Der König Hat Eselsohren

Luzern(ルツェルン)~Interlaken(インターラーケン)


昨日とうって変わって、今日は5時に起きて、7時までにはほとんど支度を終えて、荷物も詰めて、あとは朝食を食べるだけ、という状態に。
8時前にはホテルをチェックアウトした。

なぜこんなに早くから動いているかというと、今日はインターラーケンまで移動するのに、Schnelles Reisegepäck(シュネレス・ライゼゲペック)というサービスを使おうと考えたからだ。
これは朝9時までに駅で荷物を預けて手続きすると、同じ日の18時以降に目的地の駅で荷物を受け取れる、という代物。
22フランかかるし、25㎏までという重量制限もあるけれど、自分は小さいバッグひとつで旅行できるなら、こんなに楽なことはない。

特に今日は、チューリヒ~インターラーケン間は直通電車がないので、乗り継ぎの不便さを考えなくて済む。
それどころか、通常はベルン経由が楽で早いけれど、いずれ滞在予定のベルンを通るより、違う経路を使いたい。

チューリヒ~インターラーケン間にはもうひとつ、1時間ほど余計にかかるけれど、ルツェルンで乗り継ぐという方法がある。
これで行ったら、途中でちょこっとルツェルン観光もできるし、何より、この路線はスイスでも指折りの景勝コースだというし。
急ぐ旅じゃなし、これで行かないでどうする(笑)

1時間弱でルツェルン到着。

降りた人たちが、ど~っとそのまま駅から固まりで歩いて行くので、そのままついて行ってみると、船着き場だった。
そのまま遊覧船に乗るらしい。
そこまでするつもりはないので、街の方へ。

いきなり目に飛び込んでくるのは、ルツェルン最大の観光スポットと言ってもいいようなKapellbrücke(カペル橋)。



城壁でありつつ、貯水塔でもあったらしい。
橋にはずらっと、街の歴史を描いたパネルが掲げられている。



朝っぱらから、団体客が多い(笑)
いったん端っこまでいって、戻ってきた。

しばらく川沿いに行くと、どどん!と建っているのが、イエズス教会。







橋のこっち側の見所はこれくらいだ。

「死の舞踏」が描かれているSpreuerbrücke(シュプロイヤー橋)を渡って、対岸へ。







橋の向こうの石畳が旧市街だ。






が、しばらく歩いて、奇妙なことに気が付いた。

もう10時だというのに店がみんな閉まっている。
開いているのは飲食店と観光客向けの土産物屋だけ。

張り紙の出ている店に近寄って見てみると、どうやら今日は祝日らしい。
え~っ?!聞いてないよ!!
つーか、全国的な祝日ではなく、このあたりだけの祝日っぽい。
ホントに、小さな店からデパートまで、全部閉まっている。

歩いているのは観光客だけ。

わははははは!!今やこの街は観光客に占拠された!!
そんな感じ(笑)

だったら長居してもつまんないな。

この時点で、ルツェルンに到着してから、ちょうど1時間。
他にも一応、ライオン記念碑とか、見所はあるようなのだけれど、今日は午後から雷になる可能性がある、と天気予報で言ってたし、早めにここを出ることにした。

Rathausbrücke(旧市庁舎橋)を渡って駅へ向かう。
この橋からの眺めが、一番良かったりして(笑)






たった1時間半でルツェルン出発(笑)
電車に冷房が入っていないので、結構暑い。

2時間ほどの移動の中、右手に見えてきたのはまず、Sarnersee(ザルネン湖)!!





つづいてLungernsee(ルンゲルン湖)!!





最後にBrienzersee(ブリエンツ湖)!!





