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東京パリ日記

パリ日記第2章、終了。東京生活、再開。

ほんとに開幕目前

2009-07-03 18:01:39 | フランス関係
ツール・ド・フランス2009、開幕直前なんで、
有力選手のコメントをタイトルから拾い読み。

Armstrong : « J'ai déjà gagné »(アームストロング:「俺はもう優勝した」)

とランスの1人称を「俺」にしてみた。
僕とか私がどうもしっくりこないし、かといって俺でいいのかってのも微妙だけど。

タイトルの意味は、「ツール復活はお金のためでも、もう1度優勝するためでも、有名になるためでもなく、自ら設立した基金のためと、走りたいという自分の欲望のため。信じてくれ。」と。
優勝は狙ってないよ、ということか。

また、「もしアルベルトがスーパーだったら、自分はローテンションに入るよ」と。
じゃあもしスーパーじゃなかったらどーするんだろ。エース昇格?
先日別の記事の中では「お互いに尊重することが大事だ」なんて言ってしね。
とにかく、ランスがツールでどんな走りを見せるのかやっぱり気になる。

Chavanel : «gagner une étape»(シャヴァネル:「ステージを獲る」)

フランス期待のシャヴァネルは「調子もいいし、今年もステージ優勝するのが僕の第1目標。去年よりもいいツールにしたいね」とのこと。
どうやらチームの中では、シャヴァネルはステージ狙い、総合ではデヴォルデルらしい。

F. Schleck se «sent mieux»(F.シュレック:「良くなっている」)

落車の影響で本調子ではなかったフランクもリュクセンブルグ選手権のタイムトライアルをパスしてツールに備えてた模様。
「痛みが100%無くなったとは言えないけど、徐々に良くなっている」

さて。本命コンタドール。
Contador : «La course de ma vie»(コンタドール:「僕の人生のコース」)

2007年のツール・ド・フランスで優勝したコンタドール、
「競技的にも個人的にも、ここは僕の人生を変えたコース。ツールで勝つということは他の大会とは比べられない」

去年出場できなかったから余計に思い入れもあるんでしょう。

ウィンブルドンも今週末が決勝だし、ツールは始まるしもう大変!

あなたの優勝候補は?

2009-07-02 19:18:18 | フランス関係
もうすぐ始まるね、ツール・ド・フランス2009。わくわく。
Yahoo.frのサイト上でのアンケート、気になった。

Quel est votre favori pour ce Tour de France 2009 ?
(ツール2009、あなたの優勝候補は?)

ただいまの暫定結果。

アルベルト・コンタドール 38%
ランス・アームストロング 30%
アンディ・シュレック 9%
カデル・エヴァンス 8%
デニス・メンショフ 4%
カルロス・サストレ 4%
以下省略。

ちょっと、ランスが2位ですよ!
いやいやそれはー。でも本気のランスがどうなるかわからないしなあ。
コンタかランスか。うーむ。

でもその次がアンディってのがおもしろい。
にーちゃんのフランクは得票率3%だからアンディ人気は高いらしい。
ま、かわいいもんね。なんて。

「支離滅裂だ!」

2009-06-23 09:15:15 | フランス関係
水泳の話題をとりあげるのは初かもしれない。
入江選手の世界記録が認められなかった、というのと同時に、
フランスでは、100m自由形のアラン・ベルナールの世界記録も認可されず、
これに関する反応がどうなんだろうと思って。

Bernard : RM invalidé (officiel)(ベルナール:世界記録は認定されず)

アラン・ベルナールの100m自由形の世界記録(46''94)は国際水泳連盟によって取り消された。フレデリク・ブスケの50mの記録(20"94)は今も認可を待っている。

2人の記録はモンペリエで行われたフランス選手権で出された。100mオリンピックチャンピオンでArenaの X-Glideを着用したベルナールは、人類で初めて47秒を切った。(46''94)フレデリク・ブスケは(50 m 20"94)はJaked 01を着用し、これは月曜日にFINAによって認定された。ベルナールが世界記録を更新した時に着用していたX-Glideは改良され、この改良版は認可された。

