デジタル画、始めました。

落書きしてます

いろんなことがあった

2021-05-05 20:31:00 | 日記
いろんな事があった。最近あれこれと思い出す。

庭が好きだった。両親は庭を綺麗にしていた。
芝生に花壇を煉瓦で作った。春になると松葉菊や芝桜を植えた。ザクロの木に実が成って、冬にはその枝にハヤニエが刺さっていた。ミノムシの服を剥いで遊び、バラの蕾を剥いて遊んだ。自然はこんなにも美しいのに、人が作るものは何故美しくないのだろうと思っていた。自分が母に感謝出来ないのは何故だろうかと思っていた。父を好きだった。
椎の若木が風を受けて裏葉を金色に光らせた。




父は山口県の瀬戸内海に近い町の出身だった。今また故郷の墓に入っている。
この家で亡くなり、棺を孫たちで担いで 火葬場に行く車まで運んだ。
終戦後、父は母と結婚し東京に来た。その頃の写真の母は若くて綺麗だ。
しばらくして父は自分の会社を作った。頭の良い人だったし、人望もあったと思う。
だが、暮らしは大変だったと母はこぼしていた。たしかに大変だったと思う。
家はあった。食事も服も貧しかった。でもそんなものだと思っていた。母の目つきが怖かったのがこたえた。
時々母の姉が荷物を送ってくれた。お下がりの服も入っていて有り難かった。
たまに父の従兄弟がハワイからチョコレートを送ってくれた。ミントチョコだけは喜べなかった。

父はタバコも競馬もパチンコも囲碁も好きだった。
自分で将棋は指さなかったが、テレビで観戦していた。谷川さんや羽生さんの活躍を喜んでいた。

今の私は将棋を見るのが楽しいのは、父の影響があると思っている。

こわーい

2021-05-05 08:51:00 | 日記
今日は休日。子供の日。昨日に増して車の通りが少ない。
ゴミを出すのに、道を渡るのもラクだし、道路ぎわにゴミを置いている間に、お尻を車にぶつかられる心配もない。

私が子供だった頃、怖い夢ばかり見ていた。沢山の黒い影に追いかけられる夢だ。
走って逃げたいのだか、足が思うように動かない。
目を覚ます努力をする。覚めるとやれやれとひと息つく。
でも目が覚めてもまだ朝ではない。寝るとまた同じ夢を見ることになる。
寝るのが怖かった。




一緒の部屋で寝ていた2人の姉からそういう話は聞かなかった。

ところで先日、住んでいる土地の権利書を見る機会があった。
「池沼」とあった。
たしかにここに家を建てる前には、カエルがゲコゲコうるさく鳴き、冬には氷が張っていた。


ありがたいことに、今ではもう怖い夢は見ない。