速記文字より生まれた流形文字をフォントにしました。

流形文字をダウンロードして文章を作成出来ます。魅惑的な文字が4つの方式で表現出来ます。ご利用をお願い致します。

歌のおけいこー1

2010-02-24 09:02:42 | Weblog
  もうすぐ春

春も近づいてきましたね。菜の花畑に蝶がまい、コブシやもくれんの花が咲き始めました。さあーお馬のけいこ に行きましょう。流星文字もケイコしてネ。
 それでは元気でハイドウドウ

Ⅱ 絵文字モドキでお正月を  4

2010-02-14 16:37:24 | Weblog
   歴史は女によって創られる  4

 寺での花山天皇の剃髪が終わる頃になると、急に道兼が落ち着かなくなり、ぶつぶつなにかを唱えだした。剃髪する番となったところで、とつぜん道兼の従者がかけこんできて、なにか耳うちすると道兼は剃髪の席を立ち上がり「親に出家を告げずにきたので、出家前の姿を一目見せに帰ってきます」と言ってあわてて寺から出て行った。兼次は道兼が一緒に剃髪しないように従者に見張りをさせていたのである。道兼が いつまでたっても帰ってこないので、さては騙されたのかと気づかれたのだが、すでにことは後の祭りである。事態を知って駆けつけた天皇の側近 藤原満懐、藤原惟成の二人も、天皇の出家姿をみて唖然としたが共にその場で出家している。
 兼次の末子 道長は関白頼忠に天皇が行方不明であることを告げて、懐仁親王の即位が決定して、ここに7歳の一条天皇が誕生されたのである。このようにして藤原兼次は息子たちを総動員して念願の摂政の座についたのであるが五年後に62歳で死去した。この藤原家の権力闘争はこの後も兄弟間での争いとして続くのである。
 出家された花山院の悲劇は源氏物語の桐壺の更衣と帝との悲恋物語として後世に伝えられることとなった。花山院はその後、各地を放浪され、紫雲山観音寺(三田市、花山院)に立ち寄られてこの地に住まれたので、これを聞きつけた女御たち12人が京都から訪れて、この地に庵をかまえて、院のお顔を見ることなく、参道で琴を弾いてお慰めをしたという。その女御たちの墓も残されている。晩年は一条第に帰られて花鳥風月のなかで詩歌を詠い女性を愛して御年40歳で崩御された。
 さては騙されるも良し、幸運は座して待つべし。さあ春も間近、花山寺に行きましょう。
皆様、仏典を流形文字で書きましょう。聖書のほうもどうぞ。