フランス水泳協会のクリスチアン・ドンゼは、認可するかしないかの論理に疑問を投げかけた。
「この2つの記録はどちらも当時認可されていない100%ポリウレタンの水着によって出されたもの。FINAは、どちらも認可しないか、2つとも認可するかのどちらかだろう!そうでなければ私にはその論拠がどこにあるのかわからない。」

FINAの決定を「重大」とするアラン・ベルナールから、彼のコーチのデニス・オギュアンまで、とても怒っている。
「水泳選手を人質にするようなものだ。まったく理解できない!まったくだ!完全に支離滅裂だ。」

選手、コーチ、メーカーは茫然としている。日曜日のパリ・オープンでの100mに勝利して、アラン・ベルナールはそれでもこう主張した。
「いずれにせよ、彼らは僕のオリンピック・タイトルは絶対取りあげられないさ!」

以上、一部省略。

という感じで、フランス人2人の世界記録に対する対応が違ってるために、
余計にFINAの認定基準の“支離滅裂”っぷりが目立つんだろうな。
来てた水着がなんだろうと、時計上、今までで一番速かったんだからいいじゃん!
測ってた時計の性能が、とかプールの長さが、とかじゃないんだしー。

ってわけにはいかないの?

優勝、その後

2009-06-11 00:31:57 | フランス関係
優勝したフェデラー、凱旋門とトロカデロ広場で写真撮影したそうで。
こちら、トロカデロavecエッフェル塔なフェデラー。

ローラン・ギャロスの優勝をたくさんの人と祝ったそうで、
「少しシャンパンを飲んだよ。まあ、ちょっと酔っぱらったんだけど、それはほとんど何も食べてなかったからだよ。子供から大人までみんな一緒だったんだ、おもしろかったよ。母とも踊ったし、7歳と4歳の子供とも踊った。3時半頃眠ろうとしたんだけど頭はぐるぐる回って、すごくたくさんのイメージがめぐった…。だからテレビを見ることにして、アガシについてのいいルポルタージュをやっていたよ。それからちょっとネットを見て、5時ころ眠りについた…」
というわけでかなり寝不足?なフェデラー。

まあそれもわかるよねー。興奮して眠れないよねー。
あ、あと、優勝カップについて。
一晩一緒に過ごす権利があるらしいんだけど、(ってことは一晩だけなの?)

「仲間たちと一緒に写真を撮りたかったんだけど、シンボルとして大事なのはその大きさだ。大きいままほしかったんだ。だからローラン・ギャロスに、実物大の優勝カップのコピーを作らせてほしいとお願いしたんだ。ウィンブルドンは75%の大きさで作らせてくれた。お金は払わなきゃいけないけど、“ノー・プロブレム”、もちろん払うよ!」

ですって。そりゃあお金の問題じゃないよね。笑


パリでの夕食

2009-06-08 19:46:28 | フランス関係
とりあえずフランスでの話題はフェデラーかオバマかみたいな感じなので、
私もオバマ大統領のフランスネタをひとつ。

Obama au restaurant à Paris: un goûteur a testé leurs plats
(パリのレストランでのオバマ:味見係が料理を試食)

オバマ大統領はパリでサルコジと会ったりしつつ、
夜はミシェル夫人と二人の娘と一緒に7区にあるビストロで夕食をとったらしい。

「驚いたことに、彼らには味見担当がいたのです。料理を味わう人間がいました。ですから料理人にとっては最初は気持ちの良いことではありませんでしたが、実際にはとても感じのいいリラックスした人だったので、問題ありませんでした」(レストランのサービス担当のガブリエルさん)

というわけで、オバマさんたちの安全を守るため、出された料理を味見(毒見?)する人がついていたとの驚きの事実。
そうなんだー、やっぱりいろいろ、大変なのねーー、大統領って。

晩さん会とかじゃなく家族と夕食なところや、それがまたビストロっていうのがまた高感度UPの可能性なきにしもあらず?

