(前回からつづき)
すみません、途中で切れてしまって。ではでは続きを。
旧開山堂の脇の階段を上がって左折し、見えてきたものとは……
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わあい
もういっぱい、写真撮っちゃいます
ふうー、すばらしかった。
大きい木ですよね。
完全に赤ではない、緑の混じったまだらな感じも、またすてき
日の光が当たると、本当に輝いていましたよ。
まさかこんな美しい風景が見られるとは予想してなかったので、感激もひとしお
以上、本坊の前のモミジでした。
引き続き、境内を回ります。
御影堂(みえいどう)。ここに、芭蕉も拝んだであろうあの「鑑真和上坐像」が安置されているそう。
和上像は、東山魁夷画伯の障壁画「山雲」「濤聲」と共に、開山忌の6月6日を中心に3日間(5~7日まで)、公開されるそうです
白砂と石畳の模様がきれい
その右手に、そう、門の外からちょこっと見えていたんですよね…モミジ!
御影堂を左に見ながら、さらに進むと、
「鑑真和上御廟」への入口。入ってみます
足元には青々と広がる苔のじゅうたん
そして振り向くと、頭上にも青々とモミジが!
赤とは違った鮮やかさ、これもきれ~い
チョロチョロと水の音、いっそう爽やかさを引き立てます
この先正面に、鑑真和上御廟(=墓所)があります。
中年女性が一人、手を合わせてうつむき、微動だにせず、いつまでもたたずんでいました。
人の祈る姿というのは美しいですね。苦労のすえ日本に渡った鑑真和上の思い、今なお人々を惹きつけるのでしょう。
池に泳ぐカモ(奥にも)
帰り際、あらためてモミジを。
目の醒めるような青、さっきの赤もそうだけど、自然の力ってただただすごい。。。
外に出て、「新宝蔵」のほうへと歩き進めます。
おお!このモミジは、まだ赤くなくうっすらオレンジ色。
でも緑とのグラデーションが、すてき
高いところの枝は、こんな感じ
振り返って
美しい石畳模様とあいまって、すてきな一角となっていました
向き直って、左手に進むと宝物館の「新宝蔵」があります。
別料金で中を見ることができました。
公式サイトで写真が見れますが、頭部や腕が失われたり、胴にひびが入ったりしながらもなお、堂々としたオーラを放つ仏像が多くあったのが印象的でした。
金堂の屋根にあったという鴟尾(しび)も、その大きさに改めてびっくり。
新宝蔵を出て、池のほとりの小さなモミジ
そばにあった、これはサザンカでしょうか、優しいピンク
池の周りの木々
赤、緑、黄色、オレンジ、黄緑…まるで色のパレードでした
ほらこれ!さっき東室(ひがしむろ)と礼堂(らいどう)の間から見えていた、あの眺めです。
右のこんもりと丸いのは萩ですが、黄色くなった葉もすてき
そばにあった、クチナシの実
鮮やかな黄色を放つツワブキの花に、ふわふわと舞う黄色いチョウ!
チョウ自身は、自分が黄色だなんて思っていないんだろうけど…
向かって左が宝蔵、右が経蔵。正倉院と同じ“校倉造(あぜくらづくり)”ですね
(伽藍の解説は、↑上記公式サイト内「伽藍と名宝」ページを参照してください)
―――
以上です。
唐招提寺、予想以上に素晴らしかった。
今回は景色につい目を奪われてしまったけど、またいつか、金堂も見にぜひ来たいものだ。。。
というわけで、色とりどりの世界を堪能したあとは、やっと本来の目的地へ向かいます。
...まだまだ続きますのよん
美しい庭園、空間ですね~。
私が、ここに行きたい理由は、実は、鑑真和上をお慰めするために描いた日本画の大家:東山魁夷画伯の
唐招提寺 御影堂の和上に捧げた障壁画襖絵を見に行きたいのでした。
東山魁夷画伯は、これを描く為に物凄い歳月をかけたといいます。
御影堂は、普段、見れるのかな?
アスタさん、見たかな?
そして!アスタさんの本来の目的地は?
ナゾは、深まるばかりです・・・。
よくよくパンフレットを見てみたら、年に3日間しか公開されないそうですね。
↑本文中に追記しておきました。ありがとうございます。
東山画伯の障壁画、公式サイトでは写真が見れますね。
たしかに実物は、美しくて迫力満点そうですね。画伯の魂がこもってそう。
うめももさん、そんなわけなんで、2010年の6月初めに行かれたら、御影堂も金堂も両方見れそうですね!
もしできたら、ぜひご覧になってください!