深刻な電車内の領土問題

通勤に利用している阪急電車、いつも通り混んでいます。
「アリ様」は、無事７人席の中ほどに座り込み、なんとか自分の領土は確保した。

すでにまわりはいっぱいの人、「アリ様」はそのまま軽い眠りについた。
ふと気が付くと左隣に座っているオッサンが大きく新聞を私のほうまで広げ、
「アリ様」の目の前、膝の上の領土を実効支配してきている。

ちょっとまて、そこは俺の目の前で、私がここに座って以来固有の領土だ、
俺が眠っている間に実効支配したつもりだろうが。

冗談じゃないそこは私の固有の領土で、今から新聞を読むのに大切なスペースだ。

「そこは私の固有の領土です。あなたの行っているのは不法占拠です・・」というと。
「おまえのかちゃんでべそ～」という外交上もっとも非礼な言葉を口にした。

俺は毅然とした態度を取るべく、国際司法裁判所に共同提訴しようと持ちかけたが、
「おまえ何ねぼけとんのや」とオッサンに完無視された。

そんなことをしている間に、ふと気が付くと私の右隣に座っているオッサンが、
俺の方にぐんぐん席を移動して来る。

挙句に私に接している方の左の半ケツをあげ、いきむと、いきなり屁をひってきた。
おい待て。ここは俺がすでに実効支配している領土なのに、お前は不法放屁してきた。

悔しいから「アリ様」は、右の半ケツを少し上げ、思い切り放屁仕返した。
匂いツケには成功したと自己満足していたが、隣のオッサンはさらに大規模な放屁を
用意しているような気もする。

今、「アリ様」を取り巻く領土問題の緊張は高くなっている。
我が国の法にのっとった毅然とした対応が必要である。

まわりで見ている人は、あきれて、鼻をつまみながら見て見ぬふりを決め込んでいるようだが・・・

最近の「アリ様」の領土問題でした。

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