メジャー開幕観戦記 ２

パリーグが開幕して２週間。
メジャーもいよいよアメリカで開幕。
福留選手が鮮烈なデビューを果たし、
今年のメジャーも楽しみですなあ。

で、今さらだけど、
東京ドームで行われたレッドソックス対
アスレチックスの観戦記、書きます。


３月２６日、水曜日。
PM６時２０分、後楽園駅着。
手荷物検査のため
どのゲートも長蛇の列ができていた。
空港のような金属探知器でしっかりと
バックの中身もチェック。

ギリギリ６時５０分くらいに
ドーム内に入ることができた。
よかった～・・間に合った。

席は３塁側２階席。グランドの選手の姿は
小さいけれど、
この雰囲気の中に自分がいるだけで、
ああ幸せ～。

アメリカと日本の国歌の後、
始球式は石川遼くん。
速球がズバッと決まったようだけど、
携帯カメラに収めようとバタバタしてしまい
全然見られなかった。

大リーグの試合は、７，８年前だったか
バレンタイン監督率いるメッツの開幕（相手は忘れた）
を西武ドームで見た。
５年前にシカゴで行われたオールスターを
友達と二人で観戦した。
それ以来である。
あまり詳しくはないけれど、
野球の本場である。
メジャーの中継はよく見ているし、
日本人メジャーが増えたことにより、
ますます身近に感じるようになってきた。


でも日本に住んでいる限り、
一生の内にこれから何度見られるかわからない。
もしかしたらこれが最後かもしれない。
そう思うと自然とワクワク、
興奮を抑えるのに必死だった。
デジカメを結構持ち歩いているのだが、
こういう時に限って持っていなかった。
失敗した～。

スコアブックも当然持ち合わせていなかったので、
仕事用の小さいノートに書くことにした。
私だけかと思ったら、近くの席に座っていた
少年も、ノートに細かくつけていた。
お父さんと二人の観戦。
きっと一生の思い出になるだろう。

アスレチックスのピッチャーのハーデンは
テンポもよく三振の山を作っていったが、
ボールがどんなところに決まったか、とか
小さすぎて全くわからない。
空振りか見逃しか、変化球か速球か・・。
まあこれだけわかればいいんだけど。

それよりも選手ごとの守備位置の移動が
極端でとにかく面白い。
後方からその移動を見ているのが楽しかった。

特にレッドソックス３番のオルティス選手が
バッターボックスに立つか立たないか位で、
内野の選手が一斉に
ライト側にどーーーーーーと動いていく。

サードの選手が完全にショートに、セカンドもかなり
一塁に近いところへ。

うぉー。
これが「オルティスシフトか」。
テレビでも見られるが、生で、しかも
後ろからじっくりと、ちょっとした動きも見られる
なんて、感動も感動。

アスレティックスがブラウン選手のホームランなどで
４－０にリード。
このまま逃げ切っちゃうのかな～・・
レッドソックスファンの私としては、
松坂、岡島は出てこなくても、
少しでも昨年チャンピオンの意地を見せて欲しい。

願いが通じたのか、６回、
大好きなラミレス選手のホームランが飛び出した。
ソロホームランだったけど、これが見れただけで
もう大満足。

ラミレスに関しては、
レッドソックスが守備についている間、
アスレチックスの選手の攻撃などほとんど見ることなく、
目の前（レフト）で守備につくラミレスの
動きに釘付けだった。

守備につく際、両方のおしりのポケットから手袋を
取り出すと、両ポケットの裏地がベロンと飛び出し、
白いうさぎの耳のようにヒラヒラと動いていた。

わざとやっているのか、
普通ならだらしない光景だが、ラミレスだと
なぜかかっこいい。

他の外野の選手は、いつでもボール来い、と
守備の体制に入り腰を落としていても、
ラミレスだけは、グローブもはめず、
右へ左とゆらゆらしている。
いざボールが来たときに
間に合うのか、
素人じゃないんだから間に合わない訳が
ないんだけど、ピッチャーが投げる
直前にさっとグローブをはめるのだ。

そのはめるタイミングが素早く
これもまたかっこいい。

しかもグローブの内側が白い。
真っ白なのだ。
あれは、グランドすれすれの
フライを取っているように
審判にアピールするためなのだろうか。

あんな白くて紛らわしかったら、
審判から何か注意されないのだろうか。

まあ何をやっても格好いい。

結局５－１でアスレチックスが勝利。
巨人や阪神との交流戦とは全く違う
緊張感が感じられ、本当に楽しめた。


これが本場のスタジアムで
ボストンでレッドソックス戦を見られたら
どんなに興奮するか・・。
その時は、レッドソックスのキャップを
被って応援しよう。

近いようでなかなか行かれない現実。
行きたいな～。