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東京パリ日記

パリ日記第2章、終了。東京生活、再開。

日帰りザルツブルク

2014-08-27 23:17:20 | 
まーた間が空いてしまった!
まだ書いてなかったザルツブルク…どうしよう。記憶よ戻れ。

ミュンヘンのあるバイエルン地方とその周辺の電車で使えるバイエルンチケット(というような名前だったと思う)というのがあって、
最大5人まで同じ行き先に一緒に移動すると同額で一日乗り放題(だったと思う)
というお得チケットを利用して、日帰りで友人とザルツブルクへ。
22€だったかな、2人で行ったので1人11€でザルツブルクまで往復出来ちゃう。

…ということは5人だったら4.4€⁇
安過ぎ!ちょっと自信なくなってきた。
利用する方は正しい情報を確かめて下さいね…

一番早い特急には乗れないのだけど、1時間半くらいで行けるザルツブルク。
地元の人たちの雰囲気を味わいながらのんびりいくのもいい。

ミュンヘン自体もそれほど都会!って感じではないのどけど、
ちょっと郊外に出るとすっかり田舎。
そういやミュンヘン空港も街の中心から1時間くらい離れてるからのどか。

どこからがオーストリアだったのかわからないけど、窓の外にお城のようなものが見えてきて、
あ、ザルツブルク着いた!みたいな。
モダーンな駅で驚いた。もっとクラシックな街のイメージだったから。


オペラやコンサートのない時のザルツブルクは、
一日ぐるっと見て回るのにちょうどいい大きさ。
ただ、お城のある山に登るケーブルカーがお高くてね、
バイエルンチケットの電車代より高いし…とちょっと迷ったよね乗るの(笑)


すんごいお天気が良くて、いや良すぎるくらいで、
すっかり歩き疲れてしまった。


ザルツブルクのカフェで食べるケーキはドイツのと違って繊細!
と友人は何度も言ってました(笑)
だいぶ素敵なケーキに飢えてたみたい。


地理的には近いのに、オーストリアともフランスともかなり違うミュンヘンの食文化。
いろんな不思議や笑いや発見の多い旅でした。


とりあえずこれにて夏のヨーロッパ旅、完。



チェスキー・クルムロフ

2014-08-01 09:08:45 | 
パッサウを出てチェコに向かう道はどんどん山っぽくなっていき、
高速道路をびゅーんと飛ばすようなドライブではなく坂とカーブの連続に。
そして国境の看板を超えると、なんとなく民家の様子も変わる。
のどか、というよりちょっとさみしい感じになってくる。

チェスキー・クルムロフ周辺は夏のリゾート地なのか、
湖でボート遊びしてたり、ペンションがいっぱいあったり。
「チェスキー」というのは「ボヘミアの」という意味らしく、
チェスキーなになに、とか、チェスケーなになに、という地名がいっぱいある。

チェスキー・クルムロフ入口。

この手前に車は停めて、街の中へは歩いて入る。

中世!






こんなところで夕食。

やっぱり肉!

肉肉!

大量だったけどほぼ完食。
ドイツで食べるより美味しかったよ。

陽が長いこの時期のヨーロッパ。
夜景を見るためには待ち時間が長い。



ミュンヘンからの週末旅行

2014-07-31 20:32:15 | 
友人夫妻と週末旅行。
ミュンヘンからパッサウを経由して、チェコのチェスキー・クルムロフへ。
片道約300キロの車の旅。
パッサウはちょうど中間地点くらい。


途中休憩。のどか。
高速道路はもちろん飛ばしまくりです。

パッサウは去年大洪水に見舞われたエリア。
近付くにつれ、たしかに水面近いねえ、となる。
市庁舎の壁には、何年にはここまで水がきたよ、という目盛が壁に刻まれてた。


立派な大聖堂とパイプオルガン。


そしてパッサウはドナウ川とイン川の合流地。色が違う!

(左がドナウ、右がイン)

ミュンヘンでは友人宅にお邪魔してますという感じだったけど、
パッサウに来て、「ああ、旅だ!」という気分に浸った。
いいところだった、パッサウ。
ここを目的地にしてのんびり船に乗ってもいいかもね。

おまけ。

パン屋さんもサッカーとは無縁ではいられない。
その国旗色のデザート…。

パッサウでお昼を食べて、いよいよチェスキー・クルムロフに向かいます。

ミュンヘンつづき

2014-07-30 00:06:28 | 
ミュンヘンで印象深かった写真のつづきを。
前回女性版の民族衣装マネキンしか載せなかったから、家族バージョンを。


着こなしがいろいろあるんでしょうね。正統派とか、今どき風とか。
お店によっても雰囲気が違う。高級店もあれば、お手軽な店も。

次は郊外の大型スーパーの店内。

これ全部ソーセージなの!ぶら下がってるのは超巨大なの!
まるで工具売り場のようだった…さすがだ…。

次はケンタ。なんでドイツに行ってまでケンタ、なんだけども、
友人はドイツに来てからまだ一度も入ったことがないというので、巨大な2階建てケンタ偵察してきた。

私たちはそれぞれバーガーのセットを頼んだんだけど、
まわりのみなさんはお皿に肉だけ乗ってるやつ食べてるの。
最初は「ああいうパターンもありなんだね」なんて言ってたら、
次から次へと来る人みんな肉しか食べてない!!さすが肉食!!
むしろ私たちが超珍しい注文してたみたい。

こちらはワールドカップ決勝カードが決まってからのスポーツ店。

あの体格のドイツ人選手はいるけど、アルゼンチン選手にはいなそう…というマネキン。

ちょっと観光風に、お城。広ーい!

このお城、友人宅から徒歩圏なんだけど、敷地に入ってから本丸までが遠いのなんの。


そしてミュンヘン最後の夕食はこちら。最後までソーセージ!

あいかわらず食べきれなかった。。

ミュンヘンはあんまりピリピリしてなくて、
住んでる人も観光客もわりとのんびりしていて、
豊かな街なんだなあと。
バイエルン州はドイツの中でも超リッチな州なんだって。
住人のみなさんのバイエルンを誇る気持ち、愛する気持ちが溢れた街であった。


次回はミュンヘンからのおでかけを。

ミュンヘンの街散策

2014-07-28 20:58:52 | 

東京では頻繁に会っていた友人とミュンヘンで再会。
彼女の買い物に付き合ったりしながら、ここ有名な教会だよ、みたいな感じで散策。








まあこういったのはヨーロッパの街を訪れると定番なのだけど、
これはミュンヘンならでは!といのがこういうの。


こういう衣装を売ってるお店が大通りに常時あり、
特別なお祭りでなくても普段着として着てる人もいて、
ちょっとびっくりだった。
女性だけじゃなくてもちろん男性もね。皮の半ズボン履いて。

これもちょっと、この感覚は!!

店舗の窓にこれがあって、宣伝効果があるのかないのか(笑)
おしゃれ!とかそういうのではなくて、おもしろネタを探す方向。

感覚の違いというか体格の違いというか、量も違うよね。


食べきれないだろうとわかってたけど頼みました、
ソーセージ盛り合わせランチ的なもの。(ええこれランチです)

食べ物はなあ…ドイツ…。

通り抜けた墓地でリス発見。

ミュンヘンで友人と再会

2014-07-28 00:46:05 | 
前後しますが、今回の旅は前半がミュンヘンとその周辺、後半がパリ。
通過したことしかなかったドイツにがっつり滞在した前半を振り返り。

まずですね、ドイツの皆さんは普段からすんごいサッカー熱が高くてですね、
しかもミュンヘンに到着した日はちょうどドイツ戦が!!
みんなちゃんと働いてるー!?


到着早々バイエルンミュンヘンの皆さん。

空港に迎えに来てくれた友人、
なんとドイツ国旗カラーのレイを持って待っていてですね、

「いらっしゃ~い!!」

って言いながら首にかけてくれまして、まさかのドイツサッカー愛の洗礼(笑)
(※友人は日本人です)

さらにミュンヘンの空港建物の中庭にでっかい中継画面と本格的なスタンドが組まれていて、
友人はそこのチケットを入手してくれようとしたそうなんだけど、売り切れ。
会場外から覗き込むように画面に見入る人も多数。
さすがドイツのサッカー熱の高さを体感。

そういう国だからこそあの強さが生まれるのかも。
滞在中を通してすごく感じた。
4年に1度、しかもドイツ優勝に終わったあの大会中に滞在できたこと、
貴重だったかもしれない。(でも熱すぎてちょっと引いた…)

ミュンヘンに行ったのは友人夫妻が住んでいるからで、
観光情報とかなんにも調べずに、ただ友人に会いに行った、という感じ。

空港でお約束のビールとソーセージ。


再会の興奮とフライト疲れで味はよく覚えてないけどたぶん美味しかったと思う!

しっかし当たり前だけど、ドイツ語わからん!!!
じーっと見つめても読み方もわからないし、
じーっくり聞いても聴きとれる単語ないし、
辛かったわーー。

救いだったのはミュンヘンの皆さんが優しかったこと。
ドイツ語わからないとわかっても嫌な顔しないし、急かしたりもしないし、
パリでフランス語全くわからないよりはきっと辛くないはず。。(笑)

友人に連れられてあちこち散策したので、それはまたあらためて。

パリでの過ごし方

2014-07-27 18:23:13 | 

写真は南京錠だらけのソルフェリーノ橋。(後ろはオルセー美術館)
ポンデザールだけじゃないのかよ!
と思ったら、橋の上で南京錠売ってる人がいるからなのね、ご丁寧にペンも用意して。

この橋のフェンスもそのうち重みでやられるかもね。

今回のパリは旅行というより、何と言うべきか、
アパルトマンに着いて早速1週間分の買い物をしに近所のお店を回って、
一通り揃えてふぅーっと落ち着いて、
パリだーーとほっとした気持ちになった。

知ってる街、知ってる言葉、友人知人。
やっぱりそれはでかい。

友達に会って、バレエ観て、食べて、散歩して、買い物して、
あーしあわせ。

唯一観光っぽいことをしたとしたら、オルセー美術館再訪。
夏って人多いのね。。
入口の行列の長さに一度は諦めたんだけど、
改装後のオルセーを見てみたくて別の日に並んだ。
30分位かな。館内も人が多すぎてちょっとがっかり。
観光シーズンだからしょうがない。

そんなわけでパリ観光はせず、
ソルド真っ最中のパリを歩き回り、
たまにワールドカップの試合を見たりしながら、
プチパリ生活してきたのであった。

あと、お天気には恵まれなかったなー。
それもまたパリ。
一番大事なのは数年ぶりに会うみんなとの再会。

パリオペラ座バレエ団「ロビンズ/ラトマンスキー」

2014-07-22 23:34:13 | 

バスチーユでノートルダムドパリ、
ガルニエでロビンズ/ラトマンスキー。
贅沢。
(もちろんどっちも見られるようスケジュール組んだ)

前半のロビンズプロ。
美しい!なんの装置もないがらーんと広い舞台を彩るダンサーたち。
ジョシュアのソロで始まるのがまたいい。
先日のフロロが強烈に焼き付いてるけど、こういうシンプルな美しさも魅力。
なんというか、チャーミングなのよね。
アマンディーヌも良かった。

そしてオレリー!
美しく強く妖艶でかっこいい!
短いソロであっという間に観客を虜にする。
なんでしょうあの力。さすがオレリー様だ。(笑)
今回観れて良かったなあ。
来年のオレリーのアデューも観に来たい…。

しかしこの夜の主役はクリストフ・デュケンヌ。
この日が彼のパリオペ最後の舞台。
カーテンコールでジョシュアに促され真ん中へ。
花束が投げ込まれ、戸惑いながらも1人挨拶をするクリストフ。

私もこの日は舞台上の彼を追い続けた。
デュケンヌがプルミエに上がった時なんて地味なプルミエだろうと思ったのだが(すいませんでした)、
引退が近づいて魅力がどんどん増していったような。
日本公演の椿姫でも素敵だったなあ。
エトワールではないから公式な「引退公演」はないけど、
この日の夜は間違いなく彼の夜だった。
観客からの暖かい拍手と歓声。感動。

ニコラの夜といいこの夜といい、
特別な時に居合わせることができてしあわせだった…。

以下キャスト。
DANCES AT A GATHERING
EN ROSE Amandine Albisson
EN MAUVE Laura Hecquet
EN JAUNE Héloïse Bourdon
EN VERT Aurélie Dupont
EN BLEU Laurène Lévy
EN BRUN Josua Hoffalt
EN VIOLET Audric Bezard
EN VERT Pierre Arthur Raveau
EN ROUGE BRIQUE Daniel Stokes
EN BLEU Christophe Duquenne


一方のラトマンスキーのプシケ。
うーーむ。むむむ?
すいません、私には魅力がわかりませんでした!

客演のディアナ・ヴィシニョーワとエヴァン・マッキー。
別キャストで観てないからなんとも言えないけど、これどうなんだ?
パリオペのために作られた作品らしいが。
衣装も振付も微妙。

PSYCHÉ Diana Vishneva
EROS Evan McKie
VÉNUS Stéphanie Romberg
LES DEUX SOEURS Charlotte Ranson, Laurence Laffon

というわけで、前半だけでよかったわー、
デュケンヌの“アデュー”で終わってよかったわー、
という感想でした。

でもひさしぶりのガルニエは、やっぱ気分上がった(笑)

パリオペラ座バレエ団「ノートルダム・ド・パリ」

2014-07-22 00:15:30 | 
ニコラ・ル・リッシュ、パリオペ全幕最後の作品。

「ノートルダム・ド・パリ」パリ・オペラ座バレエ団

観たのは次の2キャスト。
マチネがステファン/アリス/オドリック/フロリアン
ソワレがニコラ/エレオノーラ/ジョシュア/フロリアン

5 JUILLET 2014 À 14H30
ESMERALDA Alice Renavand
QUASIMODO Stéphane Bullion
FROLLO Audric Bezard
PHOEBUS Florian Magnenet

5 JUILLET 2014 À 20H00
ESMERALDA Eleonora Abbagnato
QUASIMODO Nicolas Le Riche
FROLLO Josua Hoffalt
PHOEBUS Florian Magnenet

マチネはステファンの優しいカジモドが印象的。
ただ、物語としていまいちピンと来なかった。
理由はソワレのキャストで観て判明。
フロロ役の差である。

ソワレはさすがの第一キャスト。
ニコラの圧倒的なカジモド、エレオノーラの見事なエスメラルダ、
そして素晴らしい演技力を見せたジョシュアのフロロ!

ジョシュアのフロロを見てやっと納得がいった、物語として。
フロロの抑圧、鬱屈、葛藤があるからこそ成立するのだな。
そこが明確にならないとなんだかわからぬままあら刺しちゃった!となり、
??が頭に浮かんだまま進んでしまう。
それがマチネ。(予習してなかったからね)

ソワレのジョシュアはものすごくて、
ヒリヒリするような緊張感となんて美しい!とうっとりしてしまうようなノーブル感を合わせ持ち、
ニコラのカジモドに影が薄くなることなど全くなくて、
コールドバレエを含めたみんながニコラ最後の舞台という気持ちも入っていただろうし、
マチネでは退屈にすら思えたとこもあったのに、
あっという間に時間は過ぎていってしまった…。

長い長いカーテンコール。
客席からは「ニコラ!ニコラ!ニコラ!」とニコラコールも(笑)
愛されてたんだなあ。

ニコラは、同じ作品同じ振付で踊っているはずなのに他のキャストとは全く違って見えるほど特別な何かを持ったダンサー。
ニコラのカジモドを観てしまうと他のダンサーは同じ役踊るの悩んじゃうんじゃないかと勝手に心配になったり。

引退するダンサーにさみしい気持ちになったけど、
ジョシュアをはじめ舞台全体として素晴らしい公演だったから、
これからにも期待!期待大!

ニコラ・ル・リッシュのアデュー

2014-07-21 00:33:05 | 

今回なぜこの時期にパリに行ったか、
それはニコラ・ル・リッシュのアデューだったから。

パリオペラ座のダンサーの定年は42歳。
ついにニコラもその時を迎えることに…。あああーー(涙)

ニコラがパリオペで最後の全幕ものに選んだのはローラン・プティの「ノートルダム・ド・パリ」。
なんか、らしいよね。
パリオペでの上演は10年以上?ぶりのようで私は初見。
結局予習せずにバスチーユに向かったのであった。

ニコラの最後の出演は7/5のソワレだったんだけど、
実は同じ日のマチネも別キャストで観たのだ。
マチネで予習、本番はソワレ、という感じだったけど、実際そうなった。
全くの初めてでなかったから、ソワレの舞台をより理解できたと思うし、
“ニコラの凄さ”、“ニコラだから”を目の当たりにした。

もうこの作品当分やらないんじゃないかなパリオペ、
って思うほどニコラのカジモドが凄かったのだよ。
そして舞台が終わって、歓声に包まれる客席と感極まるニコラ。
共演のダンサーたちも一緒にみんなでニコラに長い長い拍手を送った。

たくさんの素晴らしい舞台をありがとうニコラ。
パリに行って、パリオペに通うようになって、すっかりその魅力にはまったのはニコラの存在も大きかった。
帰国してからもずっと特別な存在だった。

というわけで、パリで見届けてきた、ニコラの最後のカジモド。

写真は終演後のバスチーユ広場。