さすが、ですな。

最後の大きな1歩

2009-06-07 00:18:02 | フランス関係
「まだ大きな1歩が残っている」(フェデラー)

いよいよ残すは決勝戦だけだね。ついにローラン・ギャロスでフェデラーが優勝するのか。
決勝のある日曜日にナダルがいなくてさみしい?と聞かれて、

「さみしくない(笑)これまでも、これからも彼とはたくさん対戦するから、他の選手とやれてうれしいよ」と。

そりゃさみしくはないだろ。
それにしても5セット戦った長いデルポトロ戦。
相手が若いだけに(20歳)長い試合になると不利なんじゃないかと考えそうだけど、
若い選手にはフルセット戦った経験があまりないはずだから、経験のある自分に自信があったし、体力も精神力も自信があった、とフェデラー。
ほんとすごい精神力だよ・・・。

モンフィス(フランス)に勝った後のインタビューで、パリの観客の応援をどう思うか聞かれて、
「数年前から観客の支持を感じているけど、今年は減速した。街中や、レストラン、スクーターに乗ってるときも、みんなが僕に今年は僕の年だと言う。受け入れられていると感じているよ。信じられないことに、みんながこの大会をチェックしている。スイスにはグランド・スラムがない。僕はここが自分の地元のように感じているよ」

とこれはやっぱりナダルと比べるための質問か。
実際フェデラー支持率は8割です。(Yahoo.frのアンケート)

アガシが全仏で優勝して4大大会を制覇したのが1999年でちょうど10年前なんだって。
そのアガシもフェデラーを応援してるとのこと。
みんなに応援され、みんなが彼の4大大会制覇を願ってるような、そんな決勝戦になりそうで、
対戦するソルデリングもつらいね・・・。

トニおじさん曰く

2009-06-03 20:46:28 | フランス関係
ローラン・ギャロスでのラファエル・ナダル敗退の余韻。
ナダルの叔父でトレーナーのトニさん登場。

Roland-Garros - Toni Nadal: "Un public stupide"
(ローラン・ギャロス、トニ・ナダル:「ばかげた観客」)

スペインのラジオのインタビューで、ラファエル・ナダルの叔父でトレーナーのトニ・ナダルさんが、
ナダルが日曜日に敗れたコート、フィリップ・シャトリエの観客に反発したという記事。

「これは彼ら自身が言っているし、真実だ、パリの観客はばかげている。私は、フランス人はスペイン人が勝つのが嫌なんだと信じる。誰かが負けるのを願うなんて、道楽のうぬぼれたやり方だ。彼らは格上に出会うと虚栄を張るのだ」(トニ)

これに対してレキップの記事は解説します。

“トニの失望は理解できる。フランスの観客はラファエル・ナダルに対して優しかったことは1度もなかったし、彼らはソデルリング戦での思いがけないナダルの敗戦をかみしめた。ローラン・ギャロスにおける彼の道のりは観客を魅惑したが、心はつかまなかった。ナダルの身体能力に対するほのめかしは、メディアや観客の中での彼のイメージに無視できないインパクトを与えた。”

“また、スペクタクルを求める嗜好、センターコートを満足させるアリーナの嗜好についても言うことができる。闘牛やローマの剣闘士の“処刑”のように、思いがけず最も強い選手が負けることだ。フェアプレーや技術力があるにせよ、である(ナダルの場合のように)。そしてこれは世界中の大きな大会で有効である。この種の愚かさはパリジャンにだけ見られるものではない。”

“現代のスポーツは時にカーニバルのようなもので、観客はお気に入りたちが燃え上がるのが大好きなのだ。”

あとは、今ではフランス人選手に次いで人気のあるフェデラーがナダルによって霞み、ふたりを対比させてナダルを風刺している、とか、
そのフェデラーも批判された年もあった、とか、
つまりランキング1位の選手と言うのはいつの時代も矢面に立たされる、というようなことも。

おもしろかったのは、ナダルにはステレオタイプな既存の表現がなくて、
例えばアメリカ人選手は試合中にフリットを食べる、イギリス人はイチゴ、フランス人は日焼け、みたいなのがないと。
だから、フィジカルが、とかいつも言われるということか。

