またBENである。
【僕の友だちとよべる友だちと一緒なら】
【僕はもう孤独じゃない】
【それに、僕の友だち、君にもわかるよ】
【僕が君の友だちなんだってこと】
相手がネズミだから、哀れだと思っていた。
あのひととわたしの関係に、投影させて、行き止まりの感覚を感じていた。
けれど、歌詞を素直に読めば。
『僕が友だちと思う友達と一緒なら、僕は孤独じゃない』
ということだ。
わたしが友だちだと思っていれば、わたしは孤独じゃないんだろうか。
そんな気がしてきて、しっくりくるようになってきた。
それは、あのひとだけじゃなくて、周りの人みんなにいえることかもしれない。
わたしは、人に対して、ほとんど悪意を抱かない。
ならば、わたしが接する人たちは、友だちで、わたしは孤独じゃないんだろうか。
淋しさのポットに、少し水が入る気がする。
同じように。
『君にもわかるよ。僕が君の友だちだってこと』
そのまま素直に読めば。
わたしがあのひとのことを、大事な人だと思っていれば、あのひとにとっても、わたしが大事な友だちだって思ってもらえるんだろうか。
そんな気がしてきている。そう考えていればいいような気がしている。
わたしが友達だって思っていれば、相手も友だちだって思ってくれると信じること、大事にされると信じること、それでまた、淋しさのポットに水が入る。
これが、人を信じるってことなんだろうか。
そういうふうに考えれば、ひとが怖くなくなる気がする。
少し、淋しくなくなる気がする。