いかにもスイスに来た!!といった雰囲気の景色♪
クソ暑いけど…f(^_^;



じりじりと日が照りつける中、Interlaken Ost(インターラーケン東)駅に到着。
早速駅でユングフラウヨッホ行き以外乗り放題の切符を購入。
滞在日数が長いので、これを買っちゃった方がたぶん得だ。
しかもスイスパスを持ってるので割り引きだし。

既に13時だけれど、相変わらずお腹が空かないので、そのままインターラーケンの街を突っ切って、Interlaken West(インターラーケン西)駅まで歩いてみる。

この道の途中、Höhematte(ヘーエマッテ)という、公園というか原っぱから、遠くユングフラウが見える。



あの上、涼しそうだなぁ(笑)



それにしても、インターラーケンは思っていた以上につまらない場所だ。
土産物屋と飲食店とホテル、と完全に観光客のための街。
昨年行ったシャモニもつまらなかったけれど、こっちは輪を掛けてつまらない。
大体においてスーパーすらほとんど見あたらないのだ。
それにATMも見かけないぞ?!
こっちでお金をおろそうと思ってたんだけど、大丈夫だろうか?
まぁ、「日本円で買い物できる」なんて謳ってる店があるくらいだから、日本円を両替してもらうことくらいはできるだろうが(笑)


いったん西まで行って、ナニも面白いものがないので戻ってきて、Harder(ハーダー)へいくケーブルカーに乗ることにした。
ここの上から景色を眺めた方が、遙かに楽しい。
しかも今日は物凄く天気がいいので。



インターラーケンの街の向こうに、左から、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山そろい踏み!!

山を拝めるテラス席でビールを飲みつつ、駅でもらった鉄道のパンフレット類に目を通す。
つーか、朝食食べて以来、はじめて口にするのがビールって!!熱中症で死ぬぞ!!(笑)

も、ホントに暑いんだ。
でもって、どうもゆっくりのんびりするのが苦手で…f(^_^;

30分ほどビールを飲みながら、あれこれ検討した挙げ句、早々に席を立つ。

せっかく乗り放題の切符があるんだし、荷物が駅に着くまで時間もあるし、いっそのことこの天気がいいうちに、Lauterbrunnnen(ラウターブルンネン)に行っちゃったらどうかな?

もっとも今日の格好では、水飛沫がかかりまくるというTrümmelbach Fälle(トリュンメルバッハの滝)には行けないけれど、それはまた改めて行けばいい。

早速オスト駅からBOBに乗って、Lauterbrunnenへ。




気温が下がったわけではないものの、切り立った断崖絶壁のおかげで日が遮られて、インターラーケンよりは少し涼しく感じる。

しかも、




Staubbach Fälle(シュタウプバッハの滝)に癒される…。

ここも滝壺近くまで行けるけれど、それはまた、もっと歩きやすい靴できたときにしよう。
人があんまりいなくて、とても良い感じだ。


そこそこのんびりして18時過ぎの電車に乗り、インターラーケンに戻る。
荷物を受け取って、ホテルにチェックイン。

さすがに少しお腹が空いてきた。
サラダくらいなら食べられるだろう。
というかサラダが食べたい(笑)

いったん駅まで水と缶ビールを買いに行き(笑)、ヘーエマッテの向かいの店の席に腰を下ろす。
白ワインを飲みながら、Bunter Blatsalateを食べる。
これ、同じものをドイツで頼んだら、もっと豪快なのが出てくるんだけどな(笑)
同じメニューでもお上品な感じ。


食べ終わって、残りのワインを飲み干そうとしたところで、ウェイターがワインの瓶を持ってやってきて、「あちらの方からです」となみなみ注がれる。

何事だ?

なんと、ひとつ飛んで向こうに座ってるおじさんからのおごり!!
で、案の定、向かいの椅子に移ってきたf(^_^;

またナンパですかい…。

ただ、昨日と違って、日本に行ったことのあるスイス人。
多少日本語も交えつつ、久しぶりにまとまったドイツ語を話す機会ができて、少し口の滑りも良くなったようだ(笑)
しかも、明日泊まるホテルのこととか、ユングフラウは朝早くに行くと日本人で混み合ってるとか(笑)、結構役に立つ情報もゲット!!

今日この後さらに飲もう、というのを色々と理由をつけてかわしているうちに、ぱらぱらと雨が降ってきた。
そこに駐めてる車がオープンカーなので、と、背に腹は変えられない状況で解放される(笑)

明日の晩電話してくれ、といわれたけれど、絶対に電話しません(笑)
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