門をくぐると、こんな長い参道を歩きますよ(写真奥が黒門方向)。

さあ、そして総門をくぐると、左手にあるのが




鐘楼。緑がきれいで、思わず撮っちゃった。肝心の鐘が見えてないけど…





その先にあるのが、この巨木。 
案内板によればイチイガシという木で、江戸初期に植樹or生えていた、らしい。
京都の貴重な木、だそうです。





イチイガシの前でチケットを買ったら、いよいよ突き当たりの右が入口。
個人客は、写真中央右のオレンジ色の壁のブースでチケットを見せて、パンフレットと「おふだ」をいただいて入ります。(団体客は、パンフだけもらって、おふだは後から金閣の前でもらう)





う~ん、今日も中国や韓国からの団体客とおぼしき人々でいっぱい!(私が来るときはいつもそうだが)
やっぱり、外国人にははずせないスポットなんでしょうね。
彼らの中にもぐりこんで、いちおうお約束なので、金閣、撮影。
(湖面に映ったほうも見てね。きれいでしょ?)

しかしシャッター切った直後、にわか雨がザー。





見事な「陸舟(りくしゅう)の松」。足利義満の手植えと言われているらしい松ですね。だから、樹齢600年。





金閣、みんなが写真撮っている所から対岸の、真裏からの眺め。
こっちのほうが、距離が近いから実は見ごたえあり。金色に、光ってますよ~


ところで金閣寺というと、このゴールデン・パビリオンだけが見ものかというと、決してそんなことはありません!!
最初にわざわざ参道や巨木の写真を載せたように、ここは木々もとてもきれいなんですよ
こんな感じに。↓↓



















以上、金閣の後ろ側のお庭の様子でした。

さあ、ここからは上り坂です。お年寄りや足の悪い方々は、ここで引き返される方々も多くいらっしゃいます。後が大変なので。(それものちほど)
(ちなみにすみません、写真左端、夫の肩がかぶってしまった)
ここを上ると、左手に安民沢(あんみんたく)という池を見ながら、夕佳亭(せっかてい)という茶室にたどりつきます。





ここもたいがい人気の写真スポット。人がいっぱいで、しかたないので、苔むした茅葺き屋根でも撮ってみました。
(そういえば、このときミンミンゼミの鳴き声が、まだここでは聞こえてた)


その先を行くと、石不動明王(いしふどうみょうおう)を本尊とする不動堂があります。欧米系の外国人の方々は、ここで立ち止まってしげしげと眺めている人が多いですね。

しかし、私は発見してしまった!その横に、こんなものがあるのを。





おおっ、三ヶ国語対応おみくじ機
左から英語、韓国語、中国語。一回100円。
英語機には"ENGLISH FORTUNE"、中国語機には"中文 神○"(※注:○は、「答」の旧字体みたいな、わかんない漢字が書いてある)と表示されています。韓国語は、私読めないので分かりません
しかしなぜ英語機だけ、高さが低いのか謎だ…





不動堂の向かいは、お茶席や土産物屋になっていて、その前を過ぎるとここが出口です。
でも見てください、この下り階段!ふつうの人でも、降りるのはめんどうだししんどい。
これなので、金閣だけ見て引き返す人々も多いわけです。





階段を下りて、見上げたところ。はいー、おつかれさまでした。



こんなふうに、ちょっと違った視点で見てみても、なかなかおもしろいものです。
せっかくここまで来たので、次はあそこへ、行ってみましょう…

...つづく



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
京都最高! (hana)
2006-09-22 11:21:56
アスタさん、お久しぶりで~す!

お元気そうでなにより♪



ところで、ようやくワタシの大好きな秋が近づいてきたので

アスタさんのブログを見ながら今年の紅葉を妄想中

実はワタシ恥ずかしながら生まれてこのかた

京都の紅葉を見たことがないのですよ~

でも今年はロンドン時代の友達が京都にいたり、

ロンドンからうつってきた外国人の友達もいるので

京都には行きたいと思っているんデス。

三十三間堂は中学の時に行きましたが意味がワカラズ・・・

でも今こうして写真を見せてもらうと日本の侘び寂がわかって

本当にたまりませんね~~

京都に行く際には絶対に訪れたい!!!

また色々なところも教えてクダサイネ♪
 
 
 
久しぶりに (ボワシエール)
2006-09-22 18:30:52
京都を散策した気分を味わいました。ありがとうございます。



金閣寺は、高校の修学旅行以来ですね。



いつかゆっくり京都を旅行したいと思っています。京都はほんとにすてきなところですね。
 
 
 
hanaさんへ (アスタ)
2006-09-22 19:31:03
hanaさんごぶさたしています!ご訪問ありがとうございます



紅葉がお好きなんですね!京都の紅葉というのは、たしかに格別のものがあり

ますね。お寺の古い建物との調和が、すぐには真似のできないものだからかも

しれませんね。

私も去年の11月下旬の記事で、紅葉の写真をいくつか載せています(もしよ

かったら参考になさってください)。当時は写真を大きく載せるワザを知らな

くて、小さいのばかりでいまいち迫力に欠けますが、場所によっては本当に、

絶句してしまう美しさのところもありましたよ。



ただ京都の観光シーズンは、場所によってはものすごい混雑で移動にも一苦労

するので、そこだけ気をつけてくださいませ…次の記事にも書きましたが、

あえてシーズン以外のときに見るのも、また別の楽しみ方ですね



これと次の記事、その次以降載せようとしている場所も、紅葉が期待できる

ところばかりで~すぜひご覧くださいね。
 
 
 
ボワシエールさんへ (アスタ)
2006-09-22 20:23:02
そうですか。それでしたらぜひ、帰国されたときお時間あったら、京都へ一度

いらしてくださいませ

飛行機や新幹線も利用しやすくなってきていると思うので、遠方からでも、

思い切って空港や駅に出てしまえば、あとは自然に古の都へたどりつくでし

ょう(笑)(ただ空港から遠いのが、京都の難点だけど)

女の人の場合、特に宿泊先が気になりますが、たとえば今からだと、主なシティ

ホテルは10月以降はもう満室状態。。。やっぱり観光シーズンに来ようと思

うと、何ヶ月も前から宿の確保が必要ですね。

でもネットなら同じホテルでも安い部屋があったり、質にこだわらなければビ

ジネスホテルでもいいし。

とにかく、来れる方にはまずふらっと来ていただいて、見ていただきたい

な~と思います(ちなみに、私はどこかの回し者なわけではないですよん)



観光シーズンに京都を少しでも廻りやすくする"コツ"としては、ここぞと

いう有名スポットは朝イチで行く、鉄道で移動できる範囲は鉄道に乗る(バ

スやタクシーは渋滞にはまると覚悟)、有名スポットにこだわりすぎずマイ

ナーな所も見てみる、などでしょうか。

京都は季節や場所を問わず、楽しめるまちですので、ご都合に合わせていつ

でもおこしやす
 
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