そんな感じで、最終的にはフランス人擁護?笑

今年一番の波乱

2009-06-01 09:02:52 | フランス関係
ナダル負けましたかーー。

得意のローラン・ギャロスでもナダルが4回戦で負けることがあるとなると、
フェデラーってやっぱすごいんだなー。

試合後のナダルのコメントを読んでみた。
思ったよりさばさばしてるような印象。

Nadal : «Je n'ai jamais été calme»(ナダル:「全く冷静じゃなかった」)

「負けたのは自分がいいプレーをしなかったからで、攻撃的でも冷静でもなかったために対戦相手のソデルリングにペースを握られてしまった」
「みんなは僕が勝つのはフィジカルのおかげだと思ってるけど、そうじゃなくて、いいテニスをするから僕は勝てるんだ、でも今日はそうじゃなかったから負けたんだ」

と振り返ってます。
あと、観客が一方的に相手を応援してたと感じるかと聞かれて、

「全然気にならない、試合中に観客が対戦相手の名前を呼ぶことには慣れてるし、だから試合が終わるころには相手の名前をよーく覚えちゃうんだよ」

なんて笑ってます。けど本心では、応援してもらいたいみたいね。
強すぎるゆえか、ローラン・ギャロスではいつも完全アウェイ状態だし。

「でもまだ何年もここに戻ってくるチャンスはあるから、いつかは観客に味方してもらえたらいいな」

誰が優勝すると思うか聞かれて、
「やっぱりフェデラー。4大大会すべてで優勝することになるし、ふさわしい選手がいるとしたら彼だ」

激しく同意。
ウィンブルドンにはどう準備するの?という質問には、

「とりあえず自宅のプールに浸かる準備をするよ!ウィンブルドンに向けた準備を考えるまえに2,3日おくれ」

ということで、そうですよね、自宅にプール、ありますよね。もちろん。

ナダルが負けて、この先の展開が気になってきた。
フェデラーには順当に決勝まで勝ち進んでほしい!

地に落ちた神童

2009-05-13 23:07:16 | フランス関係
マイアミで、コカイン陽性となったリシャール・ガスケ。

彼はフランスではほんの子供の頃から有名だったようで、
ガスケの子供時代を動画で振り返るページがレキップにあった。

ガスケはここ数年特に怪我によって苦しんでいたこと、
なぜフランステニス界の神童が地に落ちたのかを理解するために、彼の子供時代を振り返ろう、という趣旨。

「僕は自分に注がれる他人の目にさらされて育った。ずっとそれはつらいよ。人は僕を天才と呼んだ、神童モーツァルトだって。テニスがどれほど精神的に大変なスポーツかを理解してもらうのは難しい。とんでもないスポーツなんだよ」

と去年ガスケはレキップのインタビューに答えたそうで、
こういう境遇が、ガスケの今の苦境を招いた、というようなことなのかしらね・・・。

GASQUET : LE PRODIGE DANS LA TOURMENTE
(ガスケ、嵐の中の神童)

9歳のリシャールを将来の世界No.1かもと紹介する映像、
最年少でマスターズ・シリーズに参戦した15歳の頃、
ローランギャロス・ジュニアで優勝した2002年の3本。
両親が撮ったという4歳のガスケのテニスっぷりも見られます。

繊細なコンタ

2009-03-19 01:20:34 | フランス関係
Cyclisme - Armstrong - «Contador est trop nerveux»
(アームストロング:「コンタドールは繊細すぎる」)

先週までのパリ-ニースを観たアームストロングが、
「コンタドールは世界最強だ。あえてネガティヴな点を上げるなら、彼は繊細すぎる。彼は十分強いのだから神経質になる必要はない。強いチームがあり、いい監督がいる。神経質になる必要があるかい?」
といった内容の発言をしたという記事。

今シーズンはコンタドールとランスの関係がなんだか一番のネタになってるもんね。
何を言っても記事になるというか、記者が必ず聞くんだろうけど。
ランス自身はジロでトップ10か5に入れたらいいなと言ってます。

ところで今年のツール、スキルシマノが出られるんだね!

Tour de France 2009

日本人選手が出場できるでしょうか。