goo blog サービス終了のお知らせ 

寿迎夢・寿迎夢

海砂利水魚水行末雲来末風来末

カツオの通り道

2011-03-27 | Weblog
日本の太平洋沿岸に生息するカツオは、夏に黒潮と親潮とがぶつかる
三陸海岸沖辺りまで北上し、秋に親潮の勢力が強くなると南下する。

夏の到来を告げる初めてのカツオの水揚げを「初鰹」と呼び、珍重される。
初鰹は漁獲高の大きい高知県の初鰹の時期を毎年の「初鰹」としている。

Uターンするカツオは「戻りカツオ」と呼ばれ、低い海水温の影響で脂が
のっており、北上時とは異なる食味となる。

戻りカツオの時期も港によってずれがあるが、一般的には秋の味として
知られている。

北上から南下に転じる宮城県・金華山沖では、「初鰹」といっても未だ脂が
のっているため、食味の違いがない。

南下は海水温に依存しており、陸上の気温との違いがある為、陸上が秋に
なった頃には既にカツオはいない。

さて、今年はもう直ぐ三陸沖に向かってカツオガ北上を始める頃だが、
はたして大丈夫だろうか?

美味いんだなあ。ニンニクをたっぷり利かしたカツオのタタキ。
今年も変わらぬ味が楽しめます様に・・